A座金とナットの間にはスプリングワッシャーを入れ、ナットよりねじ山3山確保のこと。
※スプリングワッシャーにより、木材の痩せ(乾燥)による金物のゆるみを吸収する。
※製材後間もない材を使用すると、特に乾燥収縮が激しいので注意すること。
※きちんとした乾燥材を使用すれば、スプリングワッシャーは不必要となるが、なかなか乾燥材が実務の現場で使用されていないことがある。
そのため、乾燥による収縮等で生活上支障のある現象を起こす場合がある。
それを少しでも防止するため、スプリングワッシャーを付けた方が良いと思われる。
さらに、スプリングワッシャーより効果のある(高価であるが)「バネコイル」等を使用するとさらに効果がある。
※ひどい現場では、ボルト頭がナットより引っ込んでいるものもある。
これでは大地震等の大きな引張力がボルトに生じたとき、ねじ山の支厚部分が少ない又は余長が小さい為、ナットの部分でボルトが抜け出てしまい、所定の耐力を発揮することが出来ない場合もあるので注意が必要であるので、ナットよりボルトのねじ山を3山以上残す必要がある。