第32回 公開講座
終了リポート

 

講師 元NHKアナウンサー 吉村 純子氏


第32回 公開講座の終了リポート

■実施前の募集要項

●日 時:平成15年1月24日(金) 19:00〜21:00

※午後6時30分より受付

※事前に連絡ある方は遅刻入場可(19:30迄)。  

●場 所:中央公会堂  2階 (第6〜8) 会議室

※正面玄関(西側)よりお越し下さい。
大阪市北区中之島1丁目1番27号 Tel 06-6208-2002
(最寄駅地下鉄・京阪 淀屋橋・北浜徒歩5分)


http://www.osakacity.or.jp/machi/map/research007/c/map1.htm
※財団法人 大阪市都市工学情報センターさんの
ホームページ内の地図がわかりやすです。

●講 師:吉村 純子(よしむら じゅんこ) 氏


【 経歴 】
元NHKアナウンサー
社会教育事業「日本話し方接遇教育会」を主宰
経営コンサルタント
バリアフリーマンション管理運営企業

(株)ジュン・システムブレーン代表取締役
地域社会に貢献するコミュニティビジネス研究会幹事

●テーマ 『CSを学ぼう!』

※補足説明 CS =Customer Satisfaction = お客様の満足度。
お客様(顧客)立場から客観的に、商品やサービス、接客方法を
考える技術的な概念や経営戦略。
お客様(顧客)の満足度を調査(アンケートや聞き取り)し、結果を分析(数値化)
して、
その評価を(自社又は第三者)が公表するなどの手法も見られる。
関連として(マーケティング用語)
CRM(Customer RelationshipManagement)
顧客満足度を図り、自社の利益に反映させるビジネスモデル構築の考え方など。


●内容  〜CS優良企業になる条件と人を魅きつけるプレゼンテーション手法〜

(講師からの事前メッセージです。)

経済成長率が期待できない今後は、限られたパイの奪い合いに拍車が
益々かかると思われます。

その中で生き残るには顧客からの支持を得た“CS優良企業(1)”
だけとなりそうであります。
そこでその条件を、一緒に探ってみましょう。

 さらに、次の“ビジネスを創立させたい(第2創業)・・・(2)”
と願望する方の為にそのヒントをお話し致します。

 売上を確保するには、『モノを売らなければ』なりません。
折衝の為の“効果的なプレゼンテーション手法(3)”のKEYをご紹介します。
人間関係力をつけ、売上倍増、ビジネス成功に結びつけましょう。
続きは、本講座にて・・・!

●定員50名様(先着順)

●会 費:2,000円(当日徴収させていただきます。

 ※懇親会(二次会)は別途、3,000円の予定。(21:30〜23:00)  
 ※懇親会も参加希望される場合は申込の際にお知らせ下さい。
 飛び込み参加はお断りする場合がございます。

●御申込先:総務担当幹事・金澤までお願いします。 kanazawa@itsuzai.net 


〜企画の狙い〜

今回は、リニューアルされた大正ロマン漂う大阪の顔「中央公会堂」を会場にします。

講師は、2度目の講演になる元NHKアナウンサー吉村純子先生をお迎えし
新春にふさわしく華やかに開催致します。

最終的な、テーマ・内容についてはこれから詰めていきますが
約1年前にご来校頂いた時はこんなテーマでした。

第18回 公開講座(2001年11月22日)
仕事に活かす女性から見た魅力的な男性像
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/18koza.htm

吉村先生は、大手企業・官公庁の社員教育、経営者講座のプロなのですが
早い時期から、現在のトレンドのような
「サラリーマンの創業・開業支援、中小企業の異業種進出支援」
を推進していらっしゃいます。

また、自らホームヘルパーの資格を取り
優しい介護、女性だけの介護グループを結成し、
多くの新聞や雑誌などに紹介されています。

また、地域社会に貢献できるSOHOビジネスを提唱し
コミュニティビジネスの研究会活動もされています。

職種や男性・女性を問わず、いいお年玉を見つけられる逸品企画です。
ぜひ、お早めにお申込下さい。
(インターネットで暇つぶしされているのか?正月明けは、非常に申込が殺到します!)


定員50名を越す満員御礼!

終了リポート

本年の最初の公開講座でしたが、お寒い中定員を超す
多くの方がお越し頂き誠にありがとうございました。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。

また、初参加者の方が20名近くもご来校頂きました。
新しい出会いは主催者として最も喜ばしいことであります。
今後とも引き続きのご参加をお待ちしております。

また取材にお越し頂きました「醸界通信社」様
http://www.jyokaitsushin.co.jp/ ありがとうございました。



さて、本題終了リポートといたしまして、
下記の参加者の声にあるように、同じ話でも
人により様々な角度からの受け取り方があるのだと改めて実感しました。

総体的には、目新しさよりも「当たり前のお話し」だったとのが主流の感想でしょうか。
愚見ながら、この長期経済低迷期に置いて、虎の巻も奇策も存在するわけではなく
結局の所は基本に立ち返ることが大切。

この「基本」とにいか素直に向き合えるかこれが一番重要なこと。
このことを吉村講師は多くの事例の中から教えて頂いたのではないかと思います。
皆様如何でしょうか。

◆企画担当 幹事

参加者の声

「もの」を売らないビジネスの究極はCSに尽きるかと思います。
「お客様が最大の営業マンである。」
この言葉は、身をもって実感している日々です。
  

・・・参加者の声より抜粋・・・                   


●女性参加者

吉村さんの、まさしくプロという話し方にまずびっくり。
内容的には、正直なところ、あまり目新しい話はなかったのですが、改めて勉強する良い機会になりました。

大きな流れで、「そうか」と思った部分と小ネタで「覚えて、使おう!!」と思った部分と2つあります。

(1)小ネタの部分では
初対面のスーツは紺かダークな色
資料で説明するときは表紙をつける
名前は最初と最後に一度ずつ

雑学的なところでは、欧米ではテーブルの上に手を乗せるのは、相手を攻撃しない意味などです。
 
(2)大きな話の流れで感じたことは
まず、吉村先生は、かなり厳しい人だなと、
また、商売にかけているのだなと思いました。

時代の流れとしては、「値下げ、値下げ」の流れになっています。
よく、「安くしてくれるの?」とか言われます。
でも、私としては、常々、値下げではなく(「ぼったくり」でなく「適正価格」で。)
中身で勝負したいと考えておりましたので、
先生の「経営資源を集中し、値下げではなく内容の充実度、専門性で勝負する」
というお考えを聞き間違ってはいなかったのだとほっとしました。
  
でも、集中したいのはやまやまですが、
まだまだ、開業1年目の私としては、「自分の専門的なところのみ」でご飯を食
べていくのは大変厳しいことです。
理想と現実の狭間にいますが、これから、少しずつでもそういう方向に持ってい
けたらと思っています。

また、私はまだまだ甘いのか、先生のおつしゃった「利益率の悪い事業は切り捨
てる」というお考えには馴染めません。
もちろん、商売ということを考えれば、そうなんですが、利益率だけを物差しにしたくないと思う気持ちはあります。

お金だけを見るのであるのならば、私はOLを続けるべきだったからで(今のところは)、
そうではない何かを求めて、私は独立したいと思ったからです。

利益率が悪くても(赤字では商売にならないのでダメですが)、やらなければならない仕事はあると私は思っています。
それが何かというと、具体的にはいえませんが、きっと「私にしかできない仕事」がそれだと考えています。

まだまだ、新米なので、偉そうなことはいえませんが、
自分の足下を固めることができたら、社会貢献できるような人間になりたいと思っています。


●男性初参加者

今回、初めて公開講座に参加させていただき、
吉村先生はじめ皆様にお会いできたことは
私にとりましては新鮮で貴重な体験の連続でした。

「CSを学ぼう」からは長年社会に関わりながら仕事をしてきた私にとりましても
学ぶべきことの重要さを改めて感じております。
中でもJR東海・トヨタ・中部電力の3社協働に於ける中高一貫教育事業や
ルーレットコマーシャル等にみるコラボレーションの重要性や
起業化に於ける資金の共有化(リスクの共有化含む)の問題などは
大変参考になるものでした。

次回も是非参加させていただきたく思いますのでよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。


●女性初参加者

セミナーに対する意見・感想ですが・・・
最後のほうが、いかにも時間が無くなってきた・・という感じで
かけあしになってしまったのが、少し残念に思いました。
と言うのは、最後の部分が一番、このセミナーのテーマに
沿った内容であり、重要なところだったからです。

表形式になったものを、貼り出され、
その説明が一番、皆さんの聞きたかったところではないでしょうか?
それを聞きに行ったのに、それをじっくり聞けなかった点は、
非常に残念なところです。

でも、吉村先生のおっしゃること、流石でした。
ニコニコしながら、お話になる姿も、
今後のプレゼンテーションに参考になりそうです。

色々と、興味深いお話を聞くことができまして
良い時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございます。


●女性初参加者

初参加者の感想をというお話ですので、
単なるOLの感想ですが、少しだけ感想をメールいたします。

吉村先生の講演は、メーカーの一OLの私には、ちょっと分野的に遠かったようです。
営業、お店経営、起業する方向けの理論では、と感じました。
例えば、プレゼンの時は、こういうところがコツ、
みたいなレベルであれば、私レベルでも身近に感じられたかもしれません。(生意気ですみません)
梶本会長のお話は、長い事業の経験に基づいた、
しかも個人の魅力が感じられるお話で、とても分かりやすく、なおかつ勉強になりました。

話は変わりますが、会の段取り、進行等は、
私としては何も不手際があったようには感じませんでした。
私もたまに小さな会の幹事をしますので、本当にそう思いました。
いろいろとお世話になり、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。


●男性初参加者

正直、私には物足りなかったです。講師が、最初の方に言われてました。
「時代が変わっているのに一人一人が意識変革できていない」
「時代が変われば、視点を変えなくてはならない。大手企業ほどそれができていない」

うんうん、その通りだ。じゃあ、どう意識改革したらいいのかな〜と聴いていたのですが、

その結論が、
「売れないからって安くしちゃぁだめですよ」
「もっと真剣に営業しましょう」
「マニュアルをつくりましょう」
「せめてお客様の顔を覚えましょう」
「服装をきちんとして、礼儀正しくしましょう」

なんか入社直後のマナー研修を再度受けているみたい・・・
しかも新しいことも特に無い。今までとどこが違うの???

私は、むしろ考えて意味があるのは、「なんで今更CSなのか」ということだと思います。
「お客様の満足を追及する」みたいな内容は、たいがいの企業が「社是」「社訓」レベルで言ってること。
でも、今になってこうまで「CS!」なんて強調されてるのは、
今まで「客の満足」なんて経営者レベルではたぶん、それほど考えられてなかったということなんでしょう。
(だから、「CSが大切」なんて言うコンサルの需要がある)
知りたいのは、時代はどう変わってるのか?ということ

(CSなんてかんけーねー)昔は単につくりゃーモノが売れた(高度成長期)
               ↓
だんだんCMして、幻想価値を付加しないと売れなくなった('70年〜)
               ↓
CM効果も薄れて、営業マンがごっつ無理強いしなきゃ売れなくなった('80年〜)
               ↓
それも限界。禁じ手「最終手段」=価格を下げても売れなくなった(バブル以降〜)

「あ〜デフレスパイラル〜、ほんま売れへん。
 安くせにゃー売れん、かといって安くしたら仕事したらしただけ損や。
 でも、取引を止められたらえらいことになる。損してでも続けるしかない。
 でもどんどん利益は消えていく〜。いったいどないしょ〜(;_;)」

ということで、いろんな答えらしきものに飛びついてるのが現状では?
その一つが「CS」という概念ってわけ。
そこであらためて、CSが今更強調されてる理由って?

実は、人はモノよりむしろ人とのつながりを求めていて、モノが売れるとしたら、その文脈の中でしかない。
そういうことなんじゃないでしょうか。

つきつめると、この豊かな時代にさらに売れるものってあるのか?
はたまた、営業マン本人の活力はどうやったら上がってくのか、
ひいては企業組織の活力そのものをどうUPさせんのか
という重大な問題に行き当たっちゃう。社会や組織の問題です。

それに答えを出すには、時代の変化の本質を掴んで、
人々の意識の向かう先を、自分の頭で考えてかないとあかんのやと思います。
(実は、そっから先が問題であって、問題提起だけでかなり冴えないんですが・・・・)

大きなパラダイム転換みたいなものが必要な時代なんだと思います。
そのあたりを語れる方の講演を聴いてみたいです。

2次会は、といえば、とても楽しかったです。スタッフのみなさんが、いろいろな方の間をまわってくれたので、
参加した方々が関係を創りやすくなっていて、とてもよかったと思います。
ほんとにいい時間を持つことができました。ありがとうございます。

第2部の懇親会(二次会)会場の「ドンナカンナ ( DONNA CANNA) 」様
大人数(30名)で押しかけたにも関わらず
テキパキとお世話頂き、気持ちよく過ごすことができました。
白ワインと出来立てパスタ&あつあつピザ美味しかったです。
また予算もご無理言いました!

「DONNA CANNA」 
生ハムやベーコンはイタリアから直輸入、契約農家の有機野菜を使用、
素材にこだわったにイタリア料理・家庭料理。
素材にこだわって本場イタリアの家庭の味を再現。手頃な量や価格も嬉しい限り。
しかも料金も御手頃がうれしい! 関西交流大学おすすめです。

住所 : 大阪市北区堂島浜1−1−9    電話 : 06-6345-6783
営業時間 : 17:00〜2:00   定休日 : 日休(予約の場合営業)
淀屋橋駅4番出口より徒歩4分
http://www.geocities.co.jp/Foodpia/1346/osaka/mise/m_0133.html

 

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