「花咲ける騎士道」〜Fanfan la Tulipe〜
痛快活劇ロマンス♪







映画はモノクロなんですが、元はカラーで描いたのでよろしければ
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 ジェラール・フィリップ、ジーナ・ロロブリジータ主演、1952年制作・フランス映画です。

あらすじ:時はルイ15世統治下のフランス、戦争に継ぐ戦争の時代。 プレイボーイ、ファンファン・ラ・チューリップは偽のジプシー娘に扮した軍隊長の娘アドリアーヌ に「いずれ王女と結婚する」と言われる。ファンファンは村の娘と云々…なところをその父親に見つかり、結婚を 迫られるが飛び込みで軍隊に志願して助かる。しかし軍の生活など彼に耐えられるはずもなく、軍曹の反感を買い 投獄されたりの有様。(暴漢に襲われた王女とポンパドゥール夫人を助けたりもしてるのだが)  やがて彼の軍が王女のいる城近くに配置され、彼と友人は城へ忍び込むが 捕らえられ死刑の判決を下される。アドリアーヌは王に助命を嘆願し、彼らは危ういところを死刑から逃れるが、 アドリアーヌは美しい彼女に一目惚れした王に執拗に迫られ修道院へ隠れる。が、ファンファンを恨む軍曹のたくらみで 修道院に追っ手が迫る。ファンファンと友人は駆けつけ、一度はアドリアーヌ奪還に成功するが、また彼女は さらわれてしまう。彼女を取り戻すべく追うファンファンたちは偶然にも戦争相手の陣地に入り込んでしまい、 またも偶然から敵に白旗を揚げさせ、味方に勝利をもたらす。 王は褒美として王女をやろうと言う。とまどうファンファンの前に現れたのは、王の養女となったアドリアーヌだった…。

ひたすら楽しい冒険活劇です。そしてそして!なんたってジェラール・フィリップがかっこいい〜! もうこれは時代もぴったりで、私は画面を見ながら「アンドレ〜っv」状態(笑)。いや、本当に素敵なんです。 彼は文学作品系統など、悲劇の主人公が多いのですが、これは彼の陽性の面を100%楽しめる作品です。 この原題で彼の役名「ファンファン・ラ・チューリップ」は、フランスの伝説の英雄の名前だそうですが、 この映画以降、ファンファンはジェラールのニックネームになりました。
この絵は彼がアドリアーヌを取り戻したところ。この後にまだひと騒動あるんですが…。 ヒロインのG.ロロブリジータは当時の人気女優でなかなか色っぽい女性です。金髪碧眼だったらもうばっちり だったんですけど(笑)まぁ魅力的だから許しましょう。。。 時代背景とスタイル・活劇ありロマンスありのストーリーはベルファンのオタク心をくすぐってくれると思います。

こちらはじゅん様のリクエストの作品からです。