もっと知ってもらいたいニホンイシガメの魅力
世界中探しても日本にしか棲息していない亀。
それがニホンイシガメです。
日本の気候や環境に適した、とても魅力的な亀です。
決して絶やしたくない日本の宝です。
外国の亀を飼うんだったら、
この亀の素晴らしさや魅力をもっと知ってもらって、
是非、ニホンイシガメを飼って欲しい・・・。
そんな思いが伝われば良いのですが・・・。
魅力的なシーンを徐々に増やしていきたいと思います。
よってくる子ガメ | |
じっと、こっちの様子をうかがっています・・・。こんまいくせに、警戒心はいっちょまえです。何匹写っているかわかりますか? | なんやろ?エサくれるんかなぁ・・・って感じで見つめられます。 |
んんっ!あれって、ひょっとして・・・。 | お父ちゃんやん!!早よ、エサちょーだい!!てな感じで、よってきます。かわいい奴らです。 |
寄ってくる親亀 | |
エサをあげに行くと集まってきます。わたしのことを視認できなくても、音で寄ってきます。わたしが池の囲いの中に入ってきた音や気配でわかるみたいです。それでも来ない時は、池の縁のブロックを棒でコンコン叩くと寄ってきます。 | 手から直接食べる子もいます。指を差し出すとガブリッといかれますが、痛くありません。 |
何かを確認する時は、よくニオイを嗅いでいる仕草を目にします。 | こっちの様子をジッと見ています。こっちも見つめ返します。そんな信頼関係を築いていって、だんだんと慣れてきてれるのです。 |
わたしのスリッパに前足をかけてニオイをかいでいます。足臭くなかったかなぁ〜・・・うん、たぶん大丈夫だ! | ひとしきりニオイを嗅いだら、そのまま日向ぼっこ&お昼寝・・・ずっと、そばにいます。左の画像と比べてみて下さい。甲羅乾いてきてるでしょ。「安心してくれているんだなぁ〜。」と思うと嬉しくなります。(^▽^)b |
綺麗な甲羅 | |
甲羅の発色メカニズムについては明らかになっていません。 | 背甲については、黄色っぽかったり、オレンジ色っぽかったり、地味な黄土色だったりと色々です。 |
苔が生えて緑がかっていると思ったら、そういう模様だったりします。川の底にジッとしていると、よく見ないと石と見間違えてしまいます。実際、苔が生えていて川底の石そのものに見えることも多々あります。 苔がフサフサ生えている個体は蓑亀(みのがめ)といって、縁起物のひとつとして珍重されています。 |
奥の個体は、全体的に濃い黄土色っぽくて、手前の個体は黄色っぽい色に苔が生えているような模様が入っています。 季節によって色合いが微妙に変化します。血行のせいなのか脱皮のせいなのかわかりませんが、くすんでいたり鮮やかだったりします。 冬眠終了後は妙に鮮やかで綺麗に見えたりします。 |
綺麗な水の中では、甲羅も綺麗です。甲羅の手入れは全くしていません。池底に砂利を敷いていると甲羅の手入れの必要はありません。 | 綺麗な水で飼育していると、ニホンイシガメの美しさが更に映えます。カメ達も生き生きして見えますし、甲羅の手入れをしなくても、その美しさを自分達で維持してくれます。 |
腹甲は、背甲とは打って変わって地味な感じ。大体黒色一色で模様などは入っていません。ですが、首元や尻尾の付近にオレンジ色の綺麗な発色があることがあります。 | この個体には、尻尾の付近にオレンジ色の発色があるのがわかりますか。 |
同じように見えても一匹一匹模様や色が違います。また、子ガメから飼っていると、甲羅の色がだんだん変化していくのがわかります。 どのような理由で、どう変わっていくのか、まだまだ検証中なのでわかりません。飼育していく上での楽しみでもありますね。 この子は、地味な子ですが、ちょっと白っぽい変わった色をしています。どう変化していくのか楽しみですね。 |
最初からこんな派手な発色の子もいます。この子はいわゆる「クサガメ混じり」と呼ばれるような子ですが(「クサガメ混じり」については、こちらをご覧下さい。)、おそらくこの子も経年でかなり変化すると思われます。 |
雌雄の大きさの違い | |
ニホンイシガメは、オスとメスで顕著に大きさが違います。 | 上の左右の写真はそれぞれ違うオスとメスですが、両方とも左がオスで右がメスです。両方ともほぼ成長しきった大きさです。 |
オスは成長とともに甲羅が細長くなり、メスは丸味を帯びて甲高が高くなってきます。 | オスの甲羅は平べったくて、メスはちょっともっこりしているのがわかるでしょうか? |
オスは成長しても甲長12,3センチほどで、大きくても14センチです。15センチを超えることはあまりありません。 メスは成長すると甲長17,8センチほどになり、大きいもので19センチくらいになりますが、20センチを超えることはあまりありません。 もちろん、甲羅の長さがそれなので、頭と尻尾をいれるともっと大きくなります。 オスはそうでもありませんが、年を取ったメスは、クサガメほどではないにしろ巨頭化する個体もありますので、結構大きく感じます。 飼育スペースの確保が難しいけど、カメを飼いたいという方にはオスが向いていると思います。60センチの水槽があれば充分一生飼育が出来ると思います。(とはいっても、狭い水槽で閉じこめっぱなしにはしないでくださいね。水槽で飼う時は、時々広いスペースで遊ばせてあげましょう。) また、飼育スペースが充分あって迫力のある大きくなるカメを飼いたい方にはメスが向いています。90センチの水槽でも手狭になるので、池や大きめのコンテナやタライが必要です。 そんな風な飼い分けができるのもニホンイシガメの魅力のひとつです。 |
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