〜NOVEMBER VERSION '98 〜

  

静かに深まってゆく秋の気配とともに、その色合いを鮮やかに増していく木々の彩り。この時期になれば楽しみは何と言っても紅葉狩り。ここでは京都の紅葉の名所を紹介致しましょう。

 

      

【東福寺】

 京都五山のひとつに数えられる由緒ある名刹。摂政九条道家が20年の歳月をかけて完成し、奈良の東大寺と興福寺からそれぞれ一字ずつをとってその名がつけられたと伝えられています。紅葉の素晴らしさは圧巻で、本堂と開堂をつなぐ通天橋から望む渓谷美は息を呑むほどの美しさです。

 

【神護寺】

 高雄、清滝は日本でも屈指の紅葉の名所として知られています。そのなかでも神護寺は名にし負う名所中の名所。地蔵院の庭から眺める、その名も錦雲渓は、秋の燃え立つような彩りに包まれるかのようで、錦に染まる雲のような渓谷に向かって厄除けの「かわらけ投げ」をするのも風流そのもの。

 

【永観堂(禅林寺)】

 東山のふもとから中腹にかけて寺域をもつ永観堂は、紅葉の名所の数多い東山のなかでも随一の名所。本堂から開山堂、多宝塔をはじめ、諸堂の数々は臥竜廊と呼ばれる長い回廊で結ばれ、自然を生かし一体となるようなたたずまいをみせています。また夜間拝観も行われており、ライトアップに浮かび上がる紅葉の美しさもなかなか。

 

       

TOPに戻る