古い伝統的な木造2階建ての母屋。残ったのは増築部分のみだった。(面材と筋かいで耐力要素を取った比較的壁の多い)
やはり、重くて古い伝統的な建物は、耐震的に無理があり、残ったような非常に軽量な増築の木造増築部分が倒壊しないで、残るとは...。接合部においても、きちんとした金物はないのに。
その隣にあったのは昭和初期のものと推測される蔵。基礎はおそらく無筋のコンクリートと思われるが、アンカーボルトで土台が緊結されていない為ずれてしまっている。
また土台と柱等の接合部においては写真のように伝統的仕口が外れかけている。
本来ならば金物による緊結が望まれる部分である。
同上