面材に打たれた釘接合部の破壊形式には大きく分けて、通常のせん断破壊とパンチングとよばれる現象の2つがある。(下図)
せん断破壊では、変形が進むにつれ、釘が接触する合板及び木材の面を圧縮しながら釘が曲がっていき、最後に釘が抜け出していって完全に破壊する(釘が破壊する場合もある。)。
一方、パンチングでは、釘が抜け出すより先に、釘の頭が面材にめり込んでいってしまい、最後には抜け落ちてしまう現象である。
面材が薄い場合や、柔らかい場合にこの現象が起こりやすい。