第29回公開講座
【2002年秋スペシャル】
平成14年10月24日
終了リポート


異色の若手起業家(大物講師)・
第2段企画
大物講師・中村 文昭氏

〈クロフネ・カンパニー社長〉

テーマ「お客様の心をつかもう!」

 〜破天荒青年の太腕繁盛記・続編〜

 

 

 

第29回 公開講座の終了リポート


■実施前の募集要項

●日 時:平成14年10月24日(木) 18:30〜21:00

※午後6時00分より受付  

18:30〜20:00 第一部(本講座)
20:00〜21:00 第二部(懇親会・質疑応答)

 ※事前に連絡ある方は遅刻入場可(19:00迄)。  

●場 所:ランドールビル 8階 『宝のちず
      大阪市中央区南船場1丁目3-5 TEL06−6261−1030

●講 師:中村 文昭 氏 (有)クロフネカンパニー 代表取締役

【プロフィール】
三重県の山深い村で生まれ育つ。皇学館高校卒業。
18歳で単身家出同然で東京にでる。
・・・職務質問を受けた警官が東京での友人第1号となる。
師匠(大物リーダー)に出会い影響を受ける。
・・・師匠のもと徹底的に商売の修行(野菜の行商)に励む。
19歳で六本木でショットバーの共同経営に携わり、店長を経験。
・・・斬新なアイデアで顧客満足を図り5店舗まで拡張。
21歳で地元に戻り、三重県伊勢市で
10席のショットバー「クロフネ」開店。
・・・顧客の心をとらえ大繁盛
26歳でLiving Cafe kurofune(クロフネ2号店)を開店。
・・・「人が集まり喜んでもらえる事業をしたい」という目標を実現。
ヨーロッパの一軒家を思わせるアンティークの調度品が飾られている店で
ブライダル専門部署を開設。
年間数十組の手作りレストラン・ウエディングで大人気。
地元の老舗ホテルが見学に来るほどの感動的な結婚式を演出。
口コミで話題を呼び伊勢市で大繁盛店となる。
http://wedding.yahoo.co.jp/24/detail/1686073001/
(Yahoo!ウェディングに掲載中)          
現在、大阪にて店舗プロデュースを務める傍ら
LMP研究所 http://www.lmp.co.jp/の専任講師や
関西交流大学他多数の講演など精力的に活動中。

●テーマ:「お客様の心をつかもう!」 〜破天荒青年の太腕繁盛記・続編〜

●内 容:一灯照隅(いっとうしょうぐう)・・・・

中村講師は、一つ一つの小さな出会いを大切にし、幅広い人脈を構築。
商売の基本はそこから出発点という、独自ののCS(顧客満足)活動を展開。
志を持ち、実現させていく心構へを学びたいと思います。

・店舗ビジネスに興味のある方
・お客様の心をつかむ方法を学びたい方
・独立開業を志している方
・何かを探している方
・自分を変えたい方

◎他向上心ある方のみご参加頂ける関西交流大学・秋の特別公開講座です。

●定員50名様(先着順)

●会 費:3,500円(会員3,000円) 当日徴収させていただきます。
※今回は、懇親会費用(軽食等)を含んだ会費設定となります。

●御申込先:総務担当幹事・金澤までお願いします。 kanazawa@itsuzai.net 

〜今回の狙い〜


この度の公開講座ほど、『機会の損失』・・・・・
という言葉の重みを感じた事はありませんでした。
参加できる状態(・・・情報を得ながら)でありながら、
何らかの事由で出席できなかった方・・・貴方様は本当に損をされました。
と前回の中村講師の終了リポート時に筆者は書き出しています。
それだけ感動が大きかったのです。
(2002年02月27日 テーマ:創業しよう! 〜破天荒青年の太腕繁盛記〜)

第21回公開講座では、開始から、数分後には参加者全員が一種の興奮状態。
電流が走るような中村講師のパワーに圧倒され
誰一人として目を離すことができませんでした。
もちろん、笑いあり涙ありの大いなるエナジーをプレゼント頂いたのです。

前講座では、何かを求めて東京に出た破天荒青年が
数奇な巡り合わせを繰り返す中
焼き鳥屋で隣に座った大男(師匠)と運命の出会いををはたし、弟子入り。
師匠から徹底的に厳しい商売の基本を叩き込まれ『守』の時代を完了。
やがて『破』『離』と一人立ちの時期を迎える。
地元の三重県帰郷し、伊勢にNO.1お店を持つとの志を立て、
見事それを成功させるまでの太腕繁盛物記でした。

◎詳しくは、第21回公開講座 終了リポートご参照。
http://www.itsuzai.net/kkd/koza/21koza.htm

さて、今回はもう一歩深く中村講師の商い魂を探ります。
お客様とは何か? 顧客満足とは何か? 商売とは何か?
ヒントを頂戴すると共にともに参加者全員で
このテーマを掘り下げて考えてみたいと思っております。

お客様の心をつかむ技を得ることが出来るか?
その答えは参加者しかわかりません!

もちろん、前回中村講師の講座を受けてない方も大歓迎です。

◆関西交流大学・企画部

★金澤総務担当幹事(最初のご挨拶)       ★阿部教務担当幹事(総合司会)

終了リポート

最初、『人様の役に立て』という母君の教えに
今の自分の根本があるというお話から始まりました。

また、今回は特に九州男児の師匠(タバタさん)との
非常に厳しい修行時代のストーリーを中心に
詳しくお聞かせ頂きました。

机の勉強を積んでこられた先生とは違い、
決して本に書いているような理論立てた講義ではありません。

ですが、次から次へと、あふれる本物体験に裏付けされた、あふれるキーワード。
その一つ一つがテーマである『本当にお客様に喜んで頂くこととは何か』
を確実に教えて頂きました。
このキーワードは、参加者全員の生涯の宝物になるはずです。

残念ながら、参加できなかった皆様に少し紹介してみましょう。
(※ちなみに師匠は熊本弁です。)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

中村講師 『どうすれば良い生き方ができのでしょうか?』
師匠    『成りたい人間のマネをせよ。』

師匠は言う。
『モノを買うな。 五感(見る・聞く・かぐ・味わう・触れる)にお金使え。
若い時から五感をケチってどうする。
五感の内音楽だったら、クラッシックも演歌も聞に行け。
聞いたこともない内から好きだと、嫌いだというな。
そういった未知の体験から本物の自分が見出せる。』

中村講師は言う。
『殴られても、ケツを出して踊らされても、おかまの格好をさせ
られても、なぜあの師匠について行ったか?
それは恐らく、師匠が好きだったから。
好きな人の為だったら、何でもできる。ワクワクできるからだ。
大人になってもワクワクしたい。このことが一番大事なこと。』

中村式読書法。
『まずゆっくり読む。書いている人は一所懸命本を書いているのだな
・・・・・その立場に立って読む。
どんな本でも良いことが一ヶ所は書いてある。
本をゆっくり読みながらその良い所がくるとメモを書いて本を閉じる。
その良い所を自分の言葉にしてしまう。』

中村式プラス思考の話
『不景気、不景気だと言っても、例えば25才の若者はバブルを知らない。
バブルを知っている中高年の人も戦後の焼け野原の時代を知らない。
バブルを基準にモノを考えるから、不景気なんだ。
焼け野原から考えれば今の時代はどうだろうか』

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

誠に申し訳ございませんが、すべて詳細を書くことは不可能です。
はやり、ナマの講義体験をして頂かないことには。
参加者の感動を100分の1もお伝えすることができません。

さて、お話の内容もさることながら、私が本当に感動したのは
熱気で身振り手振りの本講座約2時間。

その終了後、休憩もせず、懇親会タイムもづっと
お茶一つ飲まず、参加者の方全員と
名刺交換をいやな顔ひとつせずお受け頂いていたことです。
これは、マネできない本当に素晴らしいサービス精神です。
いいえ、中村講師の根本そのものかもしれません。

そして、中村講師は言う。
『いくら良いアドバイスを受けても、やらないヤツは絶対やらない。』

さてあなたは、いや私はやる人だろうか、やらない側の人だろうか。
天から聞こえるメッセージに耳を傾けながら考えてみよう。
いや考える時間はないのです。

そう、中村講師の教えて頂いた最大のこと。
周辺の人に自分の目標を公言することによって
自分自身を追い込むのです。

中村講師、
素敵な公開講座を創って頂いて本当にありがとうございました。
心より感謝しております。
また、ご参加頂いた皆様本当にありがとうございました。


◆企画担当幹事


★参加者は総勢55名の大盛況

 

 

 

 

 

 

★ずっと順番待ちの名刺交換タイム


参加者の声

●久々の、中村社長の豪速球、胸にジーンときました。
前回も,そうだったのですが,
はがきを用意したり,人の足を踏んでみたりは、
最初の一ヶ月だけ。なかなか、継続は難しい。

●中村社長のお話、期待どおり(期待以上)によかったです!
昨日の帰りの電車からこれを書いてる今もあたまの中がいっぱい
「いい感じ」で詰まってる...って感じです。
こう、上手くは説明できないんですが、この「いい感じ」を忘れずに
いくぞって感じです。
なんかよく解らない感想ですみませんー。でも「いい感じ」です。

●いや〜昨日の交流会、毎度毎度ながら良かったです♪
今日も、昨日交流会で一緒だった方と一緒に会っていた
ものだから、まだまだ続く、熱い思い!という感じでした(^^ゞ
私自身、色々あって、自分で仕事を進めて行くことになった
時だったものですから、大変、大変タイムリーで、心に響く
話題でした・・・あぁぁ、中村社長に出会ったのが関西交流大学
のスタートだった私にとっては、感慨深いものがありました・・

●講座が終わるごとにまとめていますが(?)今回の中村社長の講座ほど
キー・ワードに溢れた内容はありませんでした。
母親への説明、喜ばせる、人の役に立つ、謙虚、あきらめた時が失敗、
普通&常識を高レベルへ、全力疾走で自販機へ、目的--10、方法--0、
目標に対する思い・執念・メッセージ、第3店舗はオカマバー、好きな
人の為に頑張る、「お前から物を買いたい」、素直&明るさ、他人との比較、
自分自身の幸せ基準、本のいい話を5人にしゃべる、Planet&Moon、来ない
お客(大多数)の意識調査、魂のレベルアップ、LMPをよろしく。
項目が多くてスクランブル状態です。

●今日、一日“沸いてる”かんじがずーっと続いていました。
帰りにコンビニではがきを買って、
酔い冷め切らぬまま、中村社長にお手紙をかいて、
そのままポストに投函したら、疲れてるはずなのに、目はらんらん。
すっかり、寝るタイミングを逃してしまいました。

でも、今日一日いつもどおりに仕事をして、
眠たい、と感じることもなく、
むしろ妙なハイテンションで楽しく働けました。

昨日、中村社長がたばこをおばちゃんから買うっていう
話をしてらしたのを思い出して、
今日、いつも「こんにちは」程度の挨拶しか交わさない、
文房具屋のおっちゃんに、
「天気が崩れるみたいですね」って言ってみたんですよ。
そこから、土日は晴れて欲しいなぁ、って話がふくらんで、
なんか「五右衛門風呂って知ってるか?」とか言われて、
しばらく昭和30年代の日本の田舎暮らしのお話をしました。
いや、別にこの話にオチはないですけど・・・(笑)。
てな感じで、中村社長に元気をもらってます。

●中村さんのお話しは、
自分の中でも非常にタイムリーな思い悩んでいる事に対
する打開策になるお話しでした。

悩みとは、なんとかスタッフの潜在能力を引き出したい。
中村さんやタバタさんが重んじていたこと。価値観。

中村さんほど体得できていることは多くはありませんが、
自分にもいくつか共通して重んじている事があり、
その事をまずはスタッフと共有したいと思っていました。

軍隊主義的要素を多く含んだ人材育成方法。
終身雇用制でオリジナリティーの強い部下より、忠実な部下=優秀な部下。

しかしながら、今の社会ではその上にオリジナリティー(個性)が要求される
世の中になっているように感じていましす。
(デザイナーを抱えるうちとしては、個性を欠かすことが時に出来ないし・・・)

忠実でクローン化されたものに、個性を持たせる。完全に矛盾することに、
どうやったらそんなスーパーマンを生み出すことが出来るのか?

中村さんのお話の中とその後のアドバイスから、自分なりに出した結論としては、
軍隊主義的頭ごなしに押しつける教育方法から、スタッフの良いところだけに着
目し、褒め、重んじなければ行けないことを重んじることが出来ず過ちを犯して
しまった際にはそれを許し、気づかせる。

直球ではない分、根気と忍耐が必要だと思いますが、今自分が考えられる方法
論としては一番ではないかと思っています。
(果てしなく遠い道のりのようにも見え、気が遠くなっています。)

また、自分自身も中村さんやタバタさんの様になるために、
更なる努力をしていきたいと思います。
理解は出来ても、体得することは非常に難しいですよね。
(意識を失いかけるほど気が遠くなっています。)

でも諦めたら終わりですから・・・実現するまで頑張ります。
(とりあえず今はハッタリ)

最後になりましたが、はっきりと解答を出すことが出来、有意義な時間を過ごさせて
頂いたこと、中村さんを始めいつもながら幹事役として関西交流大学を運営されて
いる関係者の方々には本当に感謝致します。

関西交流大学は、最高異業種交流大学だと思います。
先日一緒に連れてきていた友人も感動し、
お礼を言われていましたので、この場を借りてお伝え致したいともいます。

第2部の懇親会では
ほのぼのとした団欒タイムが
流れました。

広報担当幹事:東あやさんから中村講師に記念品贈呈式
(第3部・会員限定の定例会にて)

第28回公開講座に戻る   第30回公開講座に進む

公開講座に戻る

ホームページに戻る!