早太郎温泉は、「市の木」に選定されているカラマツや白樺の落葉樹が生い茂り、リゾート地の雰囲気が漂う駒ヶ根高原にある温泉だ。
「早太郎」の名前は、昔、近くにある光前寺で飼われていた早太郎という犬が、遠く遠州の神社(現在の静岡県磐田市)に毎年現れて人身御供を要求していた怪物を退治したという伝説に由来している。この伝説の縁で、駒ヶ根市と磐田市とは姉妹都市となっている。
温泉には複数の源泉があり、10軒程度の旅館・ホテルが温泉を引き、日帰り入浴施設が3ヵ所ある。
地元や一部の温泉情報誌では、これらをまとめて「早太郎温泉郷」と称している。
日帰り温泉施設は、「こまくさの湯」、「こまゆき荘」とここ「露天こぶしの湯」があり、何れも展望の良い露天風呂に低料金で入浴できる。
湯は無色・無臭のアルカリ性単純温泉で肌に優しい。
山々はまだ残雪で銀色に輝いていた。(第一回入浴時に撮影)
中央アルプス山麓、標高800mの駒ヶ根高原。
落葉松や白樺が枝を伸ばす約18万坪の敷地に、駒ヶ根高原家族旅行村「アルプスの丘」が広がっている。
ここにはボブスレー、パターゴルフ、テニスコート、温泉、散策散歩道、オートキャンプ場、ロッジ、レストラン等の設備が整っている。
2001年10月にオープンした温泉棟「野天こぶしの湯」はこの施設の一番手前にあり、自然環境にマッチしたログハウス風の建物だ。
木造の10人が楽に入れる内湯から続く露天風呂は、檜風呂と岩風呂の二つがあり、赤石岳、北岳、千丈ヶ岳、塩見岳といった3000メートル級の山々が連なる南アルプスを望める。
これに新緑の緑、高原を渡る涼風、色鮮やかなツツジが加わって、ぬる目のサラサラした温泉に浸かりながら、信州らしく開放度満点、爽快な入浴を楽しんだ(2回目は紅葉を愛でながら。)
檜の露天風呂、ぬる目の湯が心地よい。
南北に流れる天竜川、それが造形した河岸段丘の伊那谷。遠くには南アルプスの3000m級の山々が連なり、近くには中央アルプス、日本100名山の木曽駒ヶ岳・空木岳、その麓に広がる落葉松・白樺の高原、街道沿いのリンゴの畑。そんな南信州に位置する早太郎温泉の日帰り温泉施設「露天こぶしの湯」で2回目の入浴をした。
施設名 : 露天こぶしの湯 (入浴日:2004.5.12 2回目入浴:2009.11.1)
駒ヶ根市は長野県南部の伊那谷ほぼ中央、日本100名山の木曽駒ケ岳(2956m)と空木岳(2864m)の懐に抱かれ、天竜川が造った河岸段丘に位置する人口3万5千人の町である。因みに「駒ヶ根」という名前は、駒ケ岳の山麓の町という意味だ。
市のいたるところから中央アルプス(木曽山脈)と南アルプス(赤石山脈)の名峰群が望めるところから、「アルプスが2つ見える町」をキャッチフレーズにしている。
駒ヶ根市周辺は、標高が600から3000メートルまで2400mの高低差がある高原リゾート地帯だ。
木曽駒ケ岳・千畳敷カールまでの1000mの高度差をわずか7分で運ぶロープウェー(中央アルプス駒ケ岳ロープウエイ)は東洋一と言われており、先般の日経新聞(2010.9.18)何でもランキングの「紅葉が楽しめるロープウエイ」のNo1に選考された。
露天風呂からは南アルプスの3000m級の雄峰を望める。
露天こぶしの湯
駒ヶ根高原家族旅行村「アルプスの丘」
露天風呂岩風呂と檜風呂がある。こちらは大きい方の岩風呂。(2回目の入浴時に撮影、以下も同じ。)
中規模の内湯で温度は適温。泉質は、さらりとした源泉温度30.5℃のアルカリ性単純温泉(加温・循環)。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)