雪消三角草

その3



「飛影がだとお!?」


電話をしている桑原の声に、雪菜はびくっとした。
(飛影さん…?)
先日のことと何か関係があるのかと思い、雪菜は桑原の声に耳を澄ませた。
「それで……!おう!分かった、案内してくれ!」
電話を切ると、桑原は急いで玄関の方に走っていった。
「あのっ、和真さん、何かあったんですか!?」
「あっ、雪菜さん!いや実は浦飯から電話があったんですけど、なんか飛影が大変なことになったんで、みんなで魔界に行くらしいって。」
それだけ言いきると、桑原はさっさと家を出ていってしまった。
「あっ!待ってください和真さん!私も…」
しかし、もうそこには桑原の姿はなかった。

「おう、来たな」
幽助の家のマンションの前に、幽助と蔵馬が立っていた。
「一体何があったんだよ?」
「さあ…。なんか知らねーけど、いきなりムクロが、『飛影が大変だ、とにかく仲間を集めて今日中に来てくれ』って言ってきて」
頭をかきながら幽助が答えた。
その直後に、冷静を装って蔵馬が言った。
「とにかく行きましょう。行ってムクロにいろいろ聞けばいいじゃないですか」
だが蔵馬は内心焦っていた。なにしろ、我慢強いあの飛影が大変なことになったというのだから、ただごとではない。



移動要塞百足に到着した三人は、ムクロのもとに案内された。
「飛影は?」
「奥の部屋だ。だが会うなら後にしろ」
丸いテーブルを囲んで、四人が席に着いた。
「ムクロ、一体何があったんだ。わかりやすく説明してくれ」
出されたコーヒーをすすりながら幽助が言った。
それから数秒間をおいてから、ムクロが答えた。
「…実のところオレにもわからん。突然のことだったからな。
 昨日、飛影が人間界からこっちに戻ってきて、その時はいつもと全く変わらなかったのに、それからしばらくして、あいつがいきなり暴れ出したんだ」
「暴れた!?」
「発作みたいな感じだった。床に転がって苦しんでたんだ。妖気を抑えて鎮痛剤をうつとおとなしくなったが、すごい汗だったぜ」
あの飛影が、床に転がって苦しんでいた…。と、三人は同時に恐怖した。
「それで、なんとか落ち着いた飛影をベッドに寝かせると、あいつの左腕に、妙な字が浮かび上がってきたんだ」
字、と小さい声で三人が同時につぶやいた。
「『哀』という字だ。誰か心当たりはあるか?」
三人の目がきょろきょろと動き、そしてそれぞれが首を小刻みに振った。
「やはり誰も知らないか。今オレが部下に調べるよういいつけているんだが、今のところ何の手がかりもない。当の本人もずっと眠ったままだったからな。
あいつが暴れてた原因は、どうやらその左腕のせいらしいのだ。今もなお腕が妙な妖気で包まれている」
部屋中がしんとなり、ムクロはコーヒーを飲み干した。
「哀…」
蔵馬が、他の者には聞こえないくらいかすかな声で言った。
「…飛影がさっき起きた。会いに行くがいい」
そう言うとムクロは立ち上がり、すたすたとどこかへ行ってしまった。
取り残された三人は、数秒間その場にぼんやりとたたずんでいた。


三人が部屋にはいると、飛影はソファに腰掛けていた。
「フン、貴様らか」
「なんだよ。いつもと全然変わんねーじゃねーか。苦しんでるってゆーから」
飛影の向かいの椅子に座りながら幽助が言った。
「確かに、見た目はいつもの飛影と変わらないが……。妖気がずいぶん弱っていますね」
蔵馬の言葉に反応して、ちっ、と飛影は目をそらした。
「飛影、一体何があったんです?」
蔵馬は真剣な眼差しで飛影を見た。
「お前らに話す必要などない」
飛影は、目線の向きを全く変えずに言った。
「んなことゆーなよ。せっかく見舞いに来てやったんだからよ」
「そーだぜー」
幽助と桑原はぶーぶーと文句を言ったが、飛影は、全くしゃべろうとしなかった。
そんな飛影を見て二人は、言うだけ無駄だとため息をついた。
「なあ、左腕の文字ってどんなんだ?」
「…見たいか」
そう言うと、飛影はゆっくり左腕の袖を引き上げた。
「!!」
そこには、確かに「哀」という字が、ぼんやりとそれでいてしっかりと、赤く刻まれていた。
「あまり近づくな。ここから妙な妖気が流れ出してきている。昨日こいつのせいで、弱い妖怪どもが十二人ほど死んだらしい」
そう言いながら飛影は薄く苦笑いした。飛影の顔と、印を見比べて、三人がごくりと生唾を飲んだ。



三人が帰ったあとも、飛影はずっとそこに座っていた。
夕方頃、無言でムクロが入ってきた。忌呪帯法の包帯を飛影に渡し、そしてまた無言で出ていった。
余計なことを、と飛影は思ったが、飛影は素直にその包帯を左腕にぐるぐる巻いた。
ムクロが、かなり自分のことを心配していると分かっていたからだ。
時々飛影は、弱ってしまった自分の妖気を奮ってみたが、力が腕の印に全て吸い取られていった。
放っておいたって、回復など決してしないことぐらいわかっている。
飛影は、情けない自分自身の妖力に、いよいよ苛立ち始めた。
「くっ…!」
目をぎゅっとつぶり、右手でぎりぎりと、妙な気に包まれた左腕を、力強くにぎりしめた。


その時、部屋の扉がいきなりがちゃりと開いた。
飛影はびくっとして顔をあげた。


「飛影さん…」

「…雪菜…!?」



その4



ドアの向こうに立っている雪菜を見て、飛影はびくっと立ち上がった。
雪菜は手を胸において、ゆっくり飛影に近づいてくる。
どうやってここに来た、何の用だ、どうやって入った、なぜオレの居場所が分かった、なぜオレの所に来た、と飛影の頭にいくつもの疑問がいっぺんに浮かんだが、近づいてくる雪菜を見て、全ての疑問を押しのけ最初に出た言葉は
「近づくな!」
だった。
害のある妖気が流れ出る飛影の左腕。昨日その妖気は十二人の妖怪の命を喰らった。今は忌呪帯法をしているとはいえ、雪菜がそんな妖気を浴びればなんらかの症状が出てしまうだろう。
それでもなお、雪菜は何も考えない機械のように、飛影に近づいてくる。
「来るな!」
飛影は部屋の隅に逃げるように跳び、条件反射のように素早く炎の妖気を出した。
雪菜は炎に弱い。だから近づいてこないだろうと飛影は考えたのだ。
そして実際、雪菜の歩みが止まった。ふうと飛影はため息をついた。
だが数秒後、再び、ゆっくりと雪菜は歩き出した。
「飛影さん…。妖力が弱ってしまったのですか…?」
悲しそうな顔をしながら、炎の中を雪菜はゆっくり歩いてくる。
妖力を抑えているとはいえ、雪菜にはこの炎は苦しいはずだ。
「やめろ…来るな!体が弱るぞ!」
だが雪菜は相変わらずゆっくりと飛影に近づいてくる。
飛影は何かに恐れて、意識せず徐々に炎を減らしていった。
雪菜と飛影の距離が短くなるにつれ、飛影の炎がどんどん弱まっていく。
そして雪菜が飛影の目の前に来たとき、完全に飛影の炎は消え失せていた。
飛影はいつのまにか、凍りついたかのように動かなくなってしまっていた。


雪菜が飛影の左腕に触れた。
雪菜は飛影の袖をあげ、しゅるしゅると包帯をといた。赤く刻まれた「哀」の印が、ぎろりと雪菜を睨みつける。
(やはりあの時の…)
渦潮が現れた時の妙な妖気を、雪菜ははっきりと感じとっていたのだ。
その刹那、やっと目を覚ました飛影は、反射的に雪菜をはじき飛ばした。
雪菜は一メートルほど横に飛び、さっき飛影が座っていたソファに当たってどさっと落ちた。
飛影は息を整えながら包帯を元に戻していった。
「近づくなと言っただろう!ここからは体に害のある妖気が流れ出てきているんだぞ!」
飛影は、雪菜に向かってこんなに怒鳴るのは初めてだった。
「…ごめんなさい飛影さん…。でも、その腕は、やはり昨日のあの海の…」
雪菜は、もう袖の下に隠された印の方をじっと見つめた。
ちっと舌打ちしながら、
「たいしたことじゃない」
と飛影はつぶやいた。
だが雪菜はまだ何か言いたそうにもじもじしている。
そんな雪菜に飛影はだんだん苛立ってきていた。
「貴様はさっさと人間界に戻れ!」
その言葉にびくっとした雪菜は、席を立ちドアの方に小走りで駆けていった。
そしてドアを開けてから、飛影の方にくるりと振り向き、静かに微笑んだ。
「…無理をしないで下さいね…。お大事に」
ぱたんとドアが閉められた。
飛影はドアを睨んだまま、部屋の隅にぽつんと突っ立っていた。


「優しい妹じゃないか」
「うるさい」
コーヒーカップを置きながら、飛影はムクロを睨みつけた。
「魔界までどうやってきたかは知らんが、あのコにお前の部屋を教えたのはオレだ。悪く思うなよ。あのコは本気でお前のことを心配していたんだからな」
ちっ、ムクロらしいなと思いながら、飛影は黙々とカップを睨みつけていた。
「…さてと。さっきあのコが言っていた、『その腕は、やはり昨日のあの海の』っていうのを説明してもらおうか」
ムクロは飛影の方に上体を傾けた。飛影はまた舌打ちをした。これで舌打ちは何回目だろう。
「心当たりがあるのなら、早めに吐いた方が身のためだぜ」
ムクロは飛影を見つめながらふんと鼻で笑った。
ムクロにここまでいわれては、さすがにいわざるを得ないだろうと思った。
 だが飛影は、ムクロにでも誰にでも、どうあっても口を開きたくなかったのだ。


実は飛影は、自分の身に何が起きているかを、全て分かっていた。
この左腕の「哀」という字の意味も。
これから自分がどうなっていくのかも。
ムクロは「それ」を知らない。彼女は人間界についてはそれほど詳しくはないのだ。
幽助も蔵馬も桑原も、一緒にいた雪菜とて、「そのこと」は少しも知らないだろう。
だが少し昔に、飛影は「それ」を知った。
飛影がその目に遭った瞬間は忘れていたが、ひとりでソファに座っているときに、彼はまざまざと思い出し、理解してしまったのだ。
自分が「そう」なってしまったということを。
「そう」なった者の運命を。

ー三角草(みすみそう)がたくさんはえているところにはー


飛影は、文章を読み上げるかのように、小声で早口で感情を入れずにつぶやいた。
「海を見に行ったら雪菜がいた。その後森の中から妖怪が現れた。有害だとみなしたので殺した。奴の血がオレの左腕に付着した…。
それだけだ」
まるで子供のいいわけだなと、自分の言葉なのに飛影は思った。
「ほう…」
ムクロは一応うなずいた。
飛影はがたりと席を立ち、すたすたと出口の方に向かった。
そして飛影がドアの前まで来たとき、ムクロはやや大きめの声で言った。
「お前はよく嘘をつくんだったよな」
飛影は一瞬動きを止めたが、何事もなかったかのように、さっさと部屋を出ていった。
「……」
本当にただごとじゃないな、とムクロは思った。



人間界に次の朝が来た。
ある家のインターホンのチャイムが鳴った。
「はい。…あれ?雪菜ちゃん?」
家から出てきたのは蔵馬だった。
「あの、蔵馬さん。調べて欲しいことがあるんですが」
「ええ、いいですよ。なんですか?」
蔵馬はにこりと優しく微笑みかけた。
「…飛影さんの左腕が、ああなってしまった原因。私知ってるんです」
「え!?」
「だから、蔵馬さんに、そのことについて調べて頂きたいんです。原因は知っていますが、どうなるのかは知らないので…」
蔵馬は、真剣な雪菜の目に少し驚いた。
そしてその後雪菜は、蔵馬を連れて再び、飛影と行った崖に向かった。 三角草のたくさん生えた崖に。



その5



「ここです…」
雪菜は蔵馬と一緒に、またあの崖に来た。そこの天気はまだ悪いままだった。
蔵馬が最初雪菜の話を聞いたとき、少しばかり身震いがした。蔵馬も、雪菜やムクロ同様、飛影をかなり心配していたのだ。
しかも彼がああなった原因は不明。蔵馬は心配すること以外、どうすることもできなかった。
けれど、雪菜はその原因を知っているといった。その話を持って、彼女は蔵馬の所へ来たのだ。
蔵馬は興奮した。もしかしたら、自分が飛影を助けられるかも知れない、と思い。


蔵馬は崖の下の海の中から、飛影の腕と同じ妙な気を感じていた。
「ここで何があったんですか?」
その妖気にごくりと唾を飲みながら、冷静を装い蔵馬は言った。
雪菜は、力を込めて少しずつ話し始めた。
「突然、波が崖を乗り越えて、私と飛影さんを飲み込んでいったんです。一瞬でした。そしてそのまま私たちは海に引きずり込まれ、海の底深くまで連れて行かれました。その波は、どうやら何かの生き物のようでした。妙な気を放っていたんです。
それで、飛影さんは、何とかそこから脱出しようとして、その妖怪を炎で切り裂きました。そしたら、切り口からから渦潮が現れて、それが…、飛影さんの左腕に……。絡みついたんです…」
雪菜は語るのも辛い様子だった。
「飛影さんのお陰で、私たちは脱出できました…。でも、飛影さんは…」
ついに雪菜はそれからしゃべることができなくなったが、これだけ聞けば、蔵馬なら大体のことはわかる。
蔵馬は崖の上から、静かな海をじっと見下ろした。最初にここに来たときの飛影のように。
…何かが妙だ。蔵馬の頭に、突然そんな考えが横切った。
  何か妙…?何がだ!?何がおかしいんだ!?
  ここにはいくつか妙なことがある。それだけはわかった。けれど、オレはその妙なことの正体が、何かわかっていない。
蔵馬は、海面を再びじっと見つめた。
「…あ…、そういえばここって、全然波が立ちませんね。天気は悪いのに」
蔵馬はふっとつぶやいた。
「ええ…。最初ここに来たときは、凄く波が立っていたんですけど、私と飛影さんが海から出てから…」
「じゃあ…そのことも、飛影の腕と関係があるかも知れませんね」
雪菜ははっとして、こくりとうなずいた。
蔵馬は一つだけ、妙なことを見つけられた。
しかしそこから先はわからなかった。何か関係があったとしても、何の関係かは全くわからない。わかるはずがない。
「ちょっと見てきます」
そう言うと、蔵馬はひゅっとテトラポットの上に降りた。前のように、そこには薄汚い雪が草とともにこびりついていた。


雪菜は崖の上から、蔵馬の様子をじっと見ていた。
その瞬間、雪菜は後ろの森の中で、その様子をじっと見ている者の妖気を感じた。
「誰!?」
雪菜はばっと振り返った。しかし、意外や意外、なんとそこにいたのは幽助だった。
「…幽助…さん?」
雪菜は驚きを隠せない様子だった。
そして幽助の横から、なんと桑原まで現れた。
「和真さんまで…。一体…」
「いやあもう、なんか雪菜さんが心配になってしまって…」
桑原は頭をかきながらにこやかにこちらにやってくる。
しかし幽助の方は、全くの真顔だった。
「蔵馬は?」
幽助が言った。
「あ、崖の下です。様子を見てくるって…」
雪菜が崖の方を指さすと、ちょうど蔵馬がひゅっとまた地上に戻ってきた。
「あ、幽助。それに桑原君も。どうしたんですか?」
「どうしたじゃねーよ!!」
幽助は突然怒鳴った。その言葉に、雪菜も蔵馬も目を見開いて驚いた。
「お前ら、飛影の左腕の原因つきとめようとしてるらしいじゃねーか。なのに、なんでお前らだけでやってて、オレたちを連れてこうとしねーんだ!?」
いじけるように幽助は言った。だが眼だけは、本当に真剣に蔵馬を睨みつけている。
当たり前ではあるが、彼らにとっても、飛影は唯一無二の存在なのである。そんな友が原因不明の病のようなものにかかった。なのに親友である幽助たちには内緒で、蔵馬が一人で原因を究明しようとしている。そのことについて幽助は腹が立ったのだろう。
蔵馬はあせっていた自分を思いだし、幽助にすまなそうな顔をした。
「あ…。すみません」
同時に雪菜もすまなそうな顔になり、幽助に謝った。
「あ、雪菜さんがあやまることないんですよ!」
桑原があせって言う。
雪菜はとりあえず、飛影と雪菜がこの崖に来たとき起こったことを二人に話した。
「そんで、何かわかったのか」
幽助は、さっきと全く表情を変えずに言った。
「いや、全然。ただ、何かひっかかるところはある。…何かがおかしいんだ」
蔵馬は、半分独り言のように言った。
「雪菜ちゃんの話と…、どうも食い違うところがあるような気がするんだが、それが何かはわからないんだ」
「何がおかしいってんだよ。雪菜さんの話が嘘だって言うのか?」
桑原は、蔵馬のわかりにくい話し方のせいで少しいらついた。
「いや、そうじゃない。雪菜ちゃんの言ってることが、正しいことだからおかしいんだ」
「はあ!?」
幽助と桑原は蔵馬の話が全くわかっていない。
なにがおかしいんだ?それさえわかれば、何かがつかめそうなのに…!
蔵馬は二人の様子など全く気にせず、一人で黙々と考え込み始めた。



「……三角草」
蔵馬は突然つぶやいた。
「え?何て?」
「三角草って言ったんです。そこら辺に生えてる草のことですよ」
蔵馬は、なんとなくその草が目にとまった。
幽助たちは足下を見て、それから周りを見た。確かに、同じ種類の草がそこらじゅうに茂っている。
「わあ、きれいなお花…」
雪菜はその草に咲いている、小さな白い花に心を惹かれた。
「この草がどうかしたのか?」
「三角草。うまのあしがた科の小型の常緑草本です。和名はユキワリソウ、ミスミソウ。その葉の形から三角草というんですが…」
「へえー。確かに葉っぱ三角形みたいになってるな…。
……蔵馬?」
そこから黙り始めた蔵馬に幽助は気づいた。


おかしい…。三角草は、山地に生える植物のはず…。


はっと気づいた蔵馬は、そこから凄い勢いで走り去っていった。
「あ!おい、蔵馬!?」
幽助たちは追いかけることもせず、ただ走っていく蔵馬の後ろ姿を見ていた。
 まさか…まさか…まさか……!
蔵馬はただ一つの思いを頭にめぐらせ、ただひたすらに走り続けた。


飛影の左腕を包んでいた気は、本当に「妖気」なのか……!?





広場物語へ 第1・2章へ 第6、7章へ