平成17年1月20日(3学期の授業が始まりました。写真や図などの資料を示しながらの学習を展開できるようにパワーポイントでスライドを作成しました。)

 新しもの好きで,何にでも飛びつく私ですが,パワーポイントにはだいぶ立ち遅れたようです。家庭教育学級やあちこちの学校・園に招かれて子育てなどについてのお話をするときにも,OHPを使っていました。なにしろ,以前に作ったTPがありますし,新しいものではデジタルカメラで撮った写真をシートにプリントしたりして使っていました。
 あるとき,「講演のときにOHPを使いたいのですが‥」と校長先生にお話しすると「さあて,あったかな?」とおっしゃいました。それでも,この校長先生はOHPをご存じないのかな,くらいに思い,準備していただいたOHPを使ってお話ししました。
 あるとき,近くの学校の研究発表をお聞きする機会があったとき,ビデオプロジェクターにパソコンを接続して資料を提示される情景を見かけました。こんな方法があったのかと思いました。公立の小学校や中学校,幼稚園での新しい機器の導入や活用に対して,やや遅れていたようです。それから一念発起,さっそくパワーポイントに取り組みました。
 天理市立前栽幼稚園の祖父母参観日に講演を頼まれたとき,さっそくこれを使いました。「科学の芽(目)を育てたい」という演題でのお話では,子どもたちが目を輝かせて自然を見つめ,新しい発見をする姿を紹介し,日本の四季の移り変わりのすばらしさを見ていただき,こんな自然に目を向けさせていきたいものだ。そんなときには,長い間,身の回りの自然を見つめてこられたおじいさん,おばあさんたちの素晴らしい力が発揮できるのではないでしょうか,とお話ししました。これに味をしめて,いくつかの学校でも,パワーポイントを使って作成したスライドを生かしてお話ししました。
 今度は,これを授業にも生かせないかと考えました。「ちょっと,この写真を見て下さい」と撮ってきた断層の写真を見せたり,「これは教科書の図だけれど,ここのところを見てみましょう」と拡大したりできるのです。
 勿論,板書は不要です。時間が節約できます。私のように週2日間で5つのクラスに1時間ずつ授業するという立場にある者にとってはもってこいの道具です。
 3学期からの授業に役立てるシリーズを作りました。さっそく,新学期の授業に役立てています。
 しかし,いいところばかりではありません。ついつい多くの情報・画像を提示し過ぎて,子どもたちを急かせることになってしまうなあという反省もあります。
 新しく登場した機器,その特性を生かして使いこなすために,授業の原点に立ち返って,自分の授業を評価してみたいと考えています。
 下のいくつかの写真は,講演会や授業で活用したもののいくつか。1〜6は日本の美しい四季,7〜9は気象の授業に使った奈良地方気象台の写真です。

1 春はサクラ 2 満開のサクラ 3 美しい渓流
4 高原の湿地帯 5 見事な紅葉 6 彩りが美しい
7 使われなくなった百葉箱 8 気温の測定です 9 風向計や風速計



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