住 所 |
長野県下高井郡木島平村往郷5567−1 |
電 話 |
0269−82−4028 |
交通機関 |
上信越自動車道豊田飯田ICから国道117号線・403号線等で約15km
JR飯山線飯山駅から野沢温泉行きバスで10分、中村下車タクシーで5分
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施 設 |
食事処、休憩室、売店、駐車場100台 |
宿 泊 |
梨の木荘で素泊まりで2名1室8,400円(税込み)〜 |
泉 質 |
弱アルカリ性単純温泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 |
6時〜22時(受付は21時30分迄) |
定休日 |
原則として第2水曜日(8月は第1水曜日) |
入浴料金 |
大人500円 小学生200円 |
入浴施設 |
内湯男女各1 露天風呂男女各1 |
浴室備品 |
露天風呂はカラン・シャワー・シャンプー等一切無し |
観光スポット |
村内でスキー、トレッキング
斑尾高原、小布施、善光寺、志賀高原、妙高高原、黒姫高原、戸隠高原 |
お土産・食事 |
両方とも館内で可能。
野沢温泉に向かう途中、国道117号線沿いに野沢菜の製造・直売の工場有り。(看板が出ているので見落とさないように) |
近くの温泉 |
野沢温泉、湯田中渋温泉郷、信州高山温泉郷、仙仁温泉、秋山郷の温泉、赤倉温泉、新赤倉温泉、妙高温泉、関温泉、燕温泉 |
木島平村HP
木島平観光〔株)HP
観光協会HP |
http://www.kijimadaira.jp/
http://kijimadairakanko.jp/
http://www.kanko-kijimadaira.com/ |
雑記帳 |
休日は大混雑となる馬曲温泉で独占入浴、平日に温泉巡りを出来る隠居の身をつくづく有り難く思った。 |
新潟県の赤倉温泉に宿泊し、翌日、野沢温泉へのルートを地図で確認していたら、途中に馬曲温泉があることを見つけた。
温泉ガイドブックの見開きのページで紹介されたり、「眺望の良い風呂」のカテゴリーで常連メンバーの「馬曲温泉望郷の湯」だ。見落とさなかった幸運に感謝しながら、野沢温泉への国道117号線を途中でそれて馬曲温泉に向かった。
県下有数の観光地、野沢温泉と志賀高原の間にある木島平村は、長野県の北端、千曲川をはさんで飯山市の対岸に位置し、長野市から40kmの距離にある。
村は標高300mから750mにあり、三方を1,500m前後の山々で囲まれていて、寒暖差が激しく県下でも有数の豪雪地帯である。
村域には木島平スキー場などがあるが、冬以外のシーズンもトレッキング、パラグライダー、各種スポーツ、農業体験などを恵まれた自然の中で楽しみことが出来、年間を通しての行楽客は40万人を超える。
実業之日本社発行の「眺めを楽しむ露天風呂500〔全国版)」の見開き部分に、堂ヶ島温泉(静岡県)、泥湯温・川原毛大湯滝(秋田県)、女夫淵温泉(栃木県)、白浜温泉崎の湯等と並んで、馬曲温泉が1ページを割いて紹介されている。
さすがプロの写真、湯面すれすれから撮影した広い露天風呂の眼前に名も知らぬ山、その向こうに美しい稜線を描く高社山、さらに遠くに北アルプスが控え、見事な遠近で素晴らしい眺望を作り上げていた。
この日、宿泊した赤倉温泉のスキー場で犬を放して遊んでから、ほんの少し上信越自動車道を走って豊田飯山ICで降り、野沢温泉に向かって千曲川沿いの国道117号線を進んだ。
標識に従って右折、中央分離線こそないものの楽にすれ違いができる馬曲川沿いの山道を進み、15足らずで馬曲温泉に到着してしまった。木島平村の集落から4kmほどの距離だった。
写真で見る温泉は、谷が深いかなりの高所に湧き、道も難路を予想していただけに、あっけないアプローチには驚いた。
到着したのは平日の午前10時過ぎ、停車していた大型の観光バスが出発するところだった。どうやら団体客が朝風呂を浴びていったらしかった。
聞くところによると、旅行会社主催の湯巡りバスが訪れ、週末は道路まで駐車の車であふれるとのことだった。
かなり大きな平屋の建物。自炊用の簡易宿泊施設が別にある。
広い食事処
露天風呂の湯小屋
施設名 : 望郷の湯 (入浴日:2005.5.27)
ふだん宿泊する旅館以外では風呂に入らない家内だが、「人気の温泉、女性用の露天風呂は男性用より2倍の大きさで素晴らしい眺望、入らないと損をする」と口説く。
同行している愛犬のために、車のドアを全開にして、山の斜面をほんの少し下って湯小屋に向かう。
バスが去った後、車の数が少ないので、そんなに混んでいないと思っていたが、小屋の棚を見たら脱いだ衣服はゼロ。
何という幸運、誰も入っていない。
服を着たまま靴下の濡れるのをかまわず、掛け流し状態になっている湯船の周囲を歩き回って、シャッターを連続的に押す。
これで写真が撮れた!ホッと、一息ついてそれから若干高めの湯船に浸かって(源泉温度が40.6度なので加温していると思われる)、しみじみと眺望を楽しんだ。
風呂の両側から稜線がV字型になって下がっているので展望は90度くらいだが、その前方に高社山の美しい稜線(北アルプスは見えず)、それに眼下には人工の建造物が全く見えないので、自然と渾然一体となった気分になれる。
。
15人くらいが一度にゆったり入浴できる風呂は縁まで単純泉のまろやかな湯が満たされ、そのまま湯船からあふれ出ている。
余分な岩石や柵も置かれていないので、遮るものがなく天界で湯に浸かっている気分になる。この設計の巧みさが、いっそうの人気を呼んでいるのではなかろうか、と感じ入る。
豪雪地帯のこの周辺、冬の露天風呂もさぞかし素晴らしいことだろう。
風呂はこの他に、本館の方に内湯があるらしいが、赤倉温泉で朝湯、これから野沢温泉に行って大湯に浸かる予定なのでパスした。
ガイドブックによれば、ここの風呂は一部掛け流しと鳴っている
。露天部rからは湯があふれ出ており、源泉掛け流しに見えるが定かではない。
まあこの際、硬いことはいわず、人気の温泉を独り占めした幸運を一人で祝って、ここから15kmほど先の野沢温泉に向かった。
立って撮影したときの眺望。
風呂に入浴したままで撮影した眺望。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
一部
躑躅と山吹が満開だった。