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ホールダウン金物用座付きアンカーボルトを使用した場合の問題点


A現状の問題点

現在発行されている参考書等では、ホールダウン金物設置に座付きボルトを使用した時の注意点を記載している書物はなく、設計者や施工者にとって説明不足と思われる。

たとえば、(財)日本住宅・木材技術センターから発行されている「木造住宅用接合金物の使い方」の中に10kN用ホールダウン金物の基礎との緊結について説明している部分が記載されている。

しかし、そこには座付きボルトと柱・土台の接合方法は記載されているが、その両脇に押さえ用のアンカーボルトが明記されていないので、設計者や施工者は全く注意しないで設計・施工をしていると思われる。(下図)



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 ©Tahara Architect & Associates, 2003