住  所 吾妻郡草津町479
電  話 0279−88−5011
交通機関 関越道渋谷伊香保ICから国道353・145.292号線で60km
上信越道碓井軽井沢ICから県道43・国道146・292号線で55km
(道路状況・景色などから、軽井沢経由が断然お勧め)
JR長野原草津口からJRバス(25分)
JR軽井沢から草軽バス(80分)
施  設(日帰り) ロビー、駐車場(推定30台)
宿  泊 44室 13,000円(サ込み税別)〜25,000円 
入浴時間 13:00〜17:00
定休日 年中無休
泉 質 塩化物硫酸塩泉(PH1.7)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴料金 800円
入浴施設 内湯・露天風呂とも男女各1 時間によって男女入れ替え 家族風呂
浴室備品 シャンプー、ボディーソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 湯畑、西の河原、熱の湯(湯もみ・踊り)、ベルツ記念館、片岡鶴太郎美術館(ホテル経営)
軽井沢(草津温泉とのセットを推奨)、白根山(湯釜)
草津から万座・志賀高原に続く国道292号線・志賀草津道路は、雄大な山並みを縫うように走る快適な高原ルート。途中、有毒ガスが発生して立ち入り駐車禁止の殺生河原、日本百名山の一つである白根山(コバルトブルーの湯釜が素晴らしい)、国道の中では最も高い「渋峠」を通過して行く、日本有数の大パノラマ山岳道路と言える
お土産・食事 又来屋の漬物(西の河原露天風呂への入り口にあり、安くてうまい漬物が多い)、温泉饅頭
大温泉地だけに食事処は多い。
近くの温泉 草津温泉の数多い外湯巡り(西の河原、熱の湯、大滝乃湯、白旗の湯、千代の湯等)
万座温泉、尻焼温泉、沢渡温泉、川中温泉(日本三美人湯の一つ)
草津町HP
温泉旅館協同組合HP
草津ホテルHP
http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/
http://www.yumomi.net/
http://www.kusatsuhotel.com/hotel/
雑記帳 関西に在住していると、信州・北関東の雄大な山岳道路のドライブ、それに湯量豊かな名湯や秘湯に強く惹かれる。もともと栃木県生れ、6歳までここで育ったので回帰願望があるのかもしれない。
関西から北関東ははるか遠くだが、ドライブと温泉がお好きな方には、今回、私が取ったルートは絶対お勧め。但し、冬季は一部の道路が閉鎖されるためこのルートは取れない。
軽井沢→(鬼押し出しハイウエイ)→活火山の浅間山を左手に見ながら鬼押し出し→(万座ハイウエイ)→万座温泉→白根山湯釜見学→国道292号(志賀草津道路)→草津温泉→(草津ハイランドウエイ)→白糸の滝→軽井沢
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万座温泉から草津温泉・軽井沢へ
前編(軽井沢から万座温泉)は万座温泉ー2を参照
万座温泉ホテルの素晴らしい温泉に大満足して、昨年5月、前回宿泊したが写真がない万座ホテル聚楽に立ち寄って建物を撮影。
それから今夜の宿泊地・草津温泉に向かった。

冬季は閉鎖される急勾配の県道466号線を上りきって国道292号線(志賀草津道路)に出たが、雲が峰にかかって視界が50メートル程度であった。
しかし、この地が初めてのARさんを国道では日本一高い峠である渋峠(2、152m)にお連れすべく、草津温泉とは逆方向、志賀高原に向かって濃霧の中を進んだ。
15分ほど走って渋峠に到着、そこに足跡を残した後、Uターンして国道292号線を下り、途中、日本百名山の白根山(2,160m)の麓、弓池でしばし休憩。

しかしながら悪天候のため周辺で最大の観光地、白根山のコバルトブルーの湯釜探勝を断念した。
そこから再び草津に向かい、左手に展開する大パノラマを霧のために見られないまま30分ほどで草津に到着した。旅館に荷物を預けてから草津温泉最大の名所「湯畑」を見学後、西の河原露天風呂で入浴後、旅館に入った。

翌日午前9時前に宿を出発、再び国道292号線を南下、その後、往路で利用した鬼押しハイウエイの東側を南北に走る国道146号線から白糸ハイランドウエイに入った。
高度を下げた軽井沢周辺も紅葉の真っ盛り、赤と黄色の錦織りなす高原道路を進み、なんとも繊細な「白糸の滝」を観光後、旧軽井沢の喫茶店でコーヒーを飲んだ。

観光はこれでお終い、東京で家内と愛犬をピックアップしてから、一路奈良に向かった。ARさんと交代で草津から大阪・奈良まで夜の東名・名神を走行、夜の11時半にARさんの御宅に到着。
奥様が用意してくれていた美味しい押し寿司を頂き、奈良の自宅に到着したのは午前1時。草津からの全走行距離は850kmになっていた。

それにしても腹が立つのは、夜の東名・名神を車間距離5m、120km以上のスピードで煽る粗野なトラックの違法運転。最近何回も起きたトラック事故による一般乗用車の悲劇をまったく意に介していない無謀きわまる運転だ。
第二東名・名神の建設は反対だったが、この日の経験で賛成にまわった。一般乗用車は新東名・名神専用、トラックは現在の道路を専用とし、お互いに殺しあえばよい。
白根山の麓、弓池(高度2000m)の散策はお薦め(写真は2005年6月撮影)
草津温泉ー1を参照
日本一の避暑地・軽井沢から草津に向かう国道146号線から292号線を進むと高度をぐんぐんと上げていくことが分かる。
軽井沢駅の海抜が939メートルに対し、草津町は1,200mを超える。
真夏の平均気温も20℃前後で軽井沢よりも涼しい高原の町だ。このことはあまり知られていない。

この草津町には追い風が吹いている。自噴湧出量日本一、天然温泉指向、独特の温泉文化、軽井沢ー草津ー白根山ー万座ー志賀高原と個性の違った観光地・保養地のリンクが構築され、いかなる性別・年齢別のニーズにも答えられることなどなど。
さらに一部に草津温泉を世界遺産に登録しよう、という動きもある。
草津温泉が日本一の温泉と言われる背景には、次のような事実が挙げられる。

*毎分23,300リットル/分(草津町全体で約37、000リットル/分)は、ダントツの自噴温泉湧出量日本一であり、近年の「天然温泉志向」に胸を張って応えられる唯一の大温泉地であること。
(2003年7月公正取引委員会は、全国の温泉施設22,000ヶ所の内、7割に、一度使った温泉を循環させたり殺菌しているにもかかわらず「天然温泉100%」といった不当表示を行っている、の警告を行った)

*主要源泉がすべて加温が必要ない高温泉で、泉質が1円硬貨が1週間で溶けてしまい、五寸釘が10日間で針金状になってしまう強烈な酸性泉であること。

*温泉文化の原点である外湯・共同浴場(しかも無料)が18ヵ所、「西の河原」「大滝乃湯」など個性ある有料のものが6ヶ所あり、すべて源泉掛け流しであること。さらに「湯もみ」「時間湯」「合わせ湯」といった温泉文化が継承されていること。

*「湯畑」「西(さい)の河原」といった源泉風景が身近に見られること。
以上の理由により、関東の温泉に宿泊したいというARさんのご希望に応えて選択したのは当然のことながら、ここ草津温泉だった。


「湯畑」は、温泉街の中央に位置する大源泉。湧出量は1分間に約4,400リットルを誇り、広さは約1,350u、周囲には石畳の遊歩道が設けられ、ベンチも置かれている。湯畑で湧く55度の温泉は、木枠を通し、自然の冷気で冷ましてから各旅館の内湯に運ばれていく。江戸時代からほとんど変わっていない草津温泉の街並みは、この湯畑を中心に発展してきており、文字おどおり草津のシンボルである。
圧巻、毎分4,400リットル、自噴源泉「湯畑」
西の河原・万代鉱源泉下流に立つARさん
温泉街風景
草津の二大名所、「湯畑」と「西の河原」の中間地点にあり、木立に囲まれた桃山建築様式の宿が草津ホテル。
草津で初めてのホテルだが、実際は、外観も館内も純日本旅館である。

客室は44室の中型旅館、風呂は露天風呂を含めて全部で7つ(内家族風呂2)。
特に中型・木造の内湯とこれに続く露天風呂が味わい深い(この日の男性使用時間は午後10時から翌朝まで)。
使用されている源泉は湯畑をしのぐ草津一の湯量である「万代」で、若干のヌメリ感が感じられるしっとりした湯だ。日本有数の大きさを誇る「西の河原露天風呂」と同じ源泉だ。
男性二人に割り当てられた部屋は8畳の和室、やや小さめだったが、窓からは最盛期の紅葉、それに300メートルほど離れた西の河原露天風呂の湯煙が見えた。
食事は関西育ち、味覚・食材に高感度なARさんには若干の不満が残ったが、北関東の温泉地の料理としては、宿泊料金(1人18,000円税別)に見合った標準的な水準だった。
桃山建築様式のどっしっりした外観
部屋から紅葉と湯煙を望む
山の幸が中心の夕食
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
夜10時まで男性用だった内湯は、やや風情に欠ける風呂だった。
草津温泉・草津ホテル (群馬県)
志賀草津道路のパノラマ(写真は2005年6月撮影)
紅葉の白糸の滝
所在地 : 吾妻郡草津町
「志賀・草津道路」が結ぶ軽井沢ー草津ー白根ー万座ー志賀高原のリング(写真は志賀高原 2005.7撮影))
温泉名 : 草津温泉
施設名 : 草津ホテル(宿泊日:2003.10.27)(2005.7加筆) 
しっとりした木造の露天風呂
2005.7加筆