環境省のデータを日経新聞(2006.9.5夕刊)が要約。
日本人の好きな温泉。

大深度掘削などの技術が進み東京都心でも見られるようになった。

だがその分布を源泉数で見ると、昔から有名な温泉の多い地域が際立っている。

環境省によると、全国の源泉数は2005年3月末で27,644ヶ所(未利用源泉数を含む)。

一番多いのは有名な別府温泉のある大分県で5,053。
次いで鹿児島県の2,819、静岡県の2,277と続いている。
自噴とポンプなど動力を使った汲み上げを合計した全国の湧出総量は毎分271万リットル。

これを都道府県別に見ると、最も多いのは源泉数と同じ大分(26万7千リットル)だが、2位は自噴量の多い北海道(26万5千リットル)になる。

消費者の財布の締まったバブル崩壊後に増えたのが日帰り温泉施設やスーパー銭湯など温泉を使った公衆浴場だ。


全国に7,294ヶ所あり、県別では長野が651ヶ所で首位。
環境省は「近くで手軽に楽しめる温泉施設の利用が増えたようだ」と話している。
順位 都道府県 源泉数
大分県 5、053
鹿児島県 2、819
静岡県 2,277
北海道 2,265
熊本県 1.412
長野県 1,034
青森県 1,028
福島県   779
宮城県   763
10 栃木県   600
11 秋田県   576
12 神奈川県   544
13 新潟県   509
14 岐阜県   502
15 和歌山県   489
源泉数の多い都道府県
須川温泉 (岩手県) 
玉川温泉 (秋田県) 
日光湯元温泉 (栃木県) 
草津温泉 (群馬県) 
 
都道府県別温泉源泉数