住 所 日田市天瀬町赤岩3−5
電 話 0973−57−3171
交通機関 大分自動車道天瀬高塚ICから約10km
JR大本線天ヶ瀬駅駅からすぐ
施 設(日帰り) ロビー、駐車場(25台)
宿泊 23室(和・洋室7室、和室16室)
宿泊料金10,000円〜30,000円(詳細は下記旅館HP参照)
泉 質 ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉(浮羽HPから)
露天風呂の看板には「含重曹・食塩硫化水素泉」とあった。
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 午前11時30分〜16時 (宿泊客は24時間)
定休日 無休
入浴料金 大人 800円
入浴施設 男女別大浴場・露天風呂 (宿泊客は午後10時で男女交替)、貸切風呂(有料)
浴室備品(日帰り) シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 日田市内各所、桜滝、高塚地蔵尊、耶馬溪、秋月、英彦山、阿蘇山、九重高原
お土産・食事 土産は館内で可能、昼食付き入浴の場合は館内で可能
近くの温泉 日田温泉、杖立温泉、湯の釣温泉、筑後川温泉、原鶴温泉、耶馬溪温泉、壁湯温泉、川底温泉、宝泉寺温泉など多数
日田市HP
日田市観光協会
天瀬町観光協会HP
浮羽HP
http://www.city.hita.oita.jp/
http://www.hita.ne.jp/~kanko/
http://www7.ocn.ne.jp/~amakan/
http://www.ukiha.co.jp/index.cgi
雑記帳 部屋付きの仲居さんがハスキー声で愉快な人だった。会話の中で大阪が長かったということが分かって納得した。
所在地 : 日田(ひた)市天瀬(あまがせ)町
温泉名 : 天瀬温泉
一部
現役時代の後輩・UEKIさんの出身地が大分県・日田市。そのUEKIさんから、近くの天ヶ瀬温泉をご紹介頂いた。
調べてみると、別府・湯布院と並ぶ豊後(大分県)三大温泉の一つであり、河原に野趣豊かな露天風呂が点在し、たいへん魅力的だったので、ここに宿泊することにした。
天ヶ瀬温泉 瀬音・湯音の宿 浮羽 (大分県)
大分県の西端に位置する日田市は、2005年3月、日田郡上津江村・中津江村・大山町・天瀬町と合併して、新日田市が誕生し、市域が南に大きく伸展した。
(因みに、中津江村はサッカー・ワールドカップの際のカメルーンのキャンプ地として全国的に有名になった。)

市内には筑紫次郎の別名を持つ九州一の大河・筑後川が流れる。筑後川は阿蘇外輪山の降雨を集めた杖立川と、津江山系より流れる津江川が合流し日田盆地に流れ込む。そこで天ヶ瀬温泉の前を流れる玖珠(くす)川を吸収して市内を通過する。
天瀬町には3つの温泉地がある。
湯ノ釣温泉、杖立温泉(熊本県が主だが一部天瀬町にかかる)それとここ天ヶ瀬温泉である。
玖珠川の清流沿いに旅館が建ち並ぶ。
九州方面11泊の旅の2日目、前日宿泊した山口県湯田温泉を発って九州に入り、菅原道真ゆかりの太宰府天満宮を詣でてから、福岡県を代表する温泉、二日市温泉の共同浴場2ヵ所で入浴、その後、古城の秋月を観光し、4時過ぎに天ヶ瀬温泉に到着した。

筑紫川支流の支流、玖珠川の渓流沿いに旅館が立ち並ぶ天ヶ瀬温泉は、別府・湯布院と並ぶ豊後(大分県)三大温泉の一つで、奈良時代の豊後国風土記にも登場する長い歴史を持つ。

天ヶ瀬温泉の売り物は、なんと言っても大小の岩石がゴロゴロ転がる玖珠川の河原に点在する5ヶ所の野趣豊かな共同露天風呂だ。
すべて地元の人たちが管理する無人の風呂で、その内2ヶ所で入浴した。片方は簡単な目隠しと脱衣棚が設けられていたが、もう一方は目隠しも脱衣場所もない完全な野天で、対岸に並ぶ旅館の客室からは丸見え状態だった。
他に1ヶ所、手を浸けて湯音を計っただけの露天風呂もあったが、何れも管理料として100円を近くの鉄製の箱に投入するシステムになっていた。
これらとは別に、「シャーレー水光園」が所有する河原の露天風呂があるが、ここも目隠しは無い。
地元では、宿泊客の増加を図るため、これらの露天風呂を整備していくことを検討しているようだ。

20数軒の旅館・ホテルの中で、最も料金が高く格式がある宿は、玖珠川から少し離れた小高いところにある「山荘・天水」である。ここは風呂のすべてが掛け流しでとても魅力的だったが、共同露天風呂から遠いために候補外として、宿泊料金が「中の上〜上の下」の旅館「浮羽」に予約を入れた。
対岸の旅館から丸見え、最もワイルドな神田湯。
地元の人が多い鶴舞の湯
手を浸けただけの薬師湯
施設名 : 瀬音・湯音の宿 浮羽 (宿泊日:2005.4.3)
浮羽の外観
ホテルスタイルのロビー
「浮羽(うきは)」は玖珠川の南岸、100mほど山側に入った小高い所にあり、すぐ近くに料金設定が若干高めの姉妹舘「浮羽別館新紫陽」が建ち並ぶ。
フロント・ロビー・ラウンジはホテルスタイルで、自動演奏のピアノが置いてあった。
案内された部屋は3階・8畳の和室で板の間の踏み込みと広縁が付いている。5年前に改装されたようだが、畳を含めて内部は真新しく、テレビなどの調度類が壁に設けられた作り付けの収納場所に収められていて、とても広く感じる。ソーイングセットなど女性が喜ぶ小物も置いてあった。
窓からは玖珠川の清流と両岸に建ち並ぶ旅館が見下ろせて開放感タップリだ。風呂は男女別に露天・内湯・酒樽風呂があるが、時間によって男女が入れ替わるので、宿泊すればすべての風呂に入浴できる。中でも左の写真の露天風呂は、木々や竹に囲まれたかなり大きなもので、併設されている年季の入った酒樽風呂
と共に、清浄な冷気を吸いながらゆったりとした入浴を楽しんだ。
湯は無色透明のナトリウム塩化物炭酸水素塩泉で、肌をこするとキュツキュツと鳴るような感触だった。
夕食は部屋食でなく私が好む食事処で取ったが、海から遠い山間のロケーションに相応しく、豊後牛や川の幸・山の幸の食材を使った質実な料理で好感が持てた。宿泊料金は@15,900円(税込み)だったが、旅行券を使用したためJTB経由の予約だったので、若干高めについたかもしれない。(旅館料金の詳細については下記浮羽HPを参照)
上:木々や竹林に囲まれた広めの庭園露天風呂

左:趣ある酒樽風呂
もう一つの露天風呂
天井に檜が使われている大浴場は掛け流し。
露天風呂にはこの湯籠に入浴セットを入れて。
夕食・朝食は掘り炬燵形式の食事処で。
山の幸中心の先付け
豊後牛・鶏肉・野菜を自分で焼く。手前はヤマメの刺身
川魚を自分で焼く。
朝食、ここでも干物を自分で焼く
炭火焼会席が売り物の夕食。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
天ヶ瀬温泉・共同露天風呂参照