下諏訪温泉・遊泉ハウス児湯 (長野県)
所在地 : 諏訪郡下諏訪町
温泉名 : 下諏訪温泉 
施設名 : 遊泉ハウス児湯(こゆ) (2006.3.16)
住 所 長野県諏訪郡下諏訪町横町木ノ下3477
電 話 0266−28−0823
交通機関 中央自動車道諏訪ICから国道20号線・国道142号線で約15km
JR中央本線下諏訪駅から徒歩10分
施 設 休憩室、駐車場40台 (施設前と徒歩1分の所にある)
宿 泊 無し
泉 質 ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 5時30分〜22時
定休日 無休
入浴料金 大人220円 休憩室利用の場合は560円 
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ等は無し、ロッカーあり
観光スポット 諏訪大社、諏訪湖及び周辺の観光スポット、白樺湖、蓼科高原、霧が峰高原、美ヶ原
お土産・食事 温泉街に多数
近くの温泉 上諏訪温泉蓼科温泉、蓼科高原温泉郷、奥蓼科温泉郷毒沢鉱泉
下諏訪町HP
観光協会HP
旅館組合HP
http://www.town.shimosuwa.nagano.jp/
http://shimosuwa.com/index.htm
http://www.simosuwa.com/
雑記帳 今回訪れるまで、下諏訪温泉がこんなに情緒がある温泉地だとは知らなかった。この日は上諏訪温泉に宿を取ったが、下諏訪にすればよかった、と若干悔いが残った。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
下諏訪町は諏訪湖のほとりにあって、古くから諏訪大社の門前町として栄えてきた。
諏訪大社は、諏訪湖の南北に二社ずつ、四ケ所に鎮座する変わった形の神社で、全国に1万余の分社を持つ諏訪信仰の総本社である。
このうち、下諏訪町には、下社秋宮・下社春宮がある。

鎌倉時代には幕府が、戦国時代には武田家をはじめとする武将がここで武運を祈願した。

江戸時代になると、中山道と甲州道中の分岐点として、また難所の和田峠や塩尻峠を越えてきた旅人が骨休めする温泉宿場町としても大いに繁栄した。


下諏訪町を含む諏訪湖周辺は、近年に入ると製糸産業、精密工業が発展、最近は電子機器産業が盛んになりつつある。
下社秋宮の神楽殿。ここの注連縄は日本一の大きさらしいが、出雲大社のものといい勝負だろう。後に三大奇祭「御柱祭」によって引き立てられた2本の御柱が見える。
旧中山道。手前の建物が素朴な共同浴場・旦過(たんが)の湯。
諏訪湖に面する開けた地域に大型旅館が建ち並ぶ上諏訪温泉。
これに対し、下諏訪温泉は、諏訪大社下社秋宮に向かって走るいく筋かの狭い道沿いに、昔ながらの風情を残す小さなな旅館が軒を連ねている。
そこに素朴な共同浴場が混じって、とても味わいある温泉街が形成されている。

温泉も豊富なようで、22ヶ所の源泉からは、毎分5,600リットルの湯が湧き出し、一般家庭まで配湯されているそうだ。
風情ある旅館街。
下諏訪には、11ヶ所、即ち「旦過の湯・新湯・菅野・矢木・みなみ・富部・老人福祉センター・湖畔の湯・六峰・高木・遊泉ハウス児湯」の公共浴場がある。
入浴料金は、ほとんどが220円である。

これらの中で、「遊泉ハウス児湯」は、下社秋宮から200mほど離れた距離にあるので、観光客も利用しやすい。一番大きな共同浴場というだけあって、外観は立派だか、中に入ると外湯の雰囲気そのものだ。

一階には浴室、2階には休憩室と健康器具が置かれている。
風呂は、外湯にしては珍しく、ジェットバスバスなどを設け、また小さく外の風景も見られないが、露天風呂もある。
子宝に恵まれる湯だそうで、「児湯」の名前はそこに由来するのだろうか。
タイルの浴槽はかなり大きく、ジェットバスなども設けられている。泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩塩化物泉。キュツキュツの感触だ。
開放感は無いが、公共浴場には珍しく露天風呂もある。ぬるめの湯で加温をしていないのだろうか。