10月の出来事 :2007.10.28
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●2日(火) 巨人優勝
いつからか、あまりプロ野球の試合をTVで見なくなっていた。しかし、幼稚園に通う
息子が野球好きになり、昨年からまた見るようになった。
昔ほど巨人を応援していたわけではないけれど、それなりにはうれしい。
今年の巨人は上原が抑えに回ったことで、一つの形ができた。上原も入団当初の
ような力はなく、藤川や岩瀬に比べるとかなり劣ると思うが、救援失敗はあまりなかった。
打撃の方は谷と小笠原が働いたが、もともと巨人にいた人の成績はそれほどでない。
抜群の成績の人がいないので、巨人から最高殊勲選手は出ないかもしれない。
●6日(土) 幼稚園の運動会
下の子供が幼稚園の年長組にいる。幼稚園最後の運動会を見に行った。小学校の
運動会と違って出番が頻繁に回ってくるので親としても結構忙しい。
帰ってからも、撮影したビデオ映像で盛り上がった。
●14日(日) 調書流出の鑑定医逮捕
田原本の医師宅放火殺人事件で、供述調書が引用された本が出版された問題で
犯人の長男の精神鑑定を行なった医師が秘密漏示容疑で逮捕された。
この本は私も読んだ。調書から成り立っている本で、これだけ引用するのだから
情報入手先は警察関係など決して表に出ないところなのだろうと思っていた。
精神鑑定した医師は、情報を正式に入手できる数少ない人物の一人だったはずで、
取材源の特定は比較的容易だったのではないか。そうだとすると、取材源を守れ
なかった著者の草薙氏に問題があったことは確かだろう。
ただ、そのことと、草薙氏の本に出版の意味があったかどうかは、別問題だろう。
私は本書に出版の意味はあったと思っている。本書を読んで、親子関係や受験に
ついて考えてみる価値は十分にあると思うからだ。[今年読んだ本(35)
●15日(月)ウトロ地区に韓国政府4億円支援
宇治市のウトロ地区というのは、戦時中の飛行場建設に携わった在日韓国・朝鮮
人が住む地域で、地権者に立ち退きを要求されていた。9月に土地を所有する
「西日本殖産」と住民側との間で土地の半分を5億円で売買する合意ができていた。
このことは先に報道されていたが、5億円ものお金をどうするのかと思っていた。
今日、韓国政府が4億円を支援すると国会で説明した。これで問題解決に大きく
前進したことになる。
ただ、戦時中に飛行場建設に集められたのは、日本人として集められたのだから、
戦後も日本人の問題として考えなければならなかったはずだ。それが戦後は一切
知らないという態度を取ってきて、ウトロ地区は住居として整備されていなかった。
これも土地所有権という法的な問題とは別に、日本人が反省すべき点が多い事例
だと思う。
●16日(火) 加古川で小2女児が自宅前で刺殺
加古川で小学校2年生の女の子が自宅前で殺された。まだ、犯人は捕まっていない。
→依然として犯人は捕まっていない(10/21)
●19日(金) 広島修学旅行
上の子供が修学旅行に出かけた。行き先は広島で、原爆体験者の話を聞いたり、
資料館を見学したりするようだ。最近は学校でも事前学習で原爆や戦争のことを
いろいろ学んでいる。ただ、悲惨な映像も見せているようで、出発前に精神面で
少し疲れてきていたようにも思う。学習も大切だけど、修学旅行は楽しむことも
大事だろう。良い思い出が残ればいいのだけれど。
→帰ってからずっとまた行きたいと行っている。学習の合い間合い間に 結構楽し
めたようだ。(10/21)
●20日(土) 市立幼稚園のつどい
市内の公立幼稚園の年長組を集めた「市立幼稚園のつどい」というイベントがあった。
9時半から11時半までの間に、来賓挨拶や中学校の吹奏楽演奏もあったので、
子供たちの出番は1時間あまりだ。それでも歌ったり踊ったりしている様子をまたも
ビデオに撮った。
全員で歌って踊った中に、「公立幼稚園、ファイト(?)」と子供たちに叫ばせる箇所が
2、3回出てきた。いったいこれは何なのだろう。公立幼稚園を私立幼稚園と区別させる
この言葉にどういう意味があるのか。市は公立を重視し、私立に対抗していくという表明
なのか。また、幼稚園児に「公立幼稚園」なんて意味が解るわけがないし、意味を
解らない言葉を叫ばせるなんて、教育に携わる資格がないと思う。幼稚園で練習する
時に反対の声は上がらなかったのだろうか。
●20日(土) ベトナムアンサンブルコンサート
15時半から17時半まで、高の原にできた「奈良市北部会館」でベトナムアンサンブル
コンサートがあった。知人から紹介を受けて聴きに行った。このコンサートは「枯れ葉剤
被害児童リハビリ施設支援プロジェクト」のチャリティーとして行なわれたものだ。
「DAN BAU」という一弦琴や二弦の月琴(中国では4弦らしい)、立体的に見える
木琴の「トルン」、変わった形の「ティンゴン」など、初めて見た楽器の演奏が非常に
面白かった。
また、曲の前に楽器や曲の紹介があり、長すぎず、そして適切な情報を与えてくれる
紹介で非常に良かった。
ただ、残念だったのは、曲の途中で席を立って前まで歩いて写真を撮りに行く年配の
男性がおり、その後、何人もが同様のことを行なうようになったことだ。曲の途中での
フラッシュや席の移動は、音楽の雰囲気を壊し、集中できなくなる。その中にはスタッフ
もいたかもしれない。
学校などの発表会なら許されるのだろうが、2500円の有料コンサートだ。スタッフなら、
お金を取っているという意識が不足している。一般の人の場合は、ベトナムの音楽を
珍しいモノとして見る意識がどこかにあるのではないか。音楽も踊りも非常に良かった
だけに非常に気になった。(もちろん、アンケートにも書きました)
●20日(土) セリーグクライマックスシリーズ終了
中日の3連勝であっさり終了。4番の差が出た。
●23日(火) 結婚記念日
今日は結婚記念日。結婚して早や14年が経過した。
仕事から帰ると妻がケーキを作ってくれていた。うれしいのだが、それを表現するのは
なかなか難しい。気持ちは伝わっていると思っているのだが。。
メモリアル休暇という制度が会社にあるが今日は休みにくかったので、明日取ることに
した。
●24日(水) NHKスペシャル「鬼太郎の見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」
21日(日)の夜にNHKで「鬼太郎の見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」という番組が
再放送され、それを録画しておいた。今日休みを取っていたので午前中に見た。
この番組は先日読んだ水木しげる氏のマンガ「総員玉砕せよ」を描いている。
出てくる戦時中の話はマンガに忠実だ。目をそらしたくなる場面も数箇所あった。
玉砕の理不尽さを多くの方が感じれば良いのにと強く願う。
ただ、見ている最中に、自分の中にも「理不尽さ」を感じた。それは、2回目の玉砕に
出る際、参謀が報告のためと称して指揮を小隊長に任せる場面である。小隊長は、
「参謀殿は一緒に死んでくださらないのですか」と言う。参謀は卑怯者のような扱い
になっている。
でも、自分たちが死ぬから一緒に上官も死ぬ、または上官が死ぬから部下も一緒に、
というのは玉砕を肯定する論理になっているのではないか。全員一緒にという意識が
玉砕を肯定しているとしたら、これは過去の話では済まない。
●25日(木) 新幹線新駅中止確定
滋賀県栗東市に計画されていた新幹線の新駅の建設中止が確定した。
県と関係6市が話し合う協議会が昨日あり、協議不調ということで合意期限までに
合意されなかったということで中止が確定した。この問題では建設反対の公約を
掲げた嘉田知事と、建設推進の公約を掲げた国松栗東市長がいるのだから、
合意できるわけがない。仕方ないとは思うが期限切れという形はどうもすっきりしない。
知事は知事選後のもっと早い段階で中止を決定すべきだったと思う。
●25日(木) 全国小中学力調査
4月に行なわれた全国学力調査の結果が新聞に載っていた。
これについて書いていると長くなったので別にした(下記クリック)。
「全国学力調査」
●26日(金) NOVA会社更正法申請
今日はこればかりニュースでやっている。
●27日(土) 環境フェア
午前中、こども2人を連れて「環境フェア」というイベントを見るために橿原公苑に
出かけた。「環境フェア」はフリーマーケットや展示、体験コーナなどをやっていたが、
下の子供がクイズラリーをしたがっていたので、展示などはほとんど見ずにクイズ
ラリーだけをした。20分くらいで終えてクイズラリーの景品をもらった。景品はペット
ボトルホルダーや下敷きだった。
外に出ると、会場である第1体育館の2階付近から吹奏楽の音が聞こえてきた。
小6の娘が聴きたいと言ったのでしばらく聴いてみることにした。生駒高校の吹奏
楽部のミニコンサートだった。雨模様だったので室内での演奏に変更になったようだ。
おかげで非常に近くで聴くことができた。結局1時間くらいの演奏を全部聴いた。
曲当てコーナやアニメ主題歌メドレーなど退屈しないように配慮していて良かったと
思う。
橿原公苑では同時に「なら食と農(みのり)のフェスティバル」「大和の特産・うまい
もの市」が開催されていた。考古学研究所前の駐車場で開催されていた「なら食と
農(みのり)のフェスティバル」を回って昼食にできるものを探し、結局、焼きそばと
そばドーナツを食べた。その他には、鮎の塩焼き、こんにゃく、かやくごはん、お茶、
柿があった。天気が悪いわりに人が多かったのは意外だった。
昔はイベントを評価していなかったが、最近は何かやることで活気が出るので、
「食のフェスティバル」などの開催は大切なことだと思っている。ただ、出展している
人に偏りがあるのか、食の種類がさほどなかったように感じた。
●27日(土) 日本シリーズ・荒木のプレー
日本シリーズ第1戦をTVで見た。6回裏、日本ハムの2番バッターの田中選手が
一塁側にプッシュバントをした。ボールはピッチャー、一塁手、2塁手の中間付近に
転がり、バントとしては非常に良かった。しかし、中日の2塁手の荒木がすばやく
ダッシュしボールを捕りそのままグラブトスをしてアウトにした。これはすごいプレー
だった。こんなプッシュバントの処理は初めて見た。荒木を見る目が変わった。
●28日(日) 橿原市長に森下豊氏当選
つい、さきほど、森下氏の当選が決まった。現職との差は約900票だった。
●30日(火) 守屋前防衛省事務次官
この人は一体何なのだろう。「山田洋行」元専務のゴルフ接待を年間20〜30回
受けていたと昨日の証人喚問で述べた。他に富士通のゴルフ接待も受けていた
らしい。これで便宜供与がないと主張するなら、一体何のための自衛隊員倫理法
なのだろう。厳しく処罰すべきだ。
そして、これは守屋氏だけなのか。現在の事務次官には確認したのか。他の省庁
は「自衛隊員倫理法」のようなものはないのか。今日の新聞ではまったくわからない。
●30日(火) 党首討論より党首会談か
福田首相と小沢代表が会談を行なった。最初の5分は幹事長や国会対策委員長が
同席したらしいが残りの1時間15分は二人だけで話したらしい。今週金曜にも再度
会談するらしい。
もっとも批判すべきは明日の国会での党首討論が中止になったことだ。表に立って
話せないことをこそこそと陰で話し合うことにしたらしい。こんなことをやる小沢民主党
に先はない。
(民主党にも批判のメールを送りました)