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所在地 : 下水内郡栄村 
施設名 : 雄川閣 (ゆうせんかく) (入浴日:2006.6.12)
温泉名 : 切明(きりあけ)温泉
切明温泉・雄川閣 (長野県)
住 所 長野県下水内郡栄村切明
電 話 025−767−2252
交通機関 関越自動車道塩沢石打ICから国道353・117・405号経由で約50km
施設(日帰り用) 食事処 (11時30分〜14時)、売店、 駐車場25台
宿 泊 7室 9,600円 8月と10月の全日・年末年始・金/土/祝祭日全日は300円増し
(下記HPで要確認)
泉 質 ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉 (源泉温度54度 200リットル/分)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 夏季10時30分〜20時 (5月中旬〜11月中旬月)
冬季10時30分〜18時
定休日 年中無休
入浴料金 大人 300円 
小人(4歳以上) 150円
入浴施設 内湯男女各1 混浴露天風呂1 貸切風呂1
浴室備品 シャンプー・ボデイソープ・ロッカー(内湯に)
観光スポット 苗場山/鳥甲山登山・フィッシング・志賀高原
お土産・食事 館内で可 (昼食時間は11時〜14時)
近くの温泉 逆巻温泉・屋敷温泉・和山温泉小赤沢温泉上野原温泉・松之山温泉・越後湯沢温泉・六日市温泉など
栄村HP
栄村振興公社HP
http://www.vill.sakae.nagano.jp/
http://www.vill.sakae.nagano.jp/skousya/
雑記帳 本来は、ここの露天風呂入浴を目指してやって来たのだが、内湯で入浴している間に他の客に貸し切りにされてしまった。残念無念!
信州三大秘境の一つ、平家落人伝説が残る秋山郷。その最深部に切明温泉がある。
栄村は長野県の最北端に位置し、北で新潟県・東南で群馬県に接している。
村域には、川上郷・遠山郷とともに信州三大秘境の秋山郷がある。

信越国境、険しくそそり立つ鳥甲山と女性的な丸みを帯びた苗場山が東西を途絶する秋山郷は、平家落人伝説が残る深い山峡の里である。


現代の秋山郷も東西への道は無く、唯一、か細い国道405線が南へ35kmほど走り、これが途切れる切明で、林道秋山線に繋がって志賀高原に出られる。しかし、豪雪地帯であり半年間は通行できない。

厳しい地形と気候(積雪が3mを越す)によって閉ざされているこの地には、12の小さな集落が点在し、古い生活様式や風俗習慣が今も残されている。
秋山郷には中津川の下流から「逆巻(さかさまき)」「小赤沢(こあかざわ)」「屋敷」「上野原(うえのはら)」「和山(わやま)」「切明(きりあけ)」と6つの温泉が点在する。
しかしどこも小さな一軒宿か数軒程度までで、むろん赤絨毯がしかれた旅館は無い。

切明温泉は、秋山郷の最深部、雑魚川と魚野川が合流して中津川となって北に流れ出す山峡にある。
ここま来ると周囲に住宅は全く見かけず、旅館が3軒あるだけだ。
ドイツの建築様式に似たモダンな建物の「切明リバーサイドハウス」、この地の雰囲気を漂わせる「切明園」、そして栄村経営の「雄川閣」である。

切明で国道405号線が途切れ、志賀高原に続く林道秋山線がここを起点としているが、半年間は雪のために閉鎖される。

私が訪れたのは6月12日だったが、その一週間ほど前に開通していたので、帰途は落石や路肩が崩れたままのこの林道を利用して志賀高原に抜けた。

45分ほどかけて洒落たホテルや店が並ぶ都会的な志賀高原に着くと、素朴な秋山郷から、まるでタイムスリップしたような感覚に陥った。
路肩が崩れ石が転がる林道
志賀高原はメルヘンチックだった。
正確には雄川閣の前に「温泉保養センター」の名がつく村営の施設である。
魚野川を眼下に見る小高い所にあり、和室15(BT無し)の小さな旅館だが、秋山郷では最大級の規模だ。

外観は秋山郷の民家をモチーフにしたと思われる設計で、館内に入ると、山峡の秘湯に相応しく、木材をふんだんに使用した山小屋風だ。

浴室・風呂とも河原の小石が敷き詰めてあり素朴な雰囲気。風呂は内湯は15人程度が入れるけっこう大きなものだ。
泉質は、カルシウム・ナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉で、透明だが窓の外の木々が反映しているためだろうかやや緑がかっていた。

ここの売り物の河原の混浴露天風呂は、宿泊客が貸切で利用していたので入浴を断念、ベランダからの撮影に留めた。
小石が敷き詰めてあり、足ツボマッサージが出来そうだ。
屋根にローカル色を出した建物。
ウッディな館内。
階段を下った河原にある大きな露天風呂
雄川閣から一言
名ばかりの国道405号線・・・。国道と言うより、山道を通って我が施設へ来ます。新潟県津南町大割野から、当館まで約33KMの道のり。道中、人家がなくなり不安な思いに駆られるかもしれません。しかも、山道ですので曲がりくねっており、初めて来られた方には、少々恐い思いをさせてしまうかもしれません。しかしながら此処は、山間僻地なのでお許しください。
お越しの際は、くれぐれも安全運転でお越しください。
河原を掘ると温泉が湧き出てくる。この日も4〜5人が自分達で風呂を造って入浴していた。
第二の谷川岳と言われる険しい鳥甲山