〜 December Version '97 〜

  

早いものでもう今年のカレンダーも残り1枚となりました。

何かとあわただしく、またゆき去る年を想い、なんとなくしんみりするこの季節。

寒い時には、コタツに入ってのんびりみかんでも・・・。

 

早いもので、もう師走ですね。

木枯らしに、一段と寒さがつのるころとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。残された日を数え、新たな年がくるのだと感じ始める12月。

その15日〜18日に、奈良では春日若宮おん祭(春日大社ほか)が催されます。おん祭は、庶民大衆の祭であり、奉納される古典芸能は他に例を見ず、昭和54年に「春日若宮おん祭の神事芸能」として国の重要無形民族文化財に指定されています。17日におん祭は若宮の神霊を春日参道脇のお旅所に遷し、最も盛り上がりを見せます。

日中には競馬(きそいうま)や、お渡り式などがあり、そこでは日の使一行が王朝、大和士一行が鎌倉、大名行列が江戸時代の特色を表しており、王朝以後の風俗を通観することができます。

そして神楽・舞楽・田楽・細男等の奉納芸能が夜まで続く・・・。

大和の一年をしめくくる我が国最古の芸術祭「若宮おん祭」、一見の価値あり。

 

     

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