吉田寺 (1/4)
(通称:ぽっくり寺)

「ぽっくり寺」或いは「ぽっくり往生寺」と呼ばれて親しまれている吉田寺 (きちでんじ:正式名は清水山・吉田寺)は、平安時代の永延元年(987)に当時の高僧、 源信(942-1017)により開基されたと言われています。
「ぽっくり寺」のいわれは、源信が母の臨終に際して、除魔の祈願をした衣服を母に着せてあげると 母は何の苦しみもなく往生を遂げました。この由来により、肌着を本堂の阿弥陀如来の前で祈祷を 受けると長く痛み患うことなく、腰・シモ・スソの世話になることなく長寿を保ち、臨終に際しても 痛み苦しむことなく安らかに極楽往生を遂げることができると言う信仰が古くからあります。
現在でも肌着を持ってきて、この寺で祈祷してもらう人が多くあり、無病息災を願っています。

林に囲まれた吉田寺吉田寺入口