萬福寺の文化財
参考資料:宇治市の観光案内
重要文化財(建造物)
「萬福寺」16棟
総門 三門 天王殿 大雄宝殿 法堂 鐘楼 鼓楼 伽藍堂 祖師堂 斎堂
禅堂 東方丈 西方丈 祠堂 大庫裏 威徳殿
「萬福寺松隠堂」7棟
通玄門 開山堂 舎利殿 寿蔵 客殿 庫裏 侍真寮
重要文化財(美術工芸品)
隠元和尚画像
その他絵画、書跡など
左:大雄宝殿
萬福寺の本堂であり、最大の伽藍。日本では唯一最大のチーク材を使った歴史的建造物として、大変重要かつ貴重なものです。本尊は釈如来坐像。両脇侍は葉、阿難の二尊者。両単に十八羅漢像を安置。大棟中央に火付、二重の宝珠。正面
入口は魔除けとされる桃の実の彫刻を施した「桃戸」、左右に円窓。上層の額「大雄寶殿」は隠元書。下層の額「萬徳尊」は木庵書。本堂内部須弥壇の上の額「真空」は明治天皇の御宸筆。
右:三門に続く石條
境内を縦横に走っている参道は、正方形の平石を菱形に敷き、両側を石條で挟んだ特殊な形式であり、龍の背の鱗をモチーフ化したものです。中国では龍文は天子・皇帝の位を表し、黄檗山では大力量の禅僧を龍象にたとえるので、菱形の石の上に立てるのは住持のみです。江州日野田中藤左衛門・矢野儀右衛門の寄進によるものです。