平成21年6月25日(会誌「やまと」連載中の奈良サイエンススポットが35回目になりました。「ここらでちょっと」と,とりまとめ中です。)

 奈良県教育振興会の会誌「やまと」に連載している「奈良サイエンススポット」が6月号で35回目になりました。6月号で紹介したのは矢田寺のアジサイです。
 この号の文章は由佳ちゃんへの手紙の形をとっています。幼稚園で作ったというきれいなアジサイをプレゼントしてくれた由佳ちゃんへのお礼の手紙で,その続きに由佳ちゃんのママに矢田寺のアジサイを紹介しています。
 そして,この中では境内におまつりされている「みそなめ地蔵」の伝説を紹介しています。みそなめ地蔵の話は荒井恵子先生がきれいな絵本にされています。
 ところで,この前,ある先輩から「お前のあの話,よう続いてるな。楽しみにしてるで」と言われました。そして,「まだまだ続きがあるのか」と聞かれました。
 書きたいと思っているところは,まだ2年分はあります。そこで「まだまだ続きます」と答えたのですが,「ここらでちょっとひとまとめ」とも考えています。そして,33回目の「王工ミュージアム」までを整理しています。
 ここでは,奈良県内の小・中学生と幼稚園・保育園の子どもたち,さらに私と同年代のおじいさん・おばあさんに奈良県内の理科の勉強に役立つところを紹介する手紙とそのスポットへの行きかただけでなく,「理科のワンポイント」という項目を設け,連載中には書けなかったことを付け加えたり,関連する科学の知識を述べています。
 33編をひとまとめにしたことについては,「王工ミュージアム」に登場した王寺工業高校の生徒の言葉があります。彼らは自分たちがつくりだした風力発電装置をアメリカで行われた審査の中で,「どうして,羽根を3枚にしたのですか」と訊かれ,「3という数は美しいからです」と答えたといエピソードが関係しています。この発言に私は「なるほどそうだな」と思い,3がダブる33でひとまとめと考えたのです。
 今,一応書き上げたものを校正中,表紙はこれまでに上梓した「『すくすく』はまだ?」,「やっぱり理科は面白い」,「先生してて良かったー教育随想あ〜ん」と同様,いっしょに勤務した先生に頼むことにし,今回は生井裕子さんに描いてもらいました。
 すばらしい表紙にしてもらったのですが,中身がまだということでヒマをみつけては読み返しています。A5判で140ページくらいになりそうです。
 つい,「また,後にしよう」と気を抜きそうになる自分自身への発破をかける意味でホームページにアップします。

「すくすく」はまだ? やっぱり理科は面白い 先生してて良かった
教育随想あ〜ん
Å5判276ページ Å5判236ページ Å5判276ページ
生駒小学校の学校だより「すくすく」に掲載した文章をまとめました。 私の理科教師としての集大成です。子どもたちと取り組んだ実験や授業の工夫などです。 教員生活の総まとめです。大勢のすばらしい子どもたちが登場します。

 


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