平成15年2月14日(3年生の「星と宇宙」の学習では,枕草子254段「星はすばる」を引用して勉強しました。)

  3年生の「星と宇宙」の学習では,枕草子254段「星はすばる」を引用して勉強しました。ほかにも「日は…」「月は…」などが並んでいます。
 中学校3年生での「地球と宇宙」では,中学校の内容に,もう少し詳しいことも付け加えて勉強することにしています。星団や星雲,銀河についての学習もその1つです。
 星団といえば,プレアデス星団が有名です。ある調査では,日本人の一番好きな星だと聞いたことがあります。「このプレアデス星団のことは,ずいぶん昔に日本の女性が書いているんです」と話すと,「紫式部ですか」「卑弥呼ですか」「それは,一体誰なんですか」という質問があり,女子クラスである3年E組ではずいぶん盛り上がりました。
 そして,枕草子に「星はすばる」という記述があること,スバルは「昴」と書くことを話し,昭和42年からずっと車はスバルで通し,現在7台目のスバルレガシィB4に乗っている私は「星はすばる,車もスバル」と自慢しておきました。なにしろ,スバル大好き人間なのです。
 ところで,「星はすばる」の続きはどうなっているんだろうと思った私は,国語の先生に尋ねてみました。すると,M先生が「確かあったように思います。でも,全部覚えているわけではありませんしねえ」と言いながら,全文が書かれた本から探してくれました。そして,すぐに見つけて持ってきてくれました。
 それによると,「星は すばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星,すこしをかし。尾だになからましかば,まいて」と続くんだそうです。現代文に訳すと「星はすばるがいい。七夕の彦星や宵の明星もステキだ。流れ星もいいけど、しっぽがなかったら,もっといいのに」とでもなるのでしょうか。
 「流れ星,あれはやっぱり尾がほしいなあ。しっぽのない流れ星なんて,○○を入れないコーヒーみたい」と自分の感想を話しながら,早速M先生が探してくださったこと,M先生のように「これはどうだったかな」「どこかに出ていたな」などと知識の輪を広げていく取り組みを大切にしてほしいことなどを話して,宇宙についての学習を締めくくりました。
 ここで,プレアデス星団の写真をお目にかけたいのですが,そうした写真の手持ちはありません。どうか,「スバル」なり「プレアデス星団」なりで,検索され,素晴らしい宇宙ショーを楽しんでいただきたいと思います。
 また,画像を提供いただける方がありましたらよろしくお願いします。 

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