第31回 公開講座

終了リポート

 

ショートプレミアムB

聞かなきゃ損するお金の話!



第31回 公開講座の終了リポート

■実施前の募集要項

●日 時:平成14年12月13日(金) 19:00〜21:00

※午後6時30分より受付  

 ※事前に連絡ある方は遅刻入場可(19:30迄)。  

●場 所:大阪産業創造館 6階会議室B

大阪市中央区本町1-4-5 TEL 06-6264-9800(代)  
地下鉄中央線・堺筋本町駅2番(または12番)出口から徒歩約5分(東警察署対面)
http://www.b-platz.ne.jp/contents/map/map.php3

●テーマ:聞かなきゃ損するお金の話 \$ 「ショートプレミアムNO.3」

●内 容:会社員は知っ得(社長業は必見)の
オムニバス形式お金の話が一挙、三本立て!!!
関西交流大学が総力を結集して2002年最後にご提供する熱血・公開講座。
金融関係に従事する優秀?なる会員によるきっと得するお金の話。
これを聞かなきゃよい年は越せません。

(1)やさしい税金講座
(2)お給料に関する話
(3)新規開業時の公的融資制度

●講師のご紹介

(1)やさしい税金講座
・知っておきたい最低限度の税金知識

【講師】税理士 山本慶一氏
★山本慶一税理士事務所
昭和33年生(若い?高2の娘が一人おります。)
日本大学法学部法律学科卒業後税理士事務所に勤務
32歳でようやく税理士試験にチャレンジを始める。
(それまでに結婚して子供も出来たし、酒もよう飲んだし、勉強きらいやったし。)
そんなこんなで平成10年12月、みごと税理士試験合格
(何年かかっとんねん!ってこれが普通です。長く苦しい8年間でした。)
平成12年10月  山本慶一税理士事務所を開業
現在、税理士業務のかたわら、
不動産業者主催のセミナー講師なんかもたまにやっとります。
今回関西交流大学では初めてお話しさせていただくことになってしまいました。

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(2)お給料に関する話
・退職したときの失業保険
・健康保険でカバーされる保障
・社長さんの労災保険・年金

【講師】谷井 明子氏
★いしきり社会保険労務士事務所★
瀬戸内でのんびり育った田舎びとです。
大学卒業後、大阪の中堅企業に入社
6年半の人事部勤務、2年半の社長秘書を
経て専門業務に就きたいと一念発起
会社を退職後、社会保険労務士試験に合格、
11月から「いしきり社会保険労務士事務所」にていよいよ本格始動です。
日本の復活は中小企業の復活から・・・
「伸びゆく会社のお手伝い、それが私の仕事です」をキャッチフレーズに、
社長さんの良きパートナーとなるべく日々がんばっています!

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(3)新規開業時の公的融資制度
・新規開業時に公的融資を使う場合、絶対知っておかなければ
ならないのに、どのセミナーでも教えてくれない基本的なこと。

【講師】東川 仁 氏 
★NPC(New Profit Consultant) システムアドミニストレーター
某弱小信用組合にて 融資・人事・業務推進・営業各職に従事
2000年に所属金融機関が破綻。資金供給ルートを絶たれた
顧客の為に、公的制度融資での資金調達に走り回る。
その結果、知らず知らずのうちにノウハウが蓄積され、
それまで、従事していた業務の経験をも生かし、
資金調達アドバイザー/経営コンサタントとして独立となる。

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●定員50名様(先着順)

●会 費:2,000円(当日徴収させていただきます。

 ※懇親会(二次会)は別途、3,000円の予定。(21:30〜23:00)  
 ※懇親会も参加希望される場合は申込の際にお知らせ下さい。
 飛び込み参加はお断りする場合がございます。


●御申込先:総務担当幹事・金澤までお願いします。 kanazawa@itsuzai.net 

 (※今回は、電卓を持参してきて下さいとの講師の御依頼ありです。)

申込要領は、下記『公開講座に関して』ご熟読願います。

〜今回の狙い〜

「衣食足りて礼節を知る」 孔子の有名な言葉ですが、
衣食とは現代に置き換えるとすなわち「お金」のことでしょう。
あの人はいい人だ、礼儀正しい。裏を返せば「金払い(気前)がいい」。
逆に、「ほんま付き合いの悪いやっちゃ!」「あいつは、せこい!」
と言われる人は、お金(自由に使える)を持ってないだけかもしれまん。

みなさん(9割以上)のパソコンに入っているOS
を作っている方の、寄付金額は半端じゃない。
発展途上国のGNPはいうに超える額ではないでしょうか。

人格の基準がお金ではないことは明白です。
でも、よく考えてみると大部分を占めているのも確か。
孔子曰く、「最低限度のお金がなきゃ・・・礼儀どころではないよ!」

で、お金の話です。
誰もが今より(少しでも)お金が欲しいと思う。儲けたいと思う。
または、節約できないか。無駄なお金を払ってないか。
商売でも家計でも同じですが、余裕を作るには
収入を増やすか、支出を減らすしかない。


ここで、考えて見ましょう。
我々は余りにもお金(自体の知識)に無頓着過ぎたのではないか?
だから、あの時大勢の人がNTT株を買いに走ったのでないか。
使う予定のないワンルームマンションやゴルフ会員券など
周囲(マスコミ)が騒ぎ立てるから、
なんか焦って我も我もと、右にならう。

日本人には元々「清く正しく美しく」という美徳感覚があります。
これ自体は決して悪いことではないのですが、
この作用でお金のことをいつもとやかく言っていると
嫌われる風土があります。
その反面、皆が同じことをやりだすと不安になるのです。
(これは戦後から続いた、受験戦争とも似ている。)


例えば生命保険の話。
生命保険といえばイメージとしてなんか逃げ出したくなる感覚がありました。
入社するとすぐに保険屋のおばちゃん(会社の団体契約先)が、
駆け寄ってきて「損はさせへんから任せとき。何も考えんと入りな〜」
とひつこく付きまとう。

夢希望に満ち溢れた、前途洋々たる新入社員に
「死んだ時はこれだけ出るから安心やで。」と言われてもなんか複雑。
そして、落とし所は「あんたの同期はみんな入りはったでえ、あんただけやで。」
つまり、保険の内容どうのこうのより群集心理をあおるのです。
また、そのひつこさから逃れる為に、
あっさり手を挙げた方が得策と考えてしまうのです。
かくして、やり手ババアに新入社員A君は陥落されるのだった・・・。


以前、関西交流大学の会員さんで外資系保険会社に勤務されている方に
「得する保険の見分け方」という講座を受け持って頂きました。
参加者(そんな保険の内容より、勧誘イメージが先行して)
最初は余り興味がない感じでした。

ところが、しっかりとした資格を持った専門家の話を聞くと
ついつい引き込まれてしまうのです。
「なるほど、たかが保険と思っていたのが
そもそもこんなに奥深い含蓄あるものだったのか・・・。」
私自身、感嘆しました。
また、自分の余りにも知識(関心)のなさに情けなくも思いました。

(平成14年6月28日(金)第25回 公開講座 終了リポート )
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/25koza.htm


さて、今回はズバリ「お金の話」です。
関西交流大学の会員の
金融コンサルタント、税理士、社労士3氏の豪華メンバーの皆様に
様々な角度からお金について語って頂こうと思っております。

もちろん、短い時間にどれだけの内容が出来るかはわかりませんが
きっと何かを発見できる糸口にはなるはず。

2002年、最後の最後にご提供する
関西交流大学・総力を結集した、超特大お値打ち企画!
これを聞かなきゃ、良い年は決して越せません。

◆関西交流大学・企画部

終了リポート
今回は、関西交流大学の正会員であるお三方様が講師役として登場。

前半は、約20分づつ、ショート講演をして頂きました。
後半は、三人様共壇上に並んで頂き、合同質疑応答。

これだけ少ない持ち時間では、扉を開ける手前で終わる
という感じではありましたが、これで良いのです。

例えば、「2時間みっちり税金の話をする」というと
最初から参加者対象が限られてきます。
ところが、ほんのサワリの部分だけを知ると
元々興味がなかった方も「もっと聴きたい」と知的好奇心を刺激されます。

また、講師陣も短い時間だからこそ、大海原に輝く真珠のごとく、
凝縮された価値のあるお話を引き出すことが可能です。
すると、今度は聴講側が欲求不満に陥ります。

そう、この欲求不満をあえて触発させることが、
関西交流大学が開発した全く新しい講座スタイル
「ショート・プレミアム」の真髄なのです。

とは言え、お三方様共お話の内容、話術とも1級品でした。
懇親会では、「これで終わるのは余りにももったいない・・・」
と早くもアンコールや指名リクエストが相次ぎましたので
お金(金融)の話シリーズ化も早急に検討したいと思います。

さて、関西交流大学の参加者構成は
大雑把に分けて、サラリーマン3割、社長業4割、
後3割が次期社長(経営者一族や独立準備中)。

なので、講座内容も"裏表”あり大変楽しかったです。
その一幕をご紹介します。

退職届けの話。
サラリーマンとしては、実質解雇勧告である場合
自分で届けを書いたら、失業保険が直ぐに出ないし損である。
所が、経営者の立場としたら、全文自筆で書かせなさい!
また、解雇実績?があると助成金等の対象外になるので
自己都合退職に持ち込まないと損。

などとテーマどおり、やっぱ聞かなきゃ損する話でした!

参加者の声

短い時間で話を編集するのが大変だったみたいでしたが、でも、とても実践に即した
お話が出てきて大変有効でした。(ホントお金を出してもなかなか聞けない・・・)
ホントビックリでした。

自分の持ってるノウハウをお話しするというのは自分のためにも良いし、他人にも役
立つことで、交流大学の目指す学習交流会にピッタリですね。
下手な弁士よりずーと良かったです。

開業者は投資という大きな負担を抱え出発します、勝って当たり前、負けると破産宣
告で社会からも認められなくなります。

その為に必死で努力するのですが、少しでも気を緩めると資金というのは厳しく迫りますよね、
一番肝心な資材(人材も含む)のところで、講師の皆様のように人に役に立つビジネ
スは開業者や経営者、会社員共々頼りになります。


●山本様、利益を役員で分配するシュミレ−ションは、
大変勉強になりました特に社会保険料とのリンクは感心しました。

谷井様、雇う立場と働く立場との違いをわかりやすく、
解説頂き良く理解出来ました。

東川様、国・金 信用保証協会 融資のポイント
を的確にご解説頂きました。
(スタ−トアップ資金)6ヶ月前の資金準備など
プロのアドバイスなしでは、見逃すところでしょう。

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