第2回 公開講座:終了リポート

★ワン・トゥ・ワンマーケティングの基礎講座


 
日 時:平成12年4月27日PM6:30〜8:30
場 所:北教養ルーム
テーマ:ワン・トゥ・ワンマーケティングの基礎講座
講 師:金田 晃一氏
     リミックスプランニングステュ−ディオ代表取締役


 

【WEBの発展?ワン・トゥ・ワンマーケティングへ】
 
●1999年は『WEBマーケティング元年』であると講師は参加者に告げた。
販売支援サイト・顧客フォロー型サイト・情報提供型サイト3つの種別に分類した
各企業の実例を解説しながら新しいマーケティング手法を紹介。
 
●WEBマーケティングとは『顧客』から『個客』へと移行すること。
『個客』識別マーケティング(ONE to ONE)への道を開花させた。
すべての顧客を平等に扱うのが従来型。
同じ商品、同じ価格、同じ扱いをしてきた。
 
●しかし、本来顧客は異なる商品を購入し、金額も様々。
この顧客の多様性を認めて、顧客を識別していくのが
ONE to ONEマーケティングの手法である。
米国専門家『ドン・ペパーズ』が唱えた、『市場シェア』ではなく
『顧客シェア』と言うまったく別の視点から展開していく考え方である。

 
〜例えばパン屋さんの例にて〜
 
●従来は何人の顧客がパン屋さんに買いに来るかが観点であった。
『ONE to ONE』では、Aさんが週に何回買いに来るかをはかる。
 
Aさんは別の店でもパンを買う。週に1回しか自分の店に足を運んでくれないとして
それを、週に3回来てもらう手立てを考えるのが具体的な視点である。
単なる会員制ではなく、Aさん、Bさん、Cさんそれぞれの嗜好を調査した上で
『個客のグループ化』をはかり、選別する。
 
提供する情報も各グループごとに差異化すればより深く個客を囲い込む事が可能になる。
つまり、付加価値の高い『個客メリット』の追求であり、『個客カスタマイズ』する姿勢である。
 
●この事を実現させる為には、
『誰が』・・・『いつ』・・・『何を』・・・『いくら買ったか』・・・と言った 購買記録を一元管理し
個客情報をデータ-ベース化する必要がある。
 
また、飲食店等の場合であれば
『誰といくか』・・・『何曜日にいくか』・・・『時間帯』・・・『最初の飲み物は』
と言う細分化した情報分析が求められる。
 
●ただ、従来はこのような顧客調査は膨大なコストが必要だった。
現在、情報技術(WEB)が発達した事によりコストや人的労力、スピードが
飛躍的に短縮した事により注目を浴び着手し易くなったのである。
 
本資料は24ページに及ぶ膨大な、緻密で実例的なものです。
(リミックスプランニングステュ−ディオ 所有)
入手されたい方は、ぜひ関西交流大学にご入会ください。

◆報告者/加地 光広

 


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