平成16年1月16日(桜井市の家庭教育学級でお話してきました。桜井はなつかしい町です。若いころ勤めた町です。)

 桜井市の教育委員会からお電話があり,市内の家庭教育学級に参加しておられるお母さんたちにお話しすることになりました。
担当の中井紀子先生からは「先生がこの前の奈良県教育振興会の会誌『やまと』に書いておられたお話,とても素敵でした。あんなお話をしていただけますか」ということでした。
そこで「子育てで大事にしたいなあと思うこと」と題してお話をすることにしました。
お話の1つは「なぜ」という気持ちを大事にしてほしいということです。幼い頃,あんなに「なぜなの」「あれはどうしてなの」うるさいくらいに尋ねていたあの気持ちを,もう少し持ち続けさせたいということです。そんな具体例のいくつかをお話しました。
お話の2つ目は最近の著である「先生してて良かった」からのお話で,次の3つです。
「あ」の「アナちゃんがやって来た」から,16か国語を自由にあやつるアナちゃんのお父さんから学んだことをお話しました。
「き」の「きちんと守らせます」からは,これは大事だというルールをかたくなに守り,きちんと守る心構えを育てたいということをお話ししました。
「や」の「やったあ! 乗れるかな」からは,一生懸命に取り組み,やり遂げたときの感激が,「また がんばろう」と考える子どもを育てるのだということを例をあげてお話ししました。
桜井は,若いころに勤務した町です。窓からも懐かしい景色が見えました。
この会場で,「親が真剣に生きる姿を見せること」がもっとも大切なことではないだろうかとまとめました。真剣に聞いてくださったお母さん,こんな生活が子育てでもっとも大事なことなのだろうと思いました。
そして,「先生してて良かった」を桜井市の図書館に献本して帰りました。



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