平成13年7月26日(RoboFesta2001で久保田憲司君の一輪車に乗るロボット・クッピー君に面会してきました)

 久保田憲司君は,私が生駒北中学校で理科を担当した生徒です。彼の理科好きは大したものでした。そのことについては,やっぱり理科は面白いに書きましたから,そのページを見てください。今,彼な奈良県立王寺工業高等学校の教員として「物づくりの楽しさ」を生徒に教えていく取り組みを進めています。以前は,奈良県立奈良工業高等学校に勤務していましたが,このときにも,省エネカーなどの開発に取り組み,そのときの物つくりの面白さを体験した教え子の中には,新しい技術創造の最先端にいる人もいるようです。とにかく,彼のバイタリティー,それはそれはすごいものだと思います。
 ロボフェスタ関西2001は,7月20日(金)〜29日(日)に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開かれました。この日,奈良学園中学校2年の生徒を連れてのピース大阪(大阪国際平和センター)見学を終え,解散したあと,私は地下鉄阿波座駅から会場に急ぎました。暑い日でした。汗をかいて到着した私を玄関まで出迎えてくれた久保田君の案内で会場へ。まずは,彼の自慢作を見せてもらいました。
 彼の一輪車に乗るロボット・クッピーについては,外形寸法 D300 W600 H1200o,重量25s,アクチュエーター:DCモータ 7.2V,制御方法:マイクロコンピュータ センサ:赤外線センサ×2 超音波センサ×4 動力:DC12V 120W と書かれています。平衡をとるために,宇宙ごまの原理を応用し,常に重力方向を示すものを作り出し,それに対する傾きを検知,コンピュータ処理によって,傾きを立て直すのに必要な分だけ車輪を回転させるようにしています。残念ながら,補助輪をつけたクッピー君は,ほんとによちほち歩きですが,ちょっと手をつないでやると安心して歩いていました。
 このコーナーには,先日,毛利衛さんがおいでになったとか,「なかなかすごいね」とほめていただいて「うれしかった」と語る久保田君のコーナーには,宇宙飛行士毛利さんとの記念写真がほこらしげに飾られていました。
 次々と夢を追いかける久保田君,私の理科教育がそんな原動力の一部を受け持ったということであると聞くと,うれしい気持ちでいっぱいです。
 下の写真は右から,久保田君のコーナー,一輪車に乗るロボット・クッピーと久保田君,クッピーの頭脳であるジャイロの部分です。

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