温泉200ヵ所達成記念/栃木・福島県の旅
当サイトの末尾についている「300」は、定年間際から始めた温泉巡りの温泉地別入浴回数の最終目標である。
その後、順調に数を伸ばして行って、200湯目前になった。せっかくの200番目を平凡な日帰り温泉施設で迎えるのは悔いが残るので、帰京を利用して、私の生れ故郷でもある栃木県、それも40年来訪れていない同県の最大の観光地、日光でこれを迎えることにした。
さらに隣県、福島県にある秘湯の中で、是非行ってみたい温泉があったので、2泊3日の行程とした。
入浴したのは僅かに3ヶ所となったが、日光の観光に十分な時間をさいたこと、栃木県宇都宮市郊外の先祖の墓を詣でたので、止むを得ない結果であった。
全走行距離 : 690km
(奈良ー東京往復距離を除く)
1日目
目黒区実家→環状7号線→練馬IC→東京外環自動車道・東北自動車道→宇都宮IC→日光宇都宮自動車道(有料)→清滝IC→日光東照宮(観光)→国道120号線(いろは坂)→明智平(ケーブル利用・観光)→華厳の滝(観光)→国道120号線→日光湯元温泉(泊)

2日目
日光湯元温泉→湯ノ湖観光→国道120号線→金精峠→菅沼・丸沼→国道120号線→戦場ヶ原・湯滝・竜頭の滝観光→清滝IC→日光宇都宮自動車道・東北自動車道→福島IC→国道115号線・県道30号線→野地温泉入浴→土湯峠→磐梯吾妻スカイライン(日本の道百選)ドライブ→浄土平観光→磐梯吾妻スカイライン→新野地温泉(泊)

3日目
新野地温泉→県道30号線・国道115号線・東北自動車道→宇都宮IC→国道4号線他→芳賀町(先祖の墓参り)→国道123号線他→宇都宮上三川IC→北関東自動車道・東北自動車道・東京外環自動車道他→目黒区実家
2004年10月6日(水)〜7日(金)
1日目
目黒区実家午前8時発
買いかえた車で初の遠出温泉旅行
東京外環自動車道
土地買収が進まず、20年、30年たっても「環」にならない。
日光街道・国道119号線に残る江戸時代の杉並木(今回は通らず、前回撮影)
  日光・東照宮
「見ざる言わざる聞かざる」
名匠・左甚五郎作「眠り猫」
華厳の滝
 奥日光湯元温泉
中禅寺湖
紅葉が色づいてきた湯ノ湖
湯が滲み出て沼状の源泉地
歴史ある「板屋」に宿泊
乳白色の硫黄泉が掛け流しの露天風呂
2日目
標高2,024m、群馬県との県境金精峠から湯ノ湖・男体山(2,484m)を望む。国道上の高い峠No1の麦草峠、No2.の渋峠を既に通過していたので、ベスト3を制覇した。
ついでに群馬県側に入って菅沼・丸沼を観光。
季節には高山植物が咲き乱れる戦場ヶ原冬の厳寒は有名。
高さ70メートルの滝で、幅は最大で25メートル、溶岩の上を音を立てて豪快に流れ落ちてくる。
湯ノ湖から流れ出た湯川が、中禅寺湖に注ぐ手前にある滝。男体山の噴火による溶岩の上を210mに渡って豪快に流れ落ちる。
湯 滝
竜頭の滝
福島県へ
3日目
福島県から栃木県に戻り、宇都宮市近郊の先祖の菩提寺の墓参りをして帰途についた。
先祖が寄進した山門
福島西ICから約30km、標高1,242mの土湯峠。
この周辺に秘湯が点在する。
日本の道100選、磐梯吾妻スカイラインをドライブ(2回目)
浄土平、ここでUターン。
  野地温泉
  新野地温泉
世界遺産に登録された「日光の社寺」の一つ、東照宮は徳川家康の霊廟として元和3年(1617年)に創建された。現在の主要社殿は三代将軍徳川家光によって造営されたが、これにより日本の代表的な神社建築様式である「権現造」が完成した。また、彫刻や彩色などの建築装飾についても、当時の最高水準の技術が用いられた。本殿・拝殿・陽明門などの8棟が国宝、34棟が重要文化財に指定されている。
国宝・陽明門
東照宮から国道120号線に乗って、中禅寺湖に向って、ぐんぐんと高度を稼いで行く。
奥日光へ
明智平
国道の途中は、日本の道100選の「いろは坂」。。
ピンカーブには、い・ろ・は・・の記号が付けられている。紅葉のシーズンは大渋滞となるので、早朝の通り抜けがポイント。
明智平にはケーブルカーで行く。日光一の展望台で、正面に華厳の滝・中禅寺湖、右手に男体山が見渡せる。
日光には四十八滝といわれるくらい滝が多いが、最も有名なのが華厳ノ滝である。高さ97メートルをほぼ一気に落下する豪快さと、自然が作り出す華麗な造形美の両方をあわせ持つ。和歌山県の那智ノ滝、茨城県の袋田ノ滝とともに「日本の三大名瀑」と呼ばれる。
周囲約25キロ、最大水深163メートルの中禅寺湖は、日光を代表する湖である。水面の海抜高度1269メートルは、日本一の高さを誇る(人口湖を除く)
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内湯から浸かったままで露天風呂に行ける。
土湯峠近辺には湯量豊富な秘湯が多い。
三角錐の鬼面山を背景に、2003年4月にリニューアルした鉄筋3階建の本館などの建物が鶴翼に広がり、堂々たる威容を誇っている。この周辺の一軒宿がすべて「日本秘湯を守る会」に加盟しているが、ここだけは会員ではない。この立派な建物では「秘湯」にそぐわないことは間違いない。
上記の野地温泉とは指呼の距離。
日本秘湯を守る会会員旅館である新野地温泉へは、ワイルドな露天風呂に惹かれて是非行きたかった。
手前が湯小屋
露天風呂に向う木の道。途中の山腹に噴煙が舞い上がる。
湯治場の雰囲気が残るオール木造の内湯なんとも趣がある。
本館内には、別の内湯がある。女性用は見晴らしのいい露天風呂が付いている。
ワイルドな露天風呂。女性用もある。
ここの名物は、なんと言っても建物の裏手に設けられた野趣満点の「露天風呂」だ。
豪快な山塊の鬼面山を背に、岩肌から源泉の湯煙が立ち上がる山腹に設けられた男女別の風呂へは、廃材などを利用した木道をきしませながら向う。右手に女性用、左手をさらに進むと男性用がある。これまた木材を立ち並べた目隠しの内側に6畳弱の風呂があり、すぐ近くの源泉から流し込まれたぬる目の白濁した硫化水素泉で満たされている。前方は展望も開け、これぞ秘湯を実感できる
早朝、宿を出て、国道を逆行し金精峠に立ち寄った。
群馬県側に入った国道120号線をUターン、再び栃木県・中禅寺湖方面に引き返した。
竜頭の滝を観光後、東北自動車道に乗って福島方面に向った。
翌日の朝食、品数も多くなかなかのものでした。
地元の食材を中心にした心のこもった夕食。
さすがフルーツ王国、食後、部屋に運ばれたフルーツ。うれしかった。