(4) ホールダウン金物の偏心によるねじれによる応力が溶接部に集中して溶接部分で破断した。※1 |
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通常のJIS規格の鋼材であれば、破断前に鋼材が伸び、粘りのある破壊性状(下左図)を持つが、JASS規格のホールダウン金物にはそのような粘りは見られず、非常に脆性的な破壊となる。
本来であれば、接合部でこの様な危険な母材の引張破壊や隅肉溶接部の破壊(脆性的破壊)が起こることは、鉄骨造では有り得ない。(下右図)
木造だから良いのだろうか?この辺の規格や材質検査を見直してほしいものである。
一般的な鋼材の荷重変形性能 | ホールダウン金物の溶接部での破壊
☆一般的には溶接部ではなく母材で破壊する |