平成15年5月15日(気象の学習の発展として,自作の観測器具で気象台を作れないかと呼びかけています。ものつくりの楽しさを味わわせたいのです。)

 中学2年生で気象のところを勉強しています。先日は,雲のでき方を学習しました。
一昨年は,ペットボトルに写真のようなキティちゃんのポンプをつけて空気を詰め込み,栓をとって減圧し,そのときにボトルの中にうっすらと雲が発生するのを観察させました。ところが,このポンプが壊れていたので,新しいものを買いに出かけました。大和郡山市,天理市,奈良市とあちこち走り回り,コーナン,ベターライフ,ホームセンターなかい,オージョイフル,ロイヤルホームセンターなどに行ったのですが,見つかりませんでした。結局,こんな品物に強い工藤先生(一昨年,教えてくれたのがこの先生でした)に頼んで,大阪で買って来てもらいました。今度の装置は空気を抜く弁がついています。
雲の発生が見えやすいということで,授業では丸底フラスコと大きな注射器を使ったのですが,身近な道具で実験できることを知って欲しいと思っています。
こんな事の延長として生徒に呼びかけているのが「自作の装置による気象台つくり」です。
温度計=ガラス管や,ポリスチレン管ビニールホースと色水で作れます。ただし,水の密度変化の関係で4℃が最低になりますが…。
湿度計=毛髪やセロハンの伸び縮みを使います。てこの原理を使って動きを拡大します。
気圧計=10メートル以上の長いホースと水で作る水気圧計です。万博跡地に作られた「ソラード(鳥の目の高さで森を楽しむことのできる空中観察路)」の途中にあります。
でも,最近の子どもたちは忙しいのか,「よし,やってみよう」という生徒は少ない(ない)ように思います。昔の子どもと違うのでしょうか。




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