平成15年7月18日(梅雨中休み,高山サイエンスプラザと生駒市立高山竹林園に行ってきました。おいしいお蕎麦をいただけました)

 7月17日,奈良では青空がひろがりました。テレビでは,「梅雨は上がっていない。明日はまた雨になる」ということですが,せっかくのお天気,高山サイエンスプラザに行ってきました。学研都市けいはんなの高山地区,国立奈良先端科学技術大学院大学の隣にある施設です。
 この建物は全体がガラスばりなのですが,その壁は傾斜していて,芝生の中にカラーレンガで作られたアインシュタインの顔が映るようになっています。東側に広がるのが「科学する子供たちの広場(サイエンチス・ロンド)です。この広場には9人の科学者の像があります。虫取り網をで虫を追いかけているのがファーブル,ニュートンはリンゴを手に考えこんでいます。王冠をかぶってお風呂につかっているのはアルキメデスです。アルキメデスと言えば「アルキメデスのねじ」があります。ねじの原理の応用で回すと水がくみ上げられます。こうした偉大な科学者のことが書かれたプリントをもらい,説明してもらいました。スペース21と呼ばれているビデオルームでは,学研都市「けいはんな」を紹介する映画を見せてもらいました。
 次に,生駒市高山竹林園に行きました。いろいろな種類の竹が植えられ,その1つ1つに説明板があります。資料館には,いろいろな流儀,用途によって違うたくさんの茶筌(生駒では茶筅ではなく「茶筌」と書いています)や茶道具が展示されていました。 日曜日には,お茶会も開かれるそうですが,平日のこの日は散策する人もまばらでゆっくりと見学することができました。
 「お腹がすいてきたなあ」と思っていたら,すぐ近くにおそばの店・鶴亀庵がありました。「おそばですか,お茶ですか」とのこと,ここはおそばと手作りケーキの店なのです。「おそばをお願いします」と言うと,「では,さっそく準備しますから10分ほどお待ちくださいとのことで,その間,ゆっくりと庭や展示されている古美術品をを見せていただきました。今朝のNHK連続テレビ小説「こころ」で,「最近の人はうなぎ料理を待つ楽しみを知らない人がいる。昔は,「今時分裂かれているのだろう,いいにおいがしてきた,あれがおれの鰻かな」と経過をたのしんだものだが…というセリフを思い出しました。待ったねうちのあるおいしいおそばと,庭師であり鍼灸師であるご主人手作りのけんちん汁をいただきました。ぜひ行ってみたい店の1つです。
 ここには,抹茶用の石臼が置かれていました。「今も,ときどきは挽いて飲むのです」とおっしゃる抹茶用の石臼,粉体工学の専門家・同志社大学名誉教授の三輪茂雄先生にお聞きしていましたが,実物は初めてでした。




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