住 所 |
大分県竹田市久住町大字有氏字広内1773(2005年4月1日竹田市と合併)
大分県直入郡久住町大字有氏字広内1773(旧住所) |
電 話 |
0974−76−1223 |
交通機関 |
大分自動車道九重ICから県道40号線などで約40km
大分自動車道湯布院ICからやまなみハイウェイ(県道11号線)などで約50km
JR豊肥本線線豊後竹田駅から竹田交通バス久住経由長湯温泉行きで25分、久住車庫下車タクシーで15分
〔送迎バス〕
湯布院駅(15時発)→レゾネイトクラブくじゅう(16時10分着)
レゾネイトクラブくじゅう(12時発)→由布院駅(13時10分着)
|
施設(日帰り用) |
レストラン、売店、駐車場(60台) |
宿 泊 |
58室・・・洋室(BT付き46室)、和洋室・洋室(BT付9室)(露天風呂T付2室)
宿泊料は「朝食付1泊+レストランでの夕食」が基本で、その他にシーズンに応じた各種セットプランもあるのでHP参照のこと) |
泉 質 |
炭酸水素塩泉(鉄分が多いため、茶褐色) |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) |
12時〜19時(予約不要) |
定休日 |
不定休 |
入浴料金 |
大人 500円 |
入浴施設 |
内風呂男女各1 、露天風呂男女各1 貸切風呂1 |
浴室備品(外来) |
シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、ロッカー |
観光スポット |
久住高原散策(多数のコース有り)、くじゅう花公園、乗馬、阿蘇山、周辺温泉巡り、原尻の滝、竹田市 |
お土産・食事 |
土産・昼食とも館内で可 |
近くの温泉 |
赤川温泉、久住温泉、白丹温泉、久住高原温泉、七里田温泉、豊後たくみ温泉、三船温泉、長湯温泉、星生温泉、蔵床温泉、黒川温泉、万願寺温泉、地獄温泉・、垂玉温泉、阿蘇内牧温泉 |
竹田市HP
(旧)久住町HP
レゾネイトクラブくじゅうHP
|
http://www.city.taketa.oita.jp/
http://kuju.cside8.com/kuju/index2.html(竹田市と合併したため近く廃止される予定)
http://www.resonate.co.jp/ |
雑記帳 |
九重は町の場合は「ここのえ」、山・温泉・高原等の自然・観光の場合は「くじゅう」と呼ぶようだ。尚、九重連峰には、単独の山として「久住山」があり、南麓に久住町(くじゅうまち)がある。 |
紅殻之湯温泉・レゾネイトクラブくじゅう (大分県)
一部
前日は別府温泉に宿泊、翌朝、炭酸泉で知られる長湯温泉で入浴。
その後、日本の滝100選の「原尻の滝」と「くじゅう花公園」の観光と高原の星生温泉に立ち寄ってから、11泊の温泉旅、九州最後の宿泊地「紅殻之湯温泉」に向かって、濃霧の高原道路を進んだ。
くじゅう花公園は、標高850mの久住高原に位置し、四季の花々が20万uの広大な敷地に咲き誇る。
公園は阿蘇くじゅう国立公園内にあり、晴れていれば目の前に久住山をはじめとする九重連山、遠くに阿蘇五岳を眺望できる。
訪れた日はあいにくの霧雨、この素晴らしい風景が楽しめなかった。
また、例年になく冬が厳しかったため、華やかなチューリップ畑の春景色も見られなかった。
しかし、春から秋を通じて約500種類、300万本の花々がつぎつぎと開花し、冷涼な高原の気候によって、平地よりも花の色が鮮やかで長持ちする。
園内には、レストランや大きな売店もある。
周辺に宿泊されたときは、ぜひ訪れることをお勧めしたい観光スポットだ。
3005年4月1日付けで、直入郡久住(くじゅう)町は竹田市と合併した。
久住町は大分県の西端、九州のほぼ中央にあり、九州の尾根・九重連山を北に控え、南麓には日本離れした大草原が広がる。
九重連山を源とする多数の河川が、標高450〜900mの丘陵を潤して、稲作や畜産を中心とする農業が営まれている。
この一帯には、あまり知られていないが、10近くの温泉が点在している。
今回の11泊の九州旅行で車を走らせたかった阿蘇五岳・九重連山の裾野に広がる雄大な高原。
一週間前は、湯布院から宿泊する黒川温泉を通り過ぎて、阿蘇の外輪山、内輪山周辺の高原ドライブを楽しんだが、この日は別府温泉から、長湯温泉経由で久住高原に向かった。
しかし、天候はあいにくの霧、雄大な景色を楽しむどころでなく、やまなみハイウェイの最高標高、牧の戸峠(1,330m)周辺を通過するときは、中央のセンターラインを頼りに、冷や汗をかきながら運転した。
高原の斜面を利用して、春から秋にかけて300万本の花々が咲き誇る。
この一週間前、黒川温泉に宿泊した際に訪れた快晴の大観峰から遠望する九重連山。
当初、九州内では別府温泉を最後に帰途につくはずだった。しかし、思いっきり走りたかった阿蘇・九重(久住)の高原での宿泊がゼロ。
そこで久住高原でもう一泊することし、予約した温泉は新興(1993年12月オープン)の紅殻之湯温泉だった。
ここを予約した理由は、珍しくも温泉そのもので選んだわけではない。
ガイドブックや雑誌の写真で見たホテルが、大自然の真っ只中にあり眺望が素晴らしいこと、建物・客室・レストランなどに他とは違う大人の雰囲気があったこと、旅館の食事に飽きた時分に美味しそうな豊後牛のステーキが食べられること。
それに、相互リンクさせて頂いており、福岡在住で九州の温泉を驚異的なペースで巡っていらっしゃるプー助さん(女性)が、ご自分のサイトでこのホテルのことを「いつかは泊まりたい宿です。館内・部屋の雰囲気がとても良く、食事も美味しそうです。豊後牛のロティスリー焼きが名物」と記述されていたからだった。
多くの温泉で宿泊・入浴し、観察眼が鋭いプー助さんが褒めているので、間違いない宿泊施設と確信した次第だ。
施設名 : レゾネイトクラブくじゅう (宿泊日:2005.4.11)
結論から言うと、ここは中年以上の男女に宿泊、それも連泊して、大自然だけの周辺を散策するなどして。ゆったりした時間を過ごしてもらいたいリゾートホテルだ。
若いカップル(女性は間違いなく喜ぶが)や騒がしい子供連れには宿泊を遠慮してもらいたい、大人の雰囲気とアコモデイションを有している。
実際に、大人の雑誌「日経おとなのOFF]や「日経TRENDY]などで大きく紹介されている。
タイトルは「暖炉のホテル」「静かで、甘い特等の避暑地へ」「デザイナーズ旅館の秘密」などだ。
車で行かないとアクセスが不便だが、おそらく人気のホテルなのだろう。
予約状況をインナーネットで調べると、3ヶ月間(6〜8月)の土曜日は満室状態だった。
ホテルは九重連山の南側、起伏がゆるやかな牧草地帯に建っていて。快晴なら阿蘇・九重の360度の大パノラマが楽しめる。
道路沿いからホテルへ向かうアプローチの入口には、小さな看板しかない。
建物はくすんだ赤茶色、まるで自然からホテルを隠そうとしているような設計だ。すべてコテージ風の平屋の客室を吹き抜けの外廊下が結んでいる。
こうした自然を配慮した設計は、他にも見られる。
切り土や盛り土を抑えたことによる敷地の高低、館内の光が外部に向かって洩れないように、施設全体を要塞のように窓の数と大きさを制限し、輝度を抑えた白熱灯の照明器具。
これはロビーなどのパブリックスペースばかりでなく、客室も同様で、蛍光灯に慣れた日本人には薄暗さを感じる。
まさに眩い蛍光灯を嫌うヨーロッパの雰囲気だ。
部屋は全部で58室、一般の客室はメゾネットタイプ。
私が選んだのは、最近増設された8室の1つで、畳の部分もある和洋室(洋室や専用露天風呂付きもある))で、2000円の追加料金が必要だった。
コテージ風なので玄関があり、そのうえ、天井が高く、広い水周りや浴室があるので開放感たっぷり、まるで一軒家の雰囲気だ。黒塗りの柱や梁、外観と同じ赤茶色で藁を混ぜた土壁、抑えた照明、これらが暖かみある雰囲気をかもし出す。
宿泊料金は「一泊朝食付き料金+館内レストランでの夕食料金」が基本になっている。
レストランは和食・洋食の2つのレストランがあり、洋食の場合は4,000円〜8,000円だ。
私達は夕食付きの企画プラン(@17,000円)で、洋食コースを選択した。
レストランは、まさにフランスのオーベルジュ(郊外のレストラン兼旅籠)を大きくした雰囲気だ。
荒削りの太い松の20本くらいの柱や梁が教会のような高い天井を支え、大きな暖炉が薪を燃やしている。
椅子とテーブルは間違いなく特注で、太く厚い木材を使用している。
これに加えて、レストラン全体が茶色と焦げ茶の色調、薄暗い間接照明、極端に少ない窓が相乗して、落ち着いた大人の雰囲気を醸成している。
洋食コースのメニューは、「季節のオードブル・季節のスープ・豊後牛モモ肉ロティスリー炭火焼・サラダ・自家製焼きたてパン・季節のデザート・珈琲 または 紅茶」。味・盛り付け・ボリューム・食器など、すべて合格点だった。
肉は別に設けられた専用のオープンキッチンで丹念にローストされ、ピアノの演奏もあって、視覚的・聴覚的な訴えも十分。それらが「見せます」「聞かせます」といった押し付けがましいところがなく、さり気なく行われていたのにも好感がもてた。
浴室は天井・壁・柱にふんだんに木材が使用されていて、しっとりと落ち着いた雰囲気。付属する小露天風呂は4〜5人用の小型のもの。何れも眺望が良いはずだが、あいにくの霧でこれは楽しめなかった。
湯は炭酸水素塩泉で、含有する鉄分のせいで茶色に変化しており、手のすべりが止まり、キュツキュツと音がするような感触だった。
低層、赤茶色の壁の玄関と本館。駐車場が玄関前に設けられているのが惜しまれる。
ベージュ、茶色・こげ茶をベースにしたシックなフロント・ロビー。照明はすべて間接。
球根ベゴニアが寄せ植えされたロビーの一角。この部分だけに外光が明るく注ぐ。
ウッディで重厚な雰囲気のライブラリー。ここで寛ぐには1泊では難しい。
セミダブルのベッドが2つ。
カバーの上には、本館や入浴へ行くための防寒着。
部屋からの眺め。霧のために何にも見えず。平屋の客室が長く伸びている。
吹き抜けの長い廊下を通って本館・レストラン・入浴に出かける。
荒削りの松の柱が立ち並び、特注の無骨な家具が置かれた重厚なレストラン。
売り物の豊後牛のモモ肉ロティスリー炭火焼。目の前で丹念にローストされる。
清涼な高原の風を受けながらの露天風呂。この日は霧の中の入浴となった。
吹き抜けの天井を支える太い柱が何本も立つ開放駅な大浴場。向こう側に露天風呂。霧雨のためにせっかくの風景が見られず残念!
レゾネイト(自然との共鳴・共存)のホテル名に相応しく、自然への配慮が至る所に見られる建物。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。