平成16年8月5日(星糞峠の近くにできた「星くずの里・黒耀石体験ミュージアム」を見学,黒耀石を材料に石器を作りました。「星糞」って黒耀石のことだそうです。)

 8月4日は,白樺高原のペンション「ビストロ・フィガロ」に宿泊,夜になって駆け足でやってきた台風11号が関西に接近していることを聞きました。「明日は雨らしい」とのことでどうしようと思っていたら,オーナーから新しく出来た黒曜石体験ミュージアムのことを聞き,翌日はここに出かけることにしました。
 火山活動でできた黒耀石は天然ガラスと言えるもので,鏃(やじり)や石のナイフの材料に使われました。この近くの星糞峠は縄文の昔から,黒耀石の産地だったそうで数多くの遺跡があり,ここから消費地へ送り出されていたとのことでした。
 金属のない大昔,石器の材料としてかっこうのこの石は,多くの人たちに大切にされていたのでしょう。ところで,こうした遺跡がある星糞峠です。「変な名前だな」と思いながら見学していたのですが,星糞というのは黒耀石のことだというのです。そして月糞というのは巻き貝の化石だそうです。
 帰りに,その星糞峠に行ってみようと,場所を聞きに行きました。しかし,まだ整備されていず,通行止めになっているとのことでした。大昔の人たちが黒耀石を求めて作業をつづけたであろう,その地にぜひ行ってみたいと思います。
 この旅の前日は,八島湿原の高山植物の群落や車山の気象レーダーを見学しました。Backをクリックしてください。

黒耀石体験ミュージアムです 大昔,黒耀石を掘った跡です 黒曜石の産地です
石器のいろいろです 石の使い道です 石のナイフを作りました

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