2011年5月22日 閉館
(けむだしさんからの情報)

データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
所在地 : 紀の川市
温泉名 : 龍門山温泉 
施設名 : 龍門山温泉 (入浴日:2006.10.11) 
龍門山温泉 (和歌山県)
住 所 和歌山県紀の川市荒見645−1
電 話 0736−73−2632
交通機関 阪和自動車道和歌山ICから約25km
JR和歌山線粉川駅から徒歩20分
施 設(日帰り) 軽食 休憩所、、駐車場(30台) 
宿 泊 無し
泉 質 ナトリウム・カルシウムー塩化物泉(含む塩化土類ー食塩泉) pH7.1 泉温25.5.℃
157リットル/分
 透明・薄緑
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(外来)
午前11時〜午後10時
定休日 毎週木曜日(祝祭日は営業)
入浴料金 大人(中学生以上) 1,000円 小人500円
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1、サウナ、足湯
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット かつらぎ町内フルーツ狩(モモ、梨、リンゴ、ブドウ等)、青洲の里、桃山町(桃の直売所)、粉川寺、根来寺、高野山、和歌山市観光スポット、紀伊三井寺、ポルトヨーロッパ、黒潮市場
お土産・食事 両方とも施設内で可
近くの温泉 蔵乃湯 温泉、神通温泉、、ゆの里温泉、紀伊見温泉
加太温泉、紀州黒潮温泉、和歌の浦温泉、犬鳴山温泉、大谷温泉
奥水間温泉
紀の川市HP
観光HP
http://www.city.kinokawa.lg.jp/
http://www.city.kinokawa.lg.jp/kanko/
雑記帳 奈良市内から和歌市に至る国道24号線は、途中、橿原市など渋滞地域が多く、距離は短いのに出かけるのが億劫になる。
途切れ途切れの工事を行っている「京奈和道路」の開通が待ち遠しい。
2005年11月、名刹・粉河寺の所在する粉河町・華岡青洲の那賀町・桃源郷の桃山町など5町が合併し紀の川市が誕生した。
紀の川市は和歌山県の北部に位置し、西を和歌山市、東を伊都郡かつらぎ町、南を海南市に、北は大阪府の岸和田市・貝塚市・泉佐野市・などと接している。

奈良方面から、あるいは和歌山市方面から幹線道路・国道24号線を進むと、紀の川を挟んで南北になだらかな山塊が見えてくる。
北は和泉山脈、南は紀伊山地である。この2つの低い山脈の中央を紀の川が流れる。

有吉佐和子の同名の小説で全国的に知られるようになった紀の川は、台高山脈・大峯山脈そして吉野山に囲まれ奈良県川上村に源を発し、
、多雨地帯から流れ出る数々の源流と合わせて吉野川となり、しばし北行、後に西行して名前を紀の川と変え、和歌山市で紀伊水道に注ぐ。
紀の川を跨ぐ龍門橋。遠くが和泉山脈。向かいの国道24号線からこの橋を渡ってすぐ、右手に龍門山温泉がある。
和歌山市内及び周辺に、源泉掛け流しの施設がいくつかあって、温泉好きを惹き付ける。
花山温泉・本町温泉・龍門山温泉などだ。
この日、温泉仲間のARさんと一緒に後者の2つに入浴すべく、高石市のご自宅でピックアップ、先ず最初に龍門山温泉に向かった。
(本町温泉は水曜が休業、入浴できなかった)

国道24号線から紀の川を跨ぐ幾つかの橋の一つ、狭い龍門橋を渡った右手すぐの土手下に、ど派手な看板を掲げた龍門山温泉があった。

この看板を見ただけで、サイト仲間のコスモスさんが記述されている「建物はかなり怪しげ。初めて入るのには勇気がいりそうです。」が理解できる。

しかし、かなりの温泉好きは、素朴な(言い換えれば貧弱な)、あるいはこの手の怪しげな建物を見ると、それだけで心が妖しくときめく悪い性癖がある。
私も心弾ませつつ、看板手前から駐車場に入った。
かなり派手な看板。温泉名・施設名が同一なので、上が温泉、下が施設を表すのだろう。
駐車場に車を停めて、周囲を見回すと何に使用しているか分からないコンテナーや、喫茶場所なのだろうか、やたらと間口が長く、たためる移動式かなと思える店舗があって、正面には大きな水色のソファが駐車場に向かってデ〜ンと置いてある。

コスモスさんの描写のごとく、玄関には提灯がたくさんぶら下がり、よく見るとクリスマスに使われる電飾が張り巡らされている。なるほど、夜になるとますます怪しさを増すだろう。

内部に入ると外からはわからない広いスペースがあり、そこに健康器具やテーブルが数多く置かれていて、軽食も取れるようになっている。
その他、受付の横には商品が所狭しと並べられ、温泉地の共同浴場をはるかに上回る大衆的な雰囲気を醸し出している


ここの外観・館内の造り・雰囲気からして、入浴料は500円ないしは600円と計算し、2人分として千円札と500円玉1個を用意してたら「千円」とのこと。思わず「2人でね?」と聞き返してしまった。

右手の暖簾をくぐって脱衣室に入り、いつもの癖で風呂を覗いたところ、ハッピー、先客は誰もいない。
服を着たまま、靴下だけ脱いで、急いで内湯と露天風呂を撮影した。
右手に掛け湯、左手に中規模の湯船があり、そこには木で縁取られた小さな湯船が別に付いている。

それぞれに電動式の泉温が表示され、一つは42度弱、もう一つは43度の数字が出ていた。

風呂の向かい側には巨大なボードがかけられ、温泉法で定める泉質・成分・禁忌などが詳細に記載されている。温泉に自信があるためだろうか。
満たされている温泉は、透明だが僅かに鶯色がかっている。


泉質は
ナトリウム・カルシウムー塩化物泉、旧名称では「含む塩化土類ー食塩泉」で、ナトリウム・カルシウム等の含有量がかなり多い。
源泉温度が25.5℃で、これだけで温泉法で定める温泉に認定されるが、適温に加温した上で掛け流しにしている。
入浴前後、一時も休まず、独楽鼠のように館内外を忙しく歩き回っていた元気なご主人にお話を聞くことが出来た。
*温泉は、機材を買って自分で800mまで掘り、湯脈にぶかったので安く上がった(通常は100mにつき1千万円・・管理者注)。

*小さいとき、近くの飯森鉱山(旧那賀郡那賀町 現在廃坑)が地下800mまで掘っていたが、鉱夫が「地底の温泉で風呂に浸かってきた」という話を聞いていたので、温泉は間違いなく湧出すると信じていた。


そんなご主人なので、現在の施設の多くが手造りではないかと思った。

尚、容器を持参すれば、温泉を1リットル10円で購入することが出来る。
過日、温泉仲間のARご夫妻と栃木の道の駅で、まったく偶然に出会った。天文学的確率以上の出来事だ。これを記念して(?)2人だけで日帰りの小旅行に出かけた。
加温無し源泉の掛け湯
最近造られた桧の露天風呂
脱衣室のロッカー