ダスティン・ホフマン、アン・バンクロフト、キャサリン・ロス主演、1967年制作・アメリカ映画です。
あらすじ:大学を優秀な成績で卒業したベン(ホフマン)は卒業パーティでロビンソン夫人(バンクロフト)と出会う。
言葉巧みに彼女に誘惑されるような形で彼は夫人と関係を持ってしまう。しばらくして夫人の娘、エレーン(ロス)が
大学から戻ってくる。なんとベンの両親はエレーンをベンに紹介し、ふたりは交際を始める。ベンは最初嫌々だったが
やがてエレーンに惹かれるようになる。それを快く思わないロビンソン夫人の嫉妬からエレーンはベンと母親の関係を
知ってしまう。傷心のエレーンは大学に戻り、やがて医学生との結婚話が進んでいく。そしてその結婚式の日…。
この絵は映画のラスト近く、結婚式の日、ベンがエレーンの結婚式のある教会を探し出して花嫁を略奪する
シーンです。この直前、教会のガラス越しにベンがエレーンの名を叫ぶところはこの映画のひとつの見所です。
この後、彼らは教会から飛び出し持っていた十字架で扉にかんぬきをかけ、そしてバスに飛び乗る…のであります。
一見、青春&恋愛映画、という感じでそういう見方もありますが、それとは少々違う印象があります。
この最後のシーンも筋だけ聞いたらなんとなくかっこよさそうですが、実際はそうじゃないなぁ…と私は思います。
(あ、でもO&Aにしたらかっこよさそうかも??)
これも「アメリカンニューシネマ」の時代に作られた映画で、その範疇にあるひとつの青春映画、と言えば合うような
思います。このキャストも雰囲気に合っていますね。アン・バンクロフトのいささか疲れた妖艶な中年女の迫力は圧巻です。
またこれを見たら「ダスティン・ホフマンって男前だ」と思いますよ。キャサリン・ロスは当時の青春系人気女優でした。
いずれもこの後の作品ではまったく異なる顔を見せています。
そして何と言っても、サイモン&ガーファンクルの名曲なしにはこの映画は語れません。ずばり「ミセス・ロビンソン」
「サウンド・オブ・サイレンス」「スカボローフェア」等々、映画は知らない方でもこの曲はきっとご存知でしょう。
こちらはぴーこ様から頂いたメールで挙がっていた作品の中のひとつです。(順番で偶然なんですけど7月に合ってる?)
|