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ボクらの歴史Special 君に会いにいこう 「ワイルドアームズ」シリーズオンリーイベント「ワイルドフェス」参加記 |
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2002年10月14日(祝)、東京・台東区民会館で行われたワイルドアームズシリーズオンリーイベント「ワイルドフェス」。 私もサークル参加してきましたのでその内容について徒然とレポートしてみました。 イベント当日の楽しさが少しでも伝わればいいのですが…。 |
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Last Update:02/12/02 | |
■00:「Overture」--当日まで-- | |
やって参りましたッ!! ワイルドアームズシリーズオンリーイベント「ワイルドフェス」がーーッ!! 実はこのオンリーイベントの開催を知った当初、私はサークル参加するつもりはありませんでした。WAは好きですし可能ならそうしたいと思ったことは確かです。ですが、なかなか自分で漫画や小説を描く/書くに足る実力があるとも思えなかったこと、これまで何度かイベントにサークル参加したことはあれど、「自前のサークル」で、ということが一度もなかったこと、そういった理由から躊躇していたわけで…。 しかし、8月の夏コミに一般参加し、WAサークルの方々が一様に楽しそうにしておられるのを見て、「自分もあれに混ざりたいなぁ」と思ったのです。そこからは正に坂を転げ落ちるかの如く。冬コミには申し込むわ、初のSSに着手するわ…、そして遂にはこの「ワイルドフェス」にもサークル参加を申し込んだのです。 ですが、一日一日と当日が近づくにつれ、期待とともに不安も高まってきました。2週間前になってもまだ原稿は1ページも書けていません。正直この頃にはサークル参加するのも諦めようかとも思いました。ですが、せっかくのWAオンリー、出来ることなら他の参加者と一緒に楽しみたいッ!!と再び初心に帰りなんとか踏ん張ってみました。
自分なりにそれなりに頑張って準備を進めました。
そしていよいよ東京に向けて出発。 その夜はとあるコンサートを楽しみ友人宅へ。
さて、いよいよ明日は「ワイルドフェス」当日です。 刮目して待てッ!! |
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■01:「わたしたちの想い出がはじまる」--そして、当日…-- | |
前夜の宿泊先である友人宅を9時半頃に出撃。 さすがに有明のコミケットの際の様に途中の地下鉄の駅や車内で「いかにも」な同族さんをいっぱい見かけるということもなかったのですが、浅草の駅を降りたあたりからチラチラとそれらしい感じの方々が目につく様になってきます。チラシの地図を手に道を確認している人、いかにもコスプレの為のARMが入っているとおぼしき袋を抱えている人、途中のコンビニでペーパーをコピーしている人…などなど。いよいよ今日あるのだなぁ、いよいよ会場の近くまで来たのだなぁ、と改めて実感。自分の中でのボルテージもどんどん上がってきます。
余談ですが、「パトレイバー」のファンでもあり、10年以上前に同人誌(の様なもの)を描いた私としては、この浅草界隈、OVA版およびコミック版の1話で篠原KV-98「ぴっけるくん」もしくは篠原TFV-97Ex「クラブマンハイレッグ」が隅田川から上陸した辺りでもあるわけでして…。思わず、十重二十重の御用提灯を思わず探してしまった……ということがあったトカなかったトカ。 そんな同族さん(笑)も向かわれる中を歩き10時20分頃、会場の前に到着。さて、上に上がろう、と思ってエレベータの前に立ちますが、どれもこれも7Fまでしか行かない様子。まさか階段で9Fまで上がれとでもッ!?と一瞬呆然としてしまいましたが、よく見ると端の方に二つだけ8,9Fには上がるエレベータを発見。どうやらほとんどのエレベータは下(2-7F)の「都立産業貿易センター(台東館)」用で、その端の二つだけが上(8-9F)の「台東区民会館」用ということの様です。他にも結構迷っておられる方がいたのでこの辺りはやはり説明の看板などがあればよかったのではないかと…。 さて、エレベータで一気に9階へ。扉が開くとまるでホテルのロビーかと見まごうような内装。床はふかふか絨毯で壁やなんかも木目調で豪華な感じ。「こんなところで同人誌即売会みたいなもん(笑)があるんか?」というのがまず第一の印象でした。ですがよく目を凝らすと廊下の奥の方にコスプレをした人たちが見えます。どうやら間違いはない様で一安心。 会場の大ホールの入り口脇にはWA3の販促用のPOPがッ!!ヴァニ子ちゃんのりりしい後ろ姿が素敵です。しかしまぁ、なんとも分かりやすい看板だこと(笑)。 会場に入ってみるといるわいるわ…。既にたくさんのサークル参加の方々が到着して準備中の様子。既にコスプレの人達も闊歩しておられて、ここはファルガイアの荒野なのかッ!!という気分に浸ってしまったり(笑)。しかしまだサークルのみ入場時間にこれだけの人ということは一般入場以降は果たしてどんな状況が繰り広げられるのやら…。楽しみの様な不安の様な…。
自分のスペースに到着。荷物を下ろします。 周りのサークルさんも既にそこそこ来られている様子。右隣のお誕生日席の方はまだですが…。とりあえずなにはなくともご挨拶をば…。サークルカットに書いておいた住所を見て、わざわざ関西から来た、ということで驚かれてしまいます。他ならぬWAのオンリーイベント。万難を排してでも参りますともッ!!
お隣さん辺りと話しながら準備。 そしていよいよ一般入場開始の11時が迫りますーーッ!! |
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■02:「伸ばした手で掴み取るモノ」--2002/10/14 "Wild Fes"-- | |
会場中の拍手の中、いよいよ「ワイルドフェス」スタートです。 とりあえずしばらくはスペースにいることに。初のサークル参加なのにいきなり買い物に飛び出している様ではまるでダミーサークルの様ですし(笑)。とはいえ、弱小も弱小、このイベントから同人活動をはじめた私のところにいきなりお客さんが来たりするわけでもないんですけども。 それにしても、最初から結構盛況。もちろん夏冬の有明の様に「男津波」(笑)が発生することもなく、人の列で向こう岸のサークルさんが見えない、という様なことはないのですが、それなりに次々と人が過ぎてゆかれます。しかもそれにコスプレの方なんかも混じっていていかにも同人イベントなんだなぁ、という雰囲気が感ぜられます。 ボ〜っと雰囲気を楽しんでいると、スタッフさんからブロックノートをまわして下さい、との由。しかもどうも私がトップバッターの様子です……(^^; 一介のへたれSS書き代理補佐見習い(←ジャンル違う)、しかも今日デビューの私がですかぁ? さすがにちょっとどころか相当恥ずかしいかも…。そして、その恥ずかしさは100歩譲ったとしても、やはり他のサークルさんが描かれた絵や文を全然見られない、というのは残念…。皆さんの描かれたジェトヴァニとかナスジニとかトカアシュ(ありません(笑))を見たいです(ぉぃ 結局今のところ唯一まともに描けるヴァージニアを描いて、あと現地の実況中継っぽい文章を添えておきます。たったこれだけなのになんかSS一本書いた位の疲れというのはどういうこと?(苦笑) それにしても右を向いても左を向いても自分の好きなWAの本ばかり、というのは本当にすばらしい状況。オンリーイベントですから当然といえば当然ですし、それはよくわかっているのですが、それでもやはり嬉しいものですね。しかも隣近所のサークルさんはもちろんのこと、ちょっと足を止められたお客さんにWAのネタを振れば嬉しそうに話してくださいますし。日常生活ではなかなかそういう話は出来ず、ネット上の掲示板やなんかでするのみですからね…。そういう夢の様な現実に、ボ〜っと自分のスペースに座って雰囲気を楽しんでいるだけでも思わず顔がにやけてきてしまいます。もちろん、普段から時折週末には即売会の類には出掛けているのですが、どちらかといえば他ジャンル(ギャルゲー等)が多く、どちらかといえばイベントそのものを楽しむ、というよりも「本を買う」ということに重きを置いてしまっているので、こういう様にイベントそのものを純粋に楽しむ、ということはすっかり忘れてしまっていたように思います。
お昼頃からはカラオケ大会もスタート。 残念ながらカラオケ大会は会場の反対側で行われていた様で、肝心の歌を歌っておられる人の姿は全く見ることは出来なかったのですが…。というわけで、あくまで聴いて楽しむ、だけではありましたが、当然どれもこれも普段から聴き慣れた曲ばかり。思わず自分でもぼそぼそと口ずさんでみたり。さすがに自ら参加するだけの度胸はありませんから(^^; コスプレさんもみなさんなかなかにハイレベル。 謎のアクセサリーだらけでなかなかの難物なWAキャラのコスプレをそれなりにこなすというのはなかなかに大変なことではないかと思います。というか、あの複雑な服装を見るとむしろファイトがわいてくる、というのがコスプレヤーさん根性なのかもしれませんが。 そして、数多きコスプレさんの中で注目すべきはシェイディのコスプレさんがいらっしゃったことッ!!しかも赤ん坊ッ!!その本当に可愛いこと可愛いこと…。ご両親(笑)はよく似合ったジェイナスさんとアチョーバージョンのマヤさんのコスの方。周りの他のコスプレさんや一般参加者にも赤ん坊シェイディは可愛がられていました。なにぶんオリジナルのシェイディは可愛らしいというよりは憎たらしいですからねぃ(笑)。
あとクライヴ先生一家がおられたのもなかなか…。
あと、すごい可愛いシェーンのコスプレさんの女性がいらっしゃいましたね。 その様になかなか素晴らしいコスプレなのですが、ただちょっとだけ気になったこともありました。それは、いわゆる「コス専」の方が結構いらっしゃったのではないか、ということ。特に本を見て歩いたりするわけでもない人、写真を撮ってもらう時にも一般的な「それっぽいポーズ」を取っているだけにしか過ぎない人、要するに特にWAが好きではないけれどもコスプレをやっている人、がいらっしゃったのではないかということです。別にそれが全面的に悪い、というわけではないのですが、サークル参加者、スタッフ参加者、一般参加者みんなが「WAが好きッ!!」って気持ちで楽しんでいる中でちょっと冷めた感じに見えて気になりました。
# あと不満点といえばトカゲの人のコスプレの方がいなかったことでしょうか?(笑) で、誰も見たくないやもしれませんが、自分もなんぞコスプレをしてみたくなったトカ…。そもそもが鉄い私ですし、ファルガイア鉄道の職員なんてどうよ? 思わず暇に任せてパズルトカ作っちゃったりなんてして…。もしくはトカゲ…づくし?(←おにいさん訳分かりません) さて、しかしこの「ワイルドフェス」、同人誌即売会なのでして、肝心の同人誌の売り買いはどうなのかということが問題です。
まずは買う方。
それでは売る方は如何に? さて、イベントも後半に入ってフリースペースの方ではコスプレの撮影会が始まります。 それにしてもこの数のコスプレさんをどう捌くのやら、と心配していたのですが、当初は「1」から「2」、「3」別々での集団撮影ということの様。残念ながら「1」のコスプレさんがそれほどおられない、ということで「2」といっしょくたということになってしまったのですが。君は刻の涙を見たのです。(←ジャンル違う)
ある程度順調に進んだ所でゼットのコスプレさんが登場。 残念ながらこのコスプレ撮影会、カラオケ大会同様に我々はちょうど会場の反対側にいたのでほとんどその様子を見ることは出来ませんでした。しかし、やはり多少はイベントでの「想い出」を写真という形で自らの手元に残したいと思い、全体の集合撮影だけでも撮っておこう、と思い慌てて会場へ。ですが、あまりにも人数が多い、とのことで結局は全体の集合撮影はなし、ということに。主人公sの集合だけカメラにおさめておきます。 しかし、1列目がずら〜っとヴァージニア、2列目がずら〜っとジェットというのはなかなか壮観ではありますね(笑)。 その後の終盤はまたスペースに引っ込んで周りのサークルさんとWAの馬鹿話や燃え(萌え?)話に興じます。で、話がジェットxヴァージニアの極めてダメな話題(詳細は極秘)に移ったあたりで「カッコ〜〜〜ンッ!!」という大きな音がーーッ!!なんとッ!クライヴ先生のコスをされていた方の持っておられたセットボムが落っこちて真っ二つに割れてしまったのです。 「つまりなんですか、至近距離での誤爆で私らは爆死ですか?(笑) やはりダメすぎる話題を話していた報い、というものなのでしょうか。」 トカ私が思わず言うと周りは爆笑の渦。そして周りに謝ってまわられるクライヴ一家。微笑ましい一コマでありました。 皆さん、爆弾の取り扱いには注意しましょうね(笑)。 |
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■03:「すべての想い出にいちばんの笑顔を」--そして、いつか「想い出」に-- | |
しかし、楽しい時間はすぐに過ぎてしまうもの。気がつくと時計は14時半近く。 私はちょっとした用事があり、少し早い目の新幹線で関西に地元に帰らなければなりません。残念ながらそろそろ帰り支度を始めなければならない時間となってしまいました。この手のオンリーイベントは最後の最後こそが一番盛り上がるので、その場に参加できないのは極めて心残りではあるのですが、それも仕方がありません。 しこたま買い込んだ本を、自らの本を…。次々と片付けを済ませ荷物をまとめていきます。しかし…、本を売りに来たはずなのに行きよりも帰りの方がはるかに荷物が膨れ上がっているっていうのもなんですな(^^;; あまりにも楽しかった故になんとも寂しい事です。お隣も「もう帰られるんですね」と残念がられます。また是非どこかのイベントでご一緒したいものです。 そして、14時40分過ぎ、4時間程の楽しい「想い出」を胸に他の皆さんより一足先に会場を離れました。周りのサークルさんなどにも「是非またどこかのイベントでお会いしましょう」と声を掛けて。 帰りの新幹線の車内、ちなみに今度は700系のぞみですが、ここ数日間あまりちゃんと寝られていないので睡眠時間に充てよう、と思っていたのですが、目を閉じるたびに、想い出が領空侵犯してきよる、な状況で如何ともし難く…。結局、そのめくるめく走馬灯を早々にイベントレポートとして書いていたとかトカ、いなかったトカ。HandHeldPCまんせーー!! 私の「ワイルドフェス」の想い出はここまでです。 スタッフ参加、サークル参加、一般参加、そのみんなで作り上げるイベント、そのイベントの楽しさ、それを久し振りに存分に味わった4時間でした。みなさん楽しい想い出を本当にありがとうございました。そしてまたどこかのイベントでッ!! 「生きてりゃもう一回くらいやれるさ。」(←だから最後までジャンル違いますってば)
そしてもう当日から1ヶ月近く経ってしまいました。 以上が私の経験した「ワイルドフェス」の想い出の文章化できる全てです。参加された方はもちろんのこと、参加したくて出来なかった方、参加されなかった方、そのみなさんに少しでも当日の楽しさが伝わればいいな、と思いつつペンを置きます。ここまで読んでいただいてありがとうございました。 |
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