立派な前に大きな駐車場があり、入りやすく停めやすい。
山梨県を代表する大型温泉地の石和温泉に一泊(後日掲載)、チェックイン前に、以前から続けている「甲府盆地のドバドバ掛け流し温泉巡り」の一環として、だいぶ抹消線で少なくなってきたリストから「宮川温泉湯殿館」を選び立ち寄った。
住所が中央市という馴染みがない地名だが、先に入浴したこれもドバドバの国母駅前温泉近く、山梨大医学部の北側とおおよその方向と距離が分かったので、後はナビの案内に任せた。
おそらく少し前までは農作地だったと思われる新興住宅街の中にあり、目の前までナビが連れて行ってくれたのに、まるでホテルのような立派な建物だったため、そこが日帰りの温泉施設とはしばらく気がつかなかった。
オープンして10年以上経過しているようだが、これまで入浴してきた甲府盆地の日帰り施設の中では、もっとも規模が大きく商売っ気も十分うかがえる施設だ。
宮川温泉湯殿館は食事処・宴会場・休憩所・個室など設備の整った大型の日帰り施設で、風呂は琥珀色のモール泉がかけ流し。
標高300m前後の甲府盆地は、元は湖の底だったという説がある。
甲府盆地に形成された扇状地には、ブドウやモモ、サクランボといった多くの果物が栽培されているほか、東部の勝沼周辺ではワインの製造も盛んである。
たいして広くない盆地には、県庁所在地の甲府市の他に山梨市・甲斐市・甲州市といった紛らわしい市、さらに笛吹市、南アルプス市・韮崎市といった市が割拠し、そこに平成18年、三つの町が合併した小さな市に中央市という大層な名がつけられた。
中央市は山梨県の中央南部に位置し、東は鎌田川を挟んで甲府市に、北は昭和町を挟んで南アルプス市に接していて、人口は3万人余り、農地が比較的多く観光資源にこれといったものは無い。
隣に忙しいジェットバスがあるので落ち着けない寝湯。
打たせ湯付き、小さめの露天風呂
すべての風呂が加温・加水・循環無しを誇るボード
バスタオル・タオルなどがセットになったバッグを渡される。持参の手拭い一本に慣れてる身には少々恥ずかしい。
旅館並みのアメニティが揃う日帰り施設は珍しい
館内で着る浴衣が自由に使える。例によって家内を待たせている自分には着る余裕がない。
住 所 | 山梨県中央市若宮33-1 |
電 話 | 055-274-2626 |
交通機関 | 中央自動車道甲府南ICから国道358号・140号・県道などで約10km JR身延線常永駅から徒歩15分 |
施 設(日帰り) | 食事処・休憩所・有料個室・売店・エステ・駐車場(80台) |
宿泊 | 不可 |
泉 質 | ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(含む食塩重曹泉) 原泉温度45℃ |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 | 10時~23時 |
定休日 | 第3火曜日 |
入浴料金 | 大人 1日 900円 (バスタオル・タオル・浴衣無料レンタル) |
入浴施設 | 内湯男女各1(寝湯・ジャグジー) 露天風呂男女各1 サウナ |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 笛吹川フルーツセンター、苺・桃・ブドウ狩り、桃開花観光、西沢渓谷、恵林寺、昇仙峡、富士五湖、清里 |
お土産・食事 | 食事は甲府周辺・20号線沿いに多数(「ほうとう」など)。 季節の桃・ブドウ・いちご・サクランボなどを周辺で。(国道20号線沿い等の直販所) |
近くの温泉 | 石和温泉・湯村温泉・川浦温泉・塩山温泉・笛吹川温泉・一宮温泉・岩下温泉・御坂温泉・芦安温泉・桃の木温泉・国母駅前温泉、ほったらかし温泉・三富温泉・山口温泉・はやぶさ温泉・正徳寺温泉・旭温泉(その他日帰り施設多数) |
中央市HP 湯殿館HP |
http://www.city.chuo.yamanashi.jp/sougou/ http://www.yudenkan.com/ |
雑記帳 | 甲府盆地の温泉施設は、桃かブドウの季節が多い。直売所で果物を求めるのが大きな楽しみだからだ。 収穫時期だけではなくて、桃の開花時期が素晴らしいそうだが、いまだこの時期に訪れていない。 |
中央道甲府付近、正面に富士山。
琥珀色のモール泉、やや熱めだ。