下条村は長野県の最南端、愛知県と県境を接する下伊那郡の中央に位置し、中央自動車道飯田ICから車で20分の所にある。
数多くの川が天竜川に注ぎ、これらによって浸食・形成された河岸段丘に集落が点在する。
村名は14世紀からこの地方を支配していた下條氏から由来し、後に武田信玄の妹を迎えた末裔が軍功をあげて隆盛を誇ったが、織田信長・徳川家康等と敵対・帰属を繰り返して16世紀末に滅亡した

下田村の特産には、リンゴ、梨、柿(市田柿)、ソバ、大根(親田辛味大根)などがある。
また、国道151号線で下条村に入ると、タレントの
「峰竜太の出身地」の大きな看板が現れて、思わず口元がゆるんでしまう。
住 所 下伊那郡下條村睦沢3405
電 話 0260−27−2600
交通機関 中央自動車道飯田ICから国道15号線で約12km
JR飯田線大島駅からタクシーで約10分
施 設 食事処(隣接)、休憩室、売店、駐車場(70台) 
宿 泊 なし
泉 質 弱アルカリ性単純硫黄泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10時〜21時(受付20時30分迄) 
定休日 年末年始(12月29日〜1月1日)
入浴料金 大人400円 小学生以下200円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、ジャグジー、ジェットバス
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 天竜下り、リンゴ・梨狩り道の駅信濃路下條(そばの城・そばの館・うまいもの館)
妻籠・馬篭
お土産・食事 道の駅信濃路下條で両方可、特産品:リンゴ、市田柿、親田辛味大根
近くの温泉 昼神温泉、、阿南温泉、伊那谷温泉、水簾洞温泉、信州平谷温泉
下條村HP http://www.vill-shimojo.jp/(秋桜の湯のページ有り)
雑記帳 南信州の他の温泉と同様、この温泉にも東京の実家に車で帰郷する際に立ち寄った。園原ICで中央自動車道を下りて昼神温泉経由、国道256号線、県道64号線、最後に国道151号線で天竜川沿いのおだやかな河岸段丘地帯を進み下條村に入った。伊那谷の美しさは高速道路を利用しては分からず、三州街道(国道153号線)、遠州街道(国道151号線)や各県道を進み「地道ドライブ」をすると、はじめてこれを実感できる。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
城の形をした「道の駅信州路下條」の横の道をしばらく進むと、左右に伊那谷から中央アルプス・南アルプスの大パノラマを眺望する台地に至り、そこに下條温泉の木造・平屋の小さな施設が見えてくる。訪れたのは10月、施設名に相応しいコスモスの花が周辺に咲いていた。
それから3年後、写真撮影を兼ねて再び訪問した。今回は9月と1ヶ月早く、まだ稲は刈り取られず、近くのりんご園の果実はほんのり色づいたばかりだった。
所在地 : 下伊那郡下條村
施設名 : 秋桜の湯  (入浴日1回目2002.10.15  2回目2005.9.1)
温泉名 : 下條温泉
秋桜の湯周囲の風景、稲田とリンゴ園(2005.9.1撮影)
道の駅では3〜4種類の「竜太そば」が販売されている。
東京から奈良への帰途、久しぶりに南信州の温泉に立ち寄ろうと思い。中央道飯田ICで下りて国道151号線を南下した。
当初は、飯田温泉湯里湖というユニークな施設名で、伊那谷を見下ろす露天風呂に再入浴の予定だったが、なんとしばらく休業中の貼り紙がしてあった。そこで、急遽予定を変更、その先の下條温泉に向かった。

3年ぶりにやってきたここの周辺は以前とまったく変わらず、遠くに信州の山々、近くには色づき始めた果実をたわわにつけたリンゴ園が広がっていた。この周辺は3,000m級の名峰が聳えているわけではないが、なんとも心癒される信州の穏やかな風景であった。

正面から見た施設はこじんまりしたごく平凡な佇まいである。
しかし、中規模の内湯は、180度のワイドなガラス張りを通して、木々の緑が爽やかだ。岩石で囲われた露天風呂から望む伊那谷、中央アルプスの風景は見事で、信州の温泉に浸かっているという実感が心に染み渡る。

透明な療養温泉の湯は30度、泉質は単純硫黄泉(アルカリ性低張性温泉)で、肌にぬめり感が残る。
温泉棟に隣接して、食事処の「レスト秋桜」があり、地元の農産物を使った料理を食することが出来る。

下條温泉・秋桜(コスモス)の湯 (長野県)
改訂版(2005.11.10)
まだ青いリンゴ
小さな温泉施設だが、隣に食事処がある。
木々を借景に爽快な内湯
石がすべりやすくなっているので注意。前回、もう一つの露天風呂で滑って湯船に頭から突っ込んだ!