平成13年10月28日(青少年のための科学の祭典2001に参加,奈良学園の生徒たちの活躍,県内の若い先生たちの意欲的な展示に学んできました)
 青少年のための科学の祭典2001 第4回奈良大会が,奈良女子大学を会場に開かれました。ここには,奈良学園中学校・高等学校も参加しました。工藤博幸先生に引率された生徒たちです。
 正門を入ると奈良女子大学(旧奈良女子高等師範学校)の旧本館があります。重要文化財であるこの建物は記念館になっています。ここには,「宇宙から奈良をながめよう」のタイトルで人工衛星の画像データから奈良盆地の様子を眺める展示が行われていました。
 中庭に張られたテントに,奈良学園中高の実験コーナーがありました。タイトルは「二酸化炭素が作るおやつの世界」です。集まってきた子どもたちに工藤先生たちが,二酸化炭素を利用したおやつを配ってその科学を解説していました。「シュワーッ」と清涼感が広がるおやつ,「パチッ」とはじけるおやつの科学です。私も「パンチコーラSP」をもらってほうばって見ました。シュワーッとあわがひろがりました。胃検診のレントゲン撮影のときの発泡剤を思い出しました。
 大学会館2階には,久保田憲司先生が一輪車ロボット「クッピー」を展示していました。熱心な中学生が説明に聞き入っていました。となりの部屋では,田原本中学校の中尾靖先生が身の回りにあるもので作った地震計を展示していました。中尾先生から「ぼくは,若いころ,先生に授業を見てもらって指導を受けました」という話がありました。田原本中学校から校内研究会での指導要請があり出かけたことを思い出しました。
 理学部A棟の2階会議室には「液晶インキの名刺を作ろう」がありました。大淀緑ケ丘小学校の今中冨美子先生と田原本南小学校の松田悦子先生です。いただいた名刺用の紙に名前を書き,液晶インキを塗った紙でできた星型で飾ってラミネートしきれいな名刺を作りました。
 中庭では,大淀中学校の田中幸臣先生や畝傍高校の風間清光先生たちが小麦粉の爆発実験をしていました。
「こんなことをやってみたらどうだろう」「こんな実験をしてみたら」と工夫する先生たちの手で理科好きの子どもたちが育っていくのでしょう。
 会場には奈良学園中学校・高等学校の生徒たちも大勢やって来ていて,私もいっしょに歩き回り様々な体験をさせてもらいました。楽しい1日でした。


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