風のささやき B


【誰に頼まれた?】

「わたし なん度も なん度も 結婚してくれって頼まれたわ」

「だれに?」

「お父さんとお母さん」


【なんのために?】

「ねーェ わたしと結婚して下さらない?」

「いいのかい ぼくなんかと ぼくはハンサムじゃないぜ」

「そんなことかまわないわ だって あなたは一日中 外で働いてるんでしょう」


【意味が違う】

「お嬢さんと結婚させていただきたいんですが」

ボブがスーザンの父親に申し出た

「若いの きみはわたしの妻に会ったのかね」 父親がたずねた

ボブが答えた

「ハイ でもやはり ぼくは お嬢さんのほうがいいんです」


【それでいいの?】

「あなた 頭のいい女と 顔のきれいな女と どっちが好き?」

「どっちも好きじゃない ぼくの好きなのはきみだけだから」


【手紙の効能】

ある男が ある女と もう二年ごしのつきあいをしていた

ところが何が気に入らないのか その女がつきあいを断ってきた

驚いた男は なんとかよりをもどしたいと思い 女に 毎日3通の手紙を続けて33日間送った

34日目になって ついにその結果が出た

女は 郵便配達の男と駆け落ちしてしまった


【子供が相手】

舞踏会で一人の婦人が 18歳ぐらいの青年のダンスの申し込みを断った

「わたくし 子供とは ダンスをいたしませんの」

「失礼しました あなたが妊娠してらっしゃるとは知りませんでしたので」


【早起き】

フレッドがジェーンを口説いている

「朝起きて 最初に考えるのはきみのことなんだ」

「ああそう でもボブも そう言うのよ」

「だからどうだって言うんだい? ボブよりぼくのほうが早起きだよ」