木構造建築研究所 田原

本ページの内容は2004年改訂版の耐震診断法に関する説明です。2012年改訂版の内容には対応していません。
2012年版については「耐震診断ができる、わかる。耐震補強マニュアル」をご覧ください。

2.3.3 上部構造の評価

各階各方向(X・Y)について、保有耐力を必要耐力で除した値を算出し、その最小値を上部構造評点とします。

上部構造評点 = 当該階・方向の保有する耐力 Pd /当該階・方向の必要耐力 Qr
参照: 保有する耐力 Pd 必要耐力 Qr

上部構造評点は数式からもわかるとおり、外力に対する保有する耐力の安全率に相当する数値です。

従来の診断法では1階のみの評価でしたが、新しい設計法では各階・各方向についてそれぞれ検討を行い、最も厳しい箇所の数値を建物の評点としています。

©2005, tahara architects. last modified 2005/01/07