「地上より永遠に」〜From Here to Eternity〜
こんなキスは誰もしてくれなかったわ…








WEB WAVE LIB様提供

バート・ランカスター、モンゴメリ・クリフト、デボラ・カー主演、1953年制作・アメリカ映画です。

あらすじ:時は第二次世界大戦中、所はハワイ・ホノルルの基地。ここにボクシングを得意とするプルーウィット(クリフト)が 転属してくる。ボクシングにはまっている大尉は昇進をえさに彼をボクシング部に誘うが、前任地で友人を失明させていた彼は応じない。 そこから彼への執拗ないじめが始まる。彼の味方はマジオ(フランク・シナトラ)と、それとなくいろいろ注意をしてくれる ウォーデン曹長(ランカスター)だけだった。だらけて腐敗しきった軍隊生活の中で、プルーウィットはマジオに連れられて行った クラブで働くロリーンと恋に落ちる。そしてウォーデンは夫である大尉とは冷え切った関係であるカレン(カー)と不倫の関係になっていく。 やがてマジオがクラブでのいさかいから恨みを買った営倉の軍曹に殺されたことから、プルーウィットは破滅の方向へ向かっていく。 そうして運命の12月7日…。

「ここよりとわに」とお読みください。第二次世界大戦でハワイ、ということでお分かりの方もいらっしゃると思いますが、 ベースに真珠湾攻撃というのがあります。(日本では12月8日ですが、アメリカでは7日です)でもここで描かれているのは まず第一に腐敗しきった軍隊であり、その中でも普通に生きる兵士たちであり、恋愛模様であり、友情であり…ということで、 戦争そのものはストレートにはあまり描かれていません。
主役は一応、クリフトかなと思いますが、彼が狂言回しの役割で、いろいろなものが描かれているという見方もできそうに思えます。 ランカスターは男前というタイプではありませんが、いい男です、かっこいいです(^^)そしてデボラ・カーは美しい!!! この美しさはオスカル様のイメージにも通じると思いますよ。
真珠湾攻撃をテーマに加えた映画は他にもありますが、それらとは一線を画した名作だと思います。よく2時間弱でこれだけの 内容を描けたなぁとも思います。何もCG使いまくりとかスペクタクルなシーンを並べたてるとか、見せ場を盛り込むとか、 そんなものがなくても映画というものはここまでになるという見本かもしれません。
タイトルの意味は最後まで見たら何となく分かるかな…とも思いますが、私もそれを説明はできません。

この絵はウォーデンとカレンの浜辺でのラブシーン、これは超がつくほど有名なキスシーンです。ビデオや当時のポスターの 絵にもなったくらいです、が、本編ではほとんど一瞬に近いんです〜。で、映画をご覧いただければ分かりますがすぐに波がどば〜んと かぶってしまってよく見えない(^^) 撮影時はこの波のタイミングを図って撮影するのに苦労したとか。ロケは実際にハワイで 行われたそうです。

こちらは「この『激愛』の二人がオスカル&アンドレにかぶります、できればオスカル様の体のラインが見えるような構図で」 という、さらばんど様のリクエストです。ということで、だいたい映画どおりの感じですが、 女性の身体のラインは映画では角度と波で見えないので私が作っている部分もありです。