湯郷温泉 療養湯 (岡山県)


療養湯は美作三湯の一つ湯郷温泉の共同浴場で、源泉かけ流しの上質の湯に浸かれる。

療養湯は上記の「湯郷鷺温泉館」のすぐ近くにあり、駐車場を共用している。
一方がモダンな外観なのに対し、療養湯は近年建て直しされたようだが、それでも昔ながらの共同浴場の雰囲気を残している。

引き戸の玄関を開けると、右が地元専用の「村湯」、左が誰でも入れる療養湯になっている。
入浴料金が600円という高めの設定、値段だけを考えると共同浴場とは言い難い。


浴室はコンパクトで、タイル張りの風呂は2つに仕切られている。
左側の狭い方の湯温が低く36℃程度、明らかに加温されていないのが分かる。
わずかな硫化水素臭がするナトリウム・カルシウムー塩化物温泉はしっとりした感触、これがかけ流しになっている。
ここではシャンプー類の使用は禁止されている。

所在地 : 美作市湯郷
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

美作市は、旧勝田・大原・美作など6町村が合併して平成17年3月に誕生した人口3万人余りの新しい市だ。

岡山県の北東部に位置し、東は兵庫県、北は鳥取県に接している。
市域中央部には東西に中国自動車道が貫通し、関西方面からのアクセスが良好で、吹田ICから1時間半程度で到達する。

市域には、氷ノ山・後山・那岐山国定公園など多くの郷土自然保護地域がある。

基幹産業は農業で茶・黒豆・イチゴ等が特産品、観光資源としては美作三湯の一つ湯郷温泉があり、大原地区は剣豪・宮本武蔵の生誕地として観光客を招致している。

まったりした源泉がかけ流しで楽しめる。

共同浴場の雰囲気を残す湯小屋は、引き戸を開けて入る。近くには足湯もある。

村湯はいわゆる「じも専(地元の人専用)」で一般の人は入れない。

1999年にオープンした湯郷鷺温泉館は入浴者が250万人を超えた。

住 所 岡山県美作市湯郷595-1(湯郷鷺温泉館に同じ)
電 話 0868−72−0279(湯郷鷺温泉館に同じ)
交通機関 中国自動車道美作ICから県道51号線等で約6km
JR姫新線林野駅下車宇野バスで5分
施 設 駐車場(湯郷鷺温泉館と共通)
宿 泊 無し
泉 質 ナトリウム・カルシウムー塩化物泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 午前8時〜午後8時  
定休日 年中無休
入浴料金 大人600円 
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ類使用禁止
観光スポット 武蔵の里、茶山観光農園、バレンタインパーク作東、おかやまファーマーズ・マーケットノースヴィレッジ、芋掘り・野菜収穫体験、イチゴ狩り、ブドウ狩り
お土産・食事 美作ICから南に1.5km、県道51号線と国道179号線が交差するところにある道の駅「彩菜茶屋」で野菜類・地元特産品を安く買える。
近くの温泉 花みずき苑(湯郷温泉、但し源泉が異なる)、湯免温泉、宮本武蔵温泉、雲海温泉
美作市HP
湯郷温泉HP
湯郷鷺温泉館HP
http://www.city.mimasaka.lg.jp/
http://www.spa-yunogo.or.jp/

http://www5.ocn.ne.jp/~sagispa/
雑記帳

共に入浴料金は600円、ふつうに色々な風呂に浸かってゆっくり寛ぎたい方は湯郷鷺温泉館へ、温泉そのものに拘る方は療養湯へ。

施設名 : 療養湯 (入浴日:2008.8.6) 
湯郷温泉は湯原・奥津と並ぶ美作三湯の一つで、今から1200年ほど前、一羽の傷ついた鷺が足を湯につけて癒しているのを見た円仁法師が温泉を発見したと伝えられている。
この逸話から別名、鷺の湯とも呼ばれている。

湯郷温泉は、中国自動車道の美作ICから車で10分ほど、山陰と山陽を結ぶ国道374号線沿いにあるので、関西からのアクセスが非常に良い。
美作三湯の中では最も自然度が薄く、温泉街の雰囲気ある写真を撮るのに苦労する。
旅館は一時より減じて今は十数軒、吉野川に近い中心部と、そこから北へ進んだ山の手に点在している。
日帰り施設としては、バラエティに富む風呂を持つ湯郷鷺温泉館と往時の共同浴場の雰囲気を残す療養湯がある。

智頭急行「宮本武蔵駅」前にある「武蔵・又八・お通」の幼少時の像。

温泉名 : 湯郷温泉 

湯郷グランドホテル前の常夜灯