BHDBタイプ、HDNタイプを使用する場合には、座金設置部分を上下より座金54角x6(Zマーク表示金物)で挟みこみ、ナット締めにして補強のこと。
※HDB・HDNタイプは、座金とHD金物の溶接部分がもろい。
また追加の注意事項として図中Lに示す距離を100mm程度確保することが望ましい。(柱の木口近くの乾燥割れ等をさけて金物を設置するため)
※中規模地震(震度5〜6)以上の大地震時において、耐力壁が破壊される時、粘りのある破壊形式が望ましい。
つまり、柱脚接合金物が脆性破壊しないで粘りを発揮させる為の方法の1つとして、座金を2重にかませることを推奨する。
白黒写真で少々見にくいが、引張耐力試験結果後のHDB金物である。
座金設置面でぱっくり裂けている。
正しい施工要領に則った場合には、柱とボルト部分での接合部では特に目立つ破壊現象が見受けられない。