平成13年8月15日(土佐電気鉄道鰍フ路面電車の体験運転で子どものころからの夢だった電車運転士になれました)

インパク高知県パビリオン路面電車部会の真鍋と申します。この度は「路面電車体験運転」にご応募いただきありがとうございました。抽選の結果、8月15日(水)分にご当選されましたのでお知らせします。体験運転実施にあたり、安全に楽しく過ごしていただくための注意事項をお知らせしますので、熟読のうえ、8月6日(月)までに承諾確認のためのリメールをお願いします。

 というメールを受け取ったのは,夏期補習の最終日,あすから夏休みという 7月31日のこと,早速,その頃は東京から帰省しているはずの6歳の孫と3人で出かけることにし,切符と旅館を手配しました。
 8月14日電車大好き,大好き人間の孫のために,大和路快速,ひかりレールスター,岡山からは特急南風を乗り継いで高知へ。翌日,路面電車で,土佐電鉄梶@操車場内会議室に向かいました。
 途中から貸し切り状態になったこの電車,運転手さんのご好意で車庫まで連れて行ってもらえました。すでに神奈川県から来たという中学生たちが集まっていました。井上電車部長さんのあいさつのあと,運転台の制御器(マスコン・ノッチ)や逆転把手,制動把手などの説明を聞き,実物の手応えを確かめました。
 そして,いよいよ体験運転です。「圧よし,前方オーライ,発車オーライ」と指差確認喚呼,警笛を鳴らします。ノッチを1秒に1刻みずつ上げていきます。スムーズな発車です。教官の「オフ」の声でノッチを断の位置へ。ここからが制動です。「軽く手を添えていてください。私がやってみましょう」という第1回目の操作はギクシャクして停車。教官からは「ずいぶん力を入れてましたね。私が動かそうとしてもなかなか動きませんでしたよ」とのことで,最高に緊張していたことを思い知らされました。
 その後,1人2往復の運転体験,「少しずつは良くなったかなあ」と思いましたが,孫の採点では半分が×,半分が○でした。動かすのは簡単,止めるのが大変なのです。奈良市内で生まれ,まだ地上部を路面電車のように走っていた近鉄を見て育ち,蒸気機関車や電車の仕組み,運転のしかたまで出ていた中学校理科の教科書を学び,いつでも一番前に立って運転の様子や信号・標識・表示の意味を考えていた私,電車大好き人間の夢をかなえていただいた1日でした。
 その後,「路面電車体験運転証明書」をいただき,お礼を言って別れれました。それにしても,ていねいに指導してくださった方々,写真やビデオ(後で送ってくださるそうです)を撮って下さった方々,暑い日差しの中で両端の停止位置,線路の両側に立ち,安全を確保してくださった方々に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
 この日,参加した10名,各6回の発車,停車は合計60回,それに飽き足らず頂戴した「電車一日乗車券」であと5回,いろいろな電車に乗ったあと,奈良に帰ってきたのは午後8時過ぎでした。
 ところで,このときの様子が,「インパク高知」の路面電車部会」のホームページに載っています。孫の遼吾もいっしょです。なお,私のホームページ「やっぱり理科は面白い」もリンクしていただきました。喜んでいます。のぞいてみてください。
 インパク高知県路面電車部会はhttp://www.inpaku.net-kochi.gr.jp/densya/index.htmです。そして,あなたも電車の運転してみませんか楽しいですよ。l

    

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