平成16年12月10日(津山の町に出かけました。津山は江戸時代,洋学が盛んだった町,新しい時代へのさきがけになった町です。)

 先日,奈良で「川路聖謨(かわじとしあきら)さんを讃える会」が開かれました。私も発起人の一人として出させて頂いたのですが,奈良大学の学長・先生や帝塚山大学の教授・青山先生のご講演にほんとうにすごい人だったんだなあ,こうした人が奈良の街づくりをしてくださったのだと思いました。
 川路聖謨さんは江戸時代の末,奈良町奉行だった方で,奈良公園に桜や楓を植え,今の奈良公園を作った人と言っても過言ではありません。このほかにも恵まれない人の為になる施策を考え,実行し,仕事を終え,奈良の町を離れられたときには,多くの人たちが見送りに行ったと言います。
 こんな話を聞いてから,できれば,その足跡を見たいものだと思って出かけた1つに伊豆半島の戸田村立造船郷土資料博物館があります。このことは「あんなこと・こんなこと」の平成16年4月18日のページに書いています。
 川路さんは仕事で長崎にも行っています。そのとき通訳をした人が津山の人なのです。「これは放っておけない。ぜひ行ってみなくては」と出かけたのが津山の町でした。
 静かな城下町を歩き,古い町並みを歩きました。洋学資料館には近代史の資料がいっぱいでした。日本最初の化学の本・舎密開宗の実物を見ることができました。こんな山里に,日本の歴史を変えていくエネルギーが埋まっていました。その夜は,三朝温泉に泊まり,おいしいカニを堪能しました。
 翌日は,中国庭園を見学,素晴らしい晴天のもとで中国に旅行した気持ちがしました。帰りに,グランドゴルフ発祥の地・泊村に立ち寄りましたが,市町村合併で湯梨浜村と名前を変えていました。
 楽しい,そして,いろいろと勉強させてもらった旅でした。

これが洋学資料館です 元は銀行だった展示館です 箕作阮甫の家です
こんな焼杉の家があります 三朝の焼きガニです 中国庭園です
橋あり,滝ありの公園です 泊村のグランドゴルフです マンホールも!!!です



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