小屋裏は、約1層分の高さがあり、一般の住宅であれば2階建てとほぼ同じ高さとなる。
精密な検討であれば2階建てとして検討すべきであるが、本診断法ではこのような物件の場合、1階範囲の倒壊の有無を判定する評価となり、そこまで精密には検討されない。
しかしながら構造計画上、小屋梁面での水平構面の剛性を高めることは重要になる。
水平構面の剛性を高めると言うことは、小屋梁面での水平構面の変形が小さくおさえて、建物全体が一体となって地震に抵抗し各耐力壁へ均等に力を伝達する働きがある。
故に@補強工事の前提条件と同様に必要最低限の補強工事として、施工可能な範囲には必ず水平ブレースを設置することとする。
前述の「6-2現況の問題点@」に重複