平成16年9月15日(天理市立前栽幼稚園の祖父母参観での「科学の芽(目)を育てたい」と題したお話で,パワーポイントを使いました。)

 これまでは,敬老の日とされていた9月15日は天理市立前栽幼稚園の祖父母参観の日でした。自然とのかかわりを重視した保育を展開しておられるこの幼稚園で参観のあとリズム室にお集まりになったおじいさん・おばあさんたちに「科学の芽(目)を育てたい」と題したお話をしました。
 この日は,朝から幼稚園に行き,私も保育参観をさせていただきました。県で一番のマンモス園であるたくさんの保育室で展開された工夫いっぱいの保育,私の孫はここにはいませんが,楽しく参観させていただきました。
 あるクラスでは,子どもとお母さんがゲームをすることになりました。ダッコされた赤ちゃんを担任の先生が預かることになりました。「赤ちゃんのダッコは久しぶり」とダッコされた先生でしたが,それではピアノの伴奏ができません。「いいですよ,座らせておいてもらっt結構です」ということで赤ちゃんはお座りすることになりました。少しすると赤ちゃんはハイハイを始めました。小さな机のところまで行ってつかまり立ちしました。「大丈夫かな,机がひっくりかえらないかな」と見ていたら,近くにいた男の子が立って行ってそっと机をおさえてくれました。このお子さんのご家庭が目に浮かびました。小さな子に対する目配り,心配りができる男の子でした。
 講演では,サワガニの研究をした小学校3年生の女の子,アメンボがとぶことを発見した1年生の子のことなどをお話するために,プロジェクターを使いました。5日程前にこの素晴らしい提示装置を試させてもらった私は,プレゼンテーション用のアプリケーションソフト「パワーポイント」も使いました。
 「なんと素晴らしい」,リバーサルフィルムでのスライド作成に苦労し,OHPが使われ始めたときにはいろいろな工夫で教材を作成した私でしたが,このソフト「パワーポイント」には驚きました。
 平成8年3月に定年退職した私は,現職の間はこうしたものを目にする機会がなかったのです。時代はどんどん変わっていくのだということ,だから常に勉強していなければいけないんだということを痛感したこの日でした。
 次の図や写真は,プロジェクターで投映したものの一部です。

講演のタイトルです これが私の願いです 小学校3年生の博士です
車大好きの子が大人になりました 虫大好きの子が大人になりました 日本の四季はすばらしいです



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