温泉名 : ひうちなだ温泉
施設名 : 休暇村瀬戸内東予 (宿泊日:2005.5.11)
所在地 : 西条市 
住 所 愛媛県西条市河原津
電 話 0898−48−0311
交通機関 松山自動車道いよ小松ICより今治、小松自動車道へ。今治湯ノ浦ICより、東予市方面へ約3分で休暇村
JR予讃線今治駅(駅前の4番バス乗り場)より瀬戸内バス河原津経由新居浜行きで約30分、休暇村入口下車。バス停より徒歩10分で休暇村。
施設(日帰り用) レストラン、ラウンジ、ロビー、売店、駐車場100台(目算) 
宿 泊 49室 9,765円(税込み、3〜4人1室)〜(詳しくは下記HP参照)
泉 質 アルカリ性単純温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 外来入浴は11時〜15時30分
定休日 年中無休
入浴料金 大人500円  各種日帰りセットが準備されているので下記HPご参照
入浴施設 内湯 : 男女各1  露天風呂 : 男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ・ロッカー、ドライヤー
観光スポット しまなみ海道及びその沿線の各種観光施設、石鎚山、タオル美術館、梅錦ハーガーデン砥部焼陶芸館
お土産・食事 両方とも館内で可
近くの温泉 鈍川温泉・湯ノ浦温泉・本谷温泉・今治温泉・道後温泉
西条市HP
観光協会HP
休暇村瀬戸内東予HP
http://www.city.saijo.ehime.jp/
http://www.imadoki-saijo.com/
http://www.qkamura.or.jp/
雑記帳 行政が運営する宿泊施設には、休暇村の他に国民宿舎、休暇センター、サンピア、グリーンピア、いこいの村、かんぽセンター、市町村施設などがある。この中には国の無駄遣いと社会的に厳しく糾弾され、全廃となるグリーンピアのような問題施設もある
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
ひうちなだ温泉・休暇村瀬戸内東予 (愛媛県)
温泉仲間のARさん、AKさんとの2泊3日・四国温泉旅。1泊目はあこがれの秘湯・ホテル祖谷温泉(徳島県)。2泊目は道後温泉(1. 2. )・鈍川温泉に立ち寄り、費用を抑えるために、温泉に入れる休暇村瀬戸内東予に宿泊した。ここの温泉は本谷温泉の引き湯、これで一日で伊予三湯に入浴したことになった。
西条市は、愛媛県の東予(とうよ)地方、西日本最高峰の石鎚山(いしずちやま 1982m)の麓に位置する。

2004年11月、旧西条市、東予市や2つの町が合併した同市は、臨海部が新居浜市と繋がって、四国最大の工業地帯を形成し、主力産業は製造業である。

石鎚山は、山岳信仰の山として知られ、日本百名山の一つであり、日本七霊山の一つで、一帯は石鎚国定公園に指定されている。

また、西条市は「うちぬき」と呼ばれる地下水の自噴が多く、水量豊かな町でもあり、日本百名水にも指定されている。
翌日、雨のしまなみ海道
前日、温泉仲間と憧れの祖谷温泉ホテルに宿泊。
この日は、高松・松山自動車道に乗って、道後温泉で入浴。
その後国道317号線を利用して北上、鈍川温泉にも立ち寄ってから、夕刻、国道196号線沿いのひうちなだ温泉にやって来た。

ひうちなだ温泉は、道後、鈍川と並び伊予三湯の一つである本谷温泉の源泉が、休暇村瀬戸内東予(とうよ)に引き湯されたものである

こういう例は全国に多く見られ、これでも別個の温泉地に勘定される。

四国には、もう一つ、休暇村讃岐五色台があるが、ここには温泉が使用されていない
「休暇村」は全国に36ヶ所、すべて国立公園・国定公園の恵まれた大自然・景勝地の中、広大な敷地に所在する宿泊・リゾート施設である。
運営は、環境省の外郭団体「財団法人国民休暇村協会(正職員800名臨時職員900名)」が行っている。
休暇村は、行政の運営する各種施設(下記・雑記帳参照)の中では、立地条件・設備などの面でもっとも優れ、そのリーズナブルな料金設定もあって、夫婦・家族・グループ旅行、何れにも向いており手軽に利用できる。

ここを含めて、いままでに4回網張温泉休暇村岩手南淡温泉休暇村南淡路めざめ温泉休暇村南紀勝浦休暇村を利用したが、前述の通り国立・国定公園の中にあるので自然・景観に恵まれ、ロビーやレストランなどのパブリックスペースが大きく取られて、とても快適である。

休暇村瀬戸内東予は、しまなみ街道で山陽道と結ばれた四国北西部の今治市から南へ約10km、国道を左折した海抜60mの小高い丘の上にある。
眼下には、日本の渚100選に指定されている桜井海岸や瀬戸内の小さな島々が望める。

どこの休暇村もそうだが、敷地はたっぷり取られ、駐車場も広い。
館内も同様だ。たっぷりした空間にシンプルな家具が配置されたロビーは、幼稚園の運動会ができるような広さだ。
分厚い赤絨毯や豪華な室内装飾がなく、温泉旅館やホテルの情緒は皆無。はなはだ機能的で、メンテナンスや掃除がし易いだろうな、と思ってしまう。でも、これはこれで良い。

案内された部屋は、男3人で和室の10畳(BT付き)、広縁もついていて十分な広さ、窓からの瀬戸内の風景も素晴らしい。

因みに部屋は全部で49室、和室(すべて10畳)・洋室とBT又はT付きの組み合わせで選べる。

食事は他の休暇村と同様、朝夕ともレストランのバイキング、地元の幸・料理も用意され、グルメでもない自分には十分満足できる。
バイキングの利点は、食後のデザートやコーヒーが楽しめること。これは旅館食では味わえない。

浴室は、、床・浴槽とも、名前は分からないが数種類の天然の石板が使われ品格がある。湯船は7mx3mくらいでかなりの大きさだ。
湯は、前述の通り、本谷温泉からの引き湯で、泉質は弱アルカリ性の単純温泉、透明で際立った特徴はない。

休暇村には珍しく、ここには露天風呂もある。これまたシンプルなデザインで小型のものだが、立ち上がれば眼下に燧灘(ひうちなだ)の海が見えて、じゅうぶん開放的だ。

ここは、立ち寄り湯が可能で、入浴時間は11時から15時30分まで、料金は500円である。

原稿がほぼ完了したとき、なんだか盛り上がらない記事と写真を見ながら、ハタと気がついた。
休暇村は、外観・館内ともすべて直線的で立方体そしてコンクリートの無機質な世界。曲線や木の温もりがまったくない施設なのだ。ここで温泉や温泉情緒を語るのはどだい無理というものだ。

とは言え、休暇村の部屋・食事・温泉などで総合評価すると、宿泊料の10,000円は決して損したという気分にはならない。
従業員の接遇もなかなかのものだった。

部屋の窓から見る燧灘
外観
フロント
ロビー
バイキングのレストラン
シンプルなデザインの大浴場
大浴場と同じデザインの露天風呂
@10,290円(和室・BT付き3人1室)